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サービス事業化における条件

製品サービスは顧客ニーズの充足、所要、使用、消費のために市場に提供されます。顧客が自らのニーズを満たすために製品のもたらす便益及び効果を買うという視点に立って、顧客満足を目標として立案する必要があります。そのうえで、過去に培ってきたコアコンピタンスに根ざすことが必要になります。コアコンピタンスとは、顧客に対して他社の真似できない自社ならではの価値を提供する中核能力のことです。様々なコアコンピタンスの中で、以下に2点あげます。

①模範可能性
②移動可能性

①模範可能性とは、自社の提供のサービスを他社が真似できるかという視点で評価します。他社に簡単に模範されると市場での優位性はすぐに失われます。模範可能性が低いほど長く市場で優位性を保てます。いかに真似されないか工夫をすることが大切になります。

②移動可能性とは、特定の分野やサービスだけでなく、他の製品や分野に柔軟に応用できるかを評価します。自社の持つ技術を幅広くいろいろな製品に展開できれば、事業拡大の可能性が広がります。汎用性の高い技術力は、他社にとっては脅威です。応用の幅があるほど、市場に絶えず素晴らしい商品やサービスを提供し続けることができます。

重要なのは一度確立したコアコンピタンスを定期的に見直すことです。市場からのニーズは日々変化しており、その変化に気づかないでコアコンピタンスを貫くと、市場で長く優位性を保つことはできません。





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