日記 2020/07/01

今日から娘は保育園。

妻は明日から仕事で、今日は僕も休みだったので、娘が保育園にいる間は自由時間だった。フリー。ただただ何もすることがない。Amazon Primeで映画を観ようかとも思ったが、そんな気も起きなかった。ただぼーっとしていた。

娘がいないとこんなにもやることがないのかと思った。娘の世話の多くは妻がやっているから娘がいるから僕は忙しいのだ!と言うと怒られるだろうが、それでも休みの日は娘がいるのが当たり前で、娘と一緒に遊ぶこともあれば、娘が1人で遊んで僕は本を読んでいる時間もあったりするが、娘がいるだけで暇という感じはしない。時間を持て余すということはまずない。

今日、久しぶりに本当に暇だった。何もすることがない。何でもできる。妻は昼寝をしていて、部屋の中はとても静かだった。窓を開けていたから車が走る音や犬の鳴き声などは聞こえるが、それがまたさらに目の前にある暇を思わせる。
娘が生まれる前はそう言えばこんな感じだったなぁと懐かしくなった。人が少ないカフェに行ってゆっくりコーヒーを飲みながら本を読んだり。柔らかな風が気持ちよかった。

でも、娘がいないと物足りない。その物足りなさを充足しようとあれこれ考えたが、充足できるものなんてなかった。だから物足りなさは物足りないまま、暇を暇として受け入れ、過ごすしかないのだと、娘を迎えにいく前にようやくわかった。

しかし、今日のぼーっとして過ごした時間はなかなか悪くなかったのかもしれない。読書や映画を観ることは娘がいてもできないことはないが、ぼーっとする時間だけはなかなかつくることはできない。今日は貴重な時間だった。

『物語を売る小さな本屋の物語』の鈴木潤さんのトークショー。娘の絵本のことについて少し相談をした。
娘くらいの、言葉をどんどん覚えていって、言葉とともに世界が日に日に広がろうとしている2歳くらいの子どもの絵本の選び方は難しい。本屋に行って絵本コーナーに連れて行けば必ずアンパンマンかいないいないばあの本を手に取る。それはそれでいいのだけれど、できればせっかくの絵本なのだから、絵本を通して違う世界を知ってほしい。僕らが選んだ絵本も手にとってはくれるが、最後まで読むことができる時とそうでない時がある。ただ、絵本は好きなようで、何度も読むようにせがまれる。これから買う絵本はどんなものがいいのだろうとずっと悩んでいた。必ずしも推奨年齢の絵本が娘にとっていいとは限らない。
そんなことをいろいろ言って相談したら、何かにとらわれることなく、僕らが読みたい絵本を選べばいいのだと言ってくれた。僕らも何度も読むことになる絵本なのだから、と。たとえ今興味を持たなくても、僕らが楽しそうに読んでいればいつか興味を持ってくれるかもしれない。
絵本によって、妻が読んだ方がいいものもあれば、僕が読んだ方がいいものもきっと出てくる。娘が何に反応するのかはわからない。絵なのかもしれないし、言葉なのかもしれないし、リズムなのかもしれない。

オフラインでの久しぶりのトークショーだったが行ってよかった。鈴木さんの話はとても面白く、ほしい絵本が一気に増えた。

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