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カウンセリングが世間から評価されない理由

【記事の目安】優しさ:★★☆☆☆ 厳しさ:★★☆☆☆

まずはじめに断っておきたいことなのだけど、僕は別にカウンセリングを低く評価をしているわけではない。むしろその逆で、おおいに期待している。

でも、それだけに現状のカウンセリング業界はまだまだ課題が多いといわざるをえないと思う。何はともあれカウンセリングは世間から評価されていない。意義のある取り組みであるのにも関わらず。

その理由を僕なりに考えてみた。業界を変えるきっかけになれば本当に嬉しく思う。

①カウンセラーが玉石混淆である

玉石混淆と書いたけど、おそらく、あまりお勧めできないカウンセラーのほうが多いのではないか、というのがkatzのヨミ。

カウンセラーのTwitterを見ても、コピーは受けを狙っていいこと書くけどカウンセリングの目的、心理的な自立には到底到達できないだろうと思うことをしていたり。カウンセラー自身の心の状態が不安定だったり。

臨床心理士の資格はもっているけど、そういうカウンセラーの自己肯定感は高いの?と感じることも多々ある。

katzセラピーで大切にしていることは、クライアントに心理的安全感をもってもらうこと。そのために、カウンセラーは高い自己肯定感をもっていなくてはならない。

”自分も昔は、悩みに悩んでいて、心の病に苦しんでいて、、、”というきっかけがあってカウンセラーになる方も多い。でも、同じ経験をしているから共感できるということとは違う。同じ境遇にあったとしても、そのカウンセラーが高い自己肯定感を高めることができていなければ、心理的安全感を促すことはできない。

資格だけではなく、高い自己肯定感をもっているか、ということもカウンセラーには求めなくてはならないのでは、と思う。

それもそのはず、katzセラピーに対するクライアントからの誉め言葉は、たいてい、"何て言うか、その存在感なんです"ということ。

存在から湧き出るエネルギーというのは、たいてい、自己肯定感の高さからくるものだ。

②効果が出る過程に方程式がない

そしてもうひとつは、カウンセリングの効果の出方は人によって違うということ。そして、効果がでるタイミングも予期できないケースがあるということだ。

人によっては、遊んでもらうことで効果がでるし、勉強してもらうことで効果がでるケースもある。いつの日からか急浮上することもあるし、浮沈を繰り返しながら効果がでる人もいる。

だからこそ、クライアントは効果に対して半信半疑であったりするケースもあるように思う。この疑念に対して、対抗するつもりはない。本当に、カウンセリングの効果というのは奇跡的なケースというものがあるからだ。

カウンセラーもすべて予見できている人はいないと思う。それほどまでに、人の心はままならない。でも、ままならないからこそ、可能性を秘めていることも忘れないでいたい。

カウンセリングにおいて重要なのは、そう。信念なのかもしれない。カウンセラーとクライアント双方の。

まだ、あるんだけど、ちょっと長くなったので今日はここまで。

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