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ご縁とタイミングを大切にしたい2022年

 スウェーデンでは、年越しの瞬間、除夜の鐘は聞けないが、毎年、スウェーデンの著名人が、国営放送の中にて「新年の鐘」と称される詩を朗読することになっている。

 今回、詩を朗読された男優には見覚えがあった。

 十年前に、私も端役で共演させて頂いたスウェーデン国営放送のドラマの主役のレイネ・ブリイノルフソンという男優であった。比較的顔立ちの柔和な俳優さんではあったが共演させて頂いたドラマの中では、比較的横暴な役を演じていた。

 その彼がこの詩を朗読した直後、国営放送の画面、および我が家の窓の外では一斉に花火が打ち上げられた…はずであった。


Nyårsklockan (新年の鐘)                                   
                                     Ring, klocka, ring i bistra nyårsnatten
mot rymdens norrskenssky och markens snö;
det gamla året lägger sig att dö...
Ring själaringning över land och vatten!                                                                                                                                                                                        厳寒のイブの夜に鐘を鳴らせ
宇宙のオーロラと地上に積もった雪に向けて;
古い一年は今こそ朽ちようとしている...
土地と水の上で鳴っている魂を呼び起こせ!
                                                                                                                                          -- 全五節 途中略 --                                                                                                                                                                                                              Ring, klocka, ring... och seklets krankhet vike;
det dagas, släktet fram i styrka går!
Ring ut, ring ut de tusen krigens år,
ring in den tusenåra fredens rike!                                                                                    
鐘を鳴らせ、鳴らせ…今世紀の厄難を撲滅するために;
その時、人類は力強く前進する!
鳴らして追い出せ、鳴らして追い出せ、千年もの戦争の年月を、
鳴らして永年の平和の時代を呼び込め! (かなり乱暴な和訳、北欧街角)                                                                       

 

 然り、ものごとは常に想像した通りに運ぶとは限らない。

 俳優のレイネ氏がこの詩を朗読し終わったあとは、花火が打ち上げられるどころか、新年まで余すところ45秒間も残っていた。すなわちレイネ氏は、朗読を終えるタイミングを計算し違えていたというわけである。

 司会の方々は焦燥しながら残りの45秒を取り繕っていた。

 仮に日本にて除夜の鐘を鳴らす数を間違えた、などという事態が発生したらどうなるのであろうか。想像も出来ない。


 そのようなハプニングに拘わらず、スウェーデンにも2022年が訪れた。


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 人生という大行事を何十年か営んで来た現在、「タイミング」の重要さというものを最近、改めて実感する。

 

 さて、そのレイネ氏と共演させて頂いた国営放送のドラマにて私はどのような端役を演じたのであろうか?

 DV(Domestic Violence)に苦しむ女性用の救済シェルターにて匿ってもらい、その中で少しづつ本来の自分を取り戻してゆく、という役であった。レイネ氏の演じていた政治家の妻役の女優も、そのシェルターにて匿われていたという設定であった。

 そのドラマの一シーンにて私は一枚の紙を渡され、下のように促された。

 「貴方はどのような人なの?貴方自身に関して誇りに感じることをこの紙に書き付けてみなさい」

 私はペンを持ったり置いたりしばらく考え込んでいたが、紙は白紙のままであった。


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 昨年の春もまた、私にとっては、ペンが走らなかったその時のように、試行錯誤の時期であった。何か新しいことを始めるべきなのであろうが、果たして自分は何に長けているのか、どのようなかたちで社会に貢献が出来るのか、などと自問自答していたところであった。

 その前年に、心理学博士の友人と一緒に、人助けのための心理学的プロジェクトを始めてみたりもしていたが、お互い多忙にて時間が噛み合わず、性格も正反対(織田信長型と徳川家康型)であったため、口論も絶えず、プロジェクトもいつの間にか立ち消えていた。

  

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 そのようなタイミングに、一奥さんからTHE NEW COOL NOTER賞の存在を教えて頂きました。

 最初は躊躇しておりましたが、こちらの賞は皆で良い作品を提出し合って愉しみ、切磋琢磨し合うお祭りのようなものなのであると理解し、寛いだ感覚で二回応募させて頂きました。そして有難い賞を戴きました。

 しかし、賞はそれで終わりではありませんでした。

 新年早々になりますが、ここで慎みながら第3回THE NEW COOL NOTER賞最終選考後の賞の拝受のお知らせをさせて頂きたいと思います。


 昨年の年の瀬も押し迫ったある日、一奥さんから突然連絡を頂きました。

 最終段階の発表(今までのコンテストの締めくくりの大賞)にて二位に選出をして頂いたという主旨でした。


 

 そのあとゼロの紙さんもご紹介を下さり、キャッチフレーズまで戴いてしまいました。


 「あたらしい記憶の旅のアルバムめくるように」

 

 あまりに美しいキャッチフレーズなのでサムネイルでもご紹介をさせて頂きました。



 その直後、みこちゃんからもご案内を頂いておりました。

 みこちゃんは、今年もいろいろなプロジェクトを既に始めていらっしゃいます。


 

 皆様の記事の中ではゼロの紙さんの記事、みこちゃんの記事、他の参加者方々の記事に関しても言及されています。

 THE NEW COOL NOTER賞に昨年、尽力をされました皆様におかれましては、今後文壇での益々のご活躍を期待しております。

 

 また、最初のコンテストで私を推薦して下さったヒロさんこと、まさに冬の陽射しのように穏やかな印象を醸し出すHIROkuTSUgeruさん、本当に有難うございました。



 主催者、審査員の方々、本当に長い間お疲れさまでした。

 そして、私に文章を綴る喜びを再認識させて下さり有難う御座いました。



 さらに、Noteでいつの間にかコメントを交わすようになっていた皆様、「この方とは一体いつ頃からタメ口で話せるようになったのだろう」、などと時々疑問に思いますが、まったく思い出せません。価値観の似た者同士が自然に寄り集まるnoteという社会は面白いですね。

 しかし、ご縁があって袖を振り合わせて頂いたので、喧嘩をせずに今年も長いお付き合いをさせて頂きたいです。ご多忙の中、ご訪問を下さった方々にも感謝して居ります。

 また、最近私のことを見つけて下さった方々のことも理解出来るように、少しづつですが御記事を拝読させて頂いております。


 いつか皆様と北欧カフェに一緒に腰掛けて、四方山話でも出来れば素晴らしいですね。

 本日のところは、カフェの代替としてスウェーデン(ALADDIN他)とデンマーク(ANTHON BERG)の菓子箱でお別れさせて頂きます。


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