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これからの病院と病気の関係の見直してみた。

個人的提案|2020, 06, 22:荒川隆太朗

1、病院の統廃合を進め、場所としての病院を減らす
2、機能としての医療を提供できるように訪問看護の持続化支援とオンライン受診の一般化を進める
3、予防医療充実のために保健所に投資する

この3つの提案は家にいながら必要な医療を必要な分受けられる仕組みや体制づくりのある状態を思い描いています。喫緊のコロナへの対応は大阪の場合は住民投票のためのお金をまるっと充てていただければなと個人的には思っています。

上記提案に至った背景をこれから描いていきます。

⑴コロナによる病院への負荷は終わっていない

こちらの記事によると病院の経営が苦しいらしいです。

https://news.yahoo.co.jp/…/148d0ee63019a0bf623c329235414f95…

コロナ患者に対して重症や中等症の患者の場合、診療報酬は手厚いようですが、軽症の場合は必ずしもそうではないようです。

病院の方は、「軽症でも多くの人手が必要で、病院の負担は大きい。財政面で相応の手当てを考えてほしい」とおっしゃっているそうです。

一方で、今回のコロナの一連の騒動を受け、他の感染症の受診が減っていたり、コンビニ受診が減っているという面もあるようです。

⑵医療費と人口動態

社会保障費の中で医療費に使われているお金がよく議論になりますね。人口はこれから高齢者の高齢化が始まっており、これからも医療費はかなりかかるでしょう。

逆に子どもたちは減ってきているので、一人一人の子どもたちにかける期待は大きくならざるを得ません。しかし、不登校児は増えているような現状もあります。

少ない子どもたちに投資できるようにそのお金を捻出していくことが必要だと思います。何より、高齢者の皆さんも健康で長く過ごせることを望んでいるのではないでしょうか?引退ではなくて、元気に社会と関わりを持って暮らせるような社会を作っていきたいですね。

⑶実は病床数は世界トップクラス??

実はOECD加盟国で日本の病床数はトップクラスでした。そして、これは看護師の人数に対して病床数が多すぎるという問題があり、病院での人手不足が叫ばれていました。

人手が足りなくても、病床を確保できてしまうので、患者の受け入れ人数は上がり、必然的に医療費が上がっていくという指摘もあり、これまでこの病床数が医療費の増大に拍車をかけているのではないかという見方もあったそうです。

https://honkawa2.sakura.ne.jp/1927.html

しかし、この多すぎる病床数が感染症の拡大を一定程度に止めたのではないかという見方があります。感染爆発したイメージを持っているイタリア、イギリス、アメリカは比較的病床数が少なく、うまく防げたイメージのある、ドイツ、韓国、日本はかなり病床数が多くなっています。

これまで削減すべきという議論があったそうですが、コロナを経て、改めて議論し直す必要があるかもしれません。そこで僕が思うのは、「自宅」を「病院」にすることはできないかということです。そうすれば1000人に対して13どころか、1000人に対してほぼ1000を割り当てることができるのではないでしょうか?

もちろん、「ホームレスの方に対してはどうするのか?」という議論はあるかもしれませんが、医療というか暮らしの水準に関する議論になると思いますので、別途検討が必要であることは認めます。

ここまでが僕の考えです。あなたはどう思いますか?

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