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好きなものが自信になるとき。


かれこれ、ピラティスをはじめて3年。


きっかけは通っていたダンススタジオでたまたま受けたピラティスがすごく自分に合っていたのと、家の近くにたまたまピラティススタジオがあったことに運命を感じて、すぐに入会した。

そのときは、まさかこんなに長くやるなんて思ってもみなかった。


そして今ではピラティスがなかったら今の自分はないと言っても過言ではない。それくらい影響力大なのである。




ちなみに友人からもよく言われるのが、「ピラティスってヨガと一緒でしょ?」「ストレッチみたいなことだよね?」なんだけど、ちょっと違うんです、みなさま。


PILATES IS..

ジョセフ・ピラティスが提唱したメソッドで、背骨や骨盤の動きに焦点を当てたエクササイズです。

こちらから引用させていただきました。

~30回で体のすべてが変わる~


「10回で気分が良くなり、20回で見た目が変わり、30回で体のすべてが変わる」と言われているほど、効果的に体に働きかけることができます。
筋肉をコントロールしながら使うので、年齢に関わらず、運動が苦手な方でも無理なく安全に行えるのが特長。
体の使い方を学ぶ基礎トレーニングとして、多くのアスリートやダンサーにも選ばれています。



特に私が共感したところが「エクササイズ」というところ。マット上でできる有酸素運動。ヨガは瞑想や心身の安定、ポーズを取って止まる動作が多い。私はダンスをやっていたこともあり、ヨガをやるとどうしても眠たくて集中できなくなるという辛さを感じていた。それを言ってもあまり理解されないけど...(今はヨガの良さも分かってきました。)

動きが止まらず流れていくので、そのフローをやればやるほど、自然にどんどん自分の体幹が鍛えられる。考えを止めようと言われると考えが止まらなくなるのと一緒で、私は動いている方がその波に乗って自分の意識をとばすことができるのだと感じた。そして回を重ねていくことで、自分の知らないポテンシャルが引き出されるような魔法に酔ってしまったのだ。


私が実際にやってみた効果はこちら。

・メンタルの安定(集中力、他人に振り回されない)

・健康意識が高まった(コントロール力)

・コミュニケーションレベル向上(自信が持てる)


まずメンタル安定。

一週間の中で集中して何かに没頭している時間はどのくらいあるだろう。お恥ずかしながら、私の場合ピラティスを始める前は少なくとも勤務時間の半分(3.5H×5)と料理・友達や家族との電話くらいだろうか。睡眠時間除いて25%に満たないくらいだ。その状態だといつも意識散漫で、TVをみながらSNSをチェックしたり、食べながらスマホを見たり、曲を聴きながらスキンケアしたり。

ピラティスをしているときは、自分の背骨のことひとつひとつを考える。目の焦点を一点に集中する。吐く息だけ考える。「一つのこと、それだけ」なのだ。あっという間に60分が終わる。そのシンプルで難しいことの達成感により脳のいらない情報が放出される、感じがする。その状態を味わうと、要らない情報を入れたくなくなる。

脳:「こう動いて」→身体「OK!」と思い通りに動けたときは、本当に嬉しい。自分との対話+身体を自分でコントロールできる、それだけで自己肯定感がぐっと高くなり結果メンタルが安定するようになった。ながら行動もできるだけやらないようにしている。


健康意識が高まった(コントロール力)

ピラティスをする前後の食事は特に指導されたことはないが、継続してピラティスをしていると、ここまで鍛えた体幹を大事にするようになってくる。もちろん食べたいときは朝から食べるけど、ちょっと先の未来を考えて、今これを摂取したら後悔するな、と思ったときは控えたり間隔をあけてから食べるようにしている。

SNSを見るとすごくスタイルのいい人がドーナツやパンケーキの写真ばかりあげていて、それを見るたび私も~!同調していた。甘いパンにおしゃれなドリンクで朝ご飯とか。でも、あくまで選択肢は自分にあるということを再確認した。だから、お昼にパンと野菜ジュースで済ませていた日々も、今となっては自炊した前日のおかずをお弁当にして持っていくスタイルにシフトして、お財布も潤うようになった。さらに肌も褒められることが増えた。

健康は食事から。そのとおりです。


コミュニケーションレベル向上(自信が持てる)

それまで自己紹介が得意でなかった。好きなことは映画観賞・料理・インテリア・服・旅行・キャンプ・ボードゲームなどたくさんあるが、よくある広くて浅いタイプそのもの。語れるほどハマっていることはなかったし、これって趣味?って疑問をもってしまうタイプだった。

あるとき「最近ピラティスが楽しいんですよ」と初対面やあまり話したことのない取引先の人に話してみた。反応は、やはり冒頭にも書いたように「なにそれ?ティラミス?」から始まる。自分から話さなくても勝手に向こうから聞いてくれる。(うれしい)「ヨガと違って、、、」と話し始めると自然に運動の話につながる。「実はいまパーソナルトレーニングしててさ、、」というように。

人類共通で「健康」はまさにコミュケーションのトピックで、なんだかここでも自分を解放できた感じがした。全然大したことじゃないけど、ひとつ語れるものがあるだけでオープンマインドになれた気がする。


それまでいわゆるメジャーなスポーツもたいして詳しくない私がピラティスをはじめて変化したことをつらつらと述べましたが、先生に言われて一番衝撃を受けたのは、

「マットの上が練習で、日常が本番。」ということ。


私はピラティスがだんだん好きになって、できなかったフローもなめらかに、きれいに。と言い聞かせてたけどマットで動きができたからではなくて日常に落とし込んではじめて効果が出るんだな、と深く考えさせられた。レッスンが終わってから片足重心だったり猫背だったら意味がないということ。


練習自体は何回でも失敗していい、でも今日より明日身体が楽に動いて、メンタルもおだやかになれますように。そんな気持ちの入り口としてマットに向かうことがすごく大事なんだと思う。



今日も練習を重ねて日常をたのしく生きよう。


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