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おかんが楽しそうであれ。

4kといえば、フルハイビジョンの高精細テレビビ○ラだろう。

しかし、ここ豊中で3kといえば、「小池、上村、小山」の座談会である。

その名も「3Kの会」。

コロナが流行り出したタイミングでオンラインビデオ通話アプリzoomを使って今の教育や子育てについて思うことをざっくばらんに話し合うために開かれた会である。

そして、第2回目前回はなんとも過激なタイトルで開かれた。

その過激なタイトルは

「ネグレクト」VS「教育虐待」。

まじか。なんじゃこの対立陣営。

趣旨としては誰が子育てしても、極論するとこの2つに分けられるのではないか?

そして、これらがいき過ぎた状態になる前にお互いに支え合えるにはどうすればいいのか?

とまぁ、そんな意図があったかなかったかはわからないが、「自由な学校 ころころ」を始めるにあたり、「3kの会」と称した教育座談会を実施しているところである。

あなたはどっち?

参加者8名。自分が子育てしていて、どっち派かを全員に訪ねた。

遅れて入ってきた人にも、前提共有などなくいきなり「あんたはネグレクトか教育虐待かどっち?」と尋ねる。誠に単刀直入である。

なお、子育て経験のない参加者は育てられた時のことを思い出してもらった。

その結果、ネグレクト5の教育虐待3である。表記にすると強烈なインパクトを持っているが、選択肢はこの2つしかないのだから仕方がない。

それぞれの主張を整理すると概ね以下の感じだった。

ネグレクト:自分があれやれこれやれとたくさんの習い事をさせられたので自分の子供には自由にさせてあげたい。そもそも子ども自身の意思は尊重させるべきと考えている。

教育虐待:将来、大人になった時に大きく不利にならないように出来るだけ色々な経験をさせてあげたい。子どもの意思は尊重されるべきであるが、十分な判断力があるかはわからない。

なるほど。

哲学における功利主義者と自由主義者の論争のような様相を見せている。

また、教育虐待派のお子さんにはなんらかの発達の遅れを感じる体験があり、それを受けて、より丁寧に育てなくてはならないと感じているようだった。

ネグレクトと教育虐待というラベルが気になるものの全員非常に子どものことを考えている。

子育てに正解は…?

「子育てに正解はない。」

現代ではこの言葉に異論を唱える人はそう多くないかもしれない。

しかし、実際には子どもにまつわる様々な信念が隠れていることはあるように感じる。

語られた話の中で、「子どもが壁を叩いて穴を開けた」「ガラスが割れた」とか、「発達が遅くて心配」などなど色々な体験談が語られた。

親として子どもを育て上げる責任のようなものを感じるほどに子育ては不安になる。それは一見、正解がないように仕立て上げられてはいるが、私たちの背後には「良き親」「良き子」と賞賛される対象があり、そうでない存在を見下す傾向がある。

キレる。暴れる。発達が遅れる。笑わない。夢がない。etc

あるべき子ども像、親像、親子像に近似しているほど安心できるものがあるのかもしれない。

しかし。しかしだ。

「子育てに正解はない。」

もし、この言葉が真実だとしたら、私たちは何に目を向けるべきだろうか?

子どもや自分自身の子育てに正解を求めるのではないとしたら私たちは何を指針に子育てを考えるべきだろうか?

おかんが楽しそうであれ。

「おとんが魚釣ってきて、めっちゃおっきいの釣れたぞ!とか言ってくれた方が安心できたと思う。」

先日、フリースクールここさんのシンポジウムで元不登校の青年が当時を振り返り、そんな言葉を口にしていた。

親が不安だとその不安が子供にも伝わるというのだ。

子供たちが自分自身の思いを表現できるために親自身が自分自身の思いを表現できるている必要があるかもしれない。

親としてではなく、1人の人間としてその場にある楽しさを感じ取って、それを子どもと分かち合う。そうすることで子ども自身の中にある楽しさを表現してくれる。

そんな心の通った交流がなんらかの指針のようなものを見出す上でヒントになるかもしれない。

おかんが楽しそうであれ。

そんな言葉で今回の3Kは締めくくられた。

さて、次回はどんな対話になるのか?ご興味ある方はご連絡ください。また、話し合ってもらいたいテーマを送っていただくことも大歓迎です!

どしどしご応募お待ちしています!

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26歳 / 大阪在住 / NPO関連で5年勤務 / 全ての声が尊重される政治・社会を創る対話 / フリースクールを最近始める NPO法人 Gift 副代表理事 准認定コミュニティオーガナイザー twitter:https://twitter.com/Ryu27355334
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