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目標達成に、価値はない


『目標達成に、価値はない』

そう感じる人が、なんだか増えてきているような気がします。


いや、僕もありました。

「与えられた目標を達成することは大事だけど、自分は本当にこの仕事を完遂することに価値を感じているのか?」

そんな風に思った時期が。

今日はそんな話をしてみます。



頭と心の戦い


与えられた目標を達成することに価値を感じない。

そう感じた過去の自分を紐解いてみると、ある現象が起きていました。

一言でいうならば、自分の「心」が「行動」に反発していたんです。


「会社員として」「社会人として」与えられた目標や指示は完遂するのが当たり前。そこを全力で目指すのが当たり前。

そんな風に頭で考え、行動しようとする自分。

一方で、

「人間として」「いち個人として」本当にここに全力を注ぐことが、価値のあることなのだろうか?顧客に貢献するということなんだろうか?

そんな疑問を心が持っているわけです。


例えるならば、常識的でいようとする「頭」と、ありのままでいようとする「心」の戦いであるともいえます。


この傾向は、特に営業職において顕著な気がします。

それこそ学生が社会人になって、最初にぶち当たる壁にも似ています。



どうしても悩みが消えない人は、一定数いる


「沢山の人に貢献したい!」

とキラキラした気持ちで社会人になったものの、

「この商品を売ることって、自社の利益になってもお客様の利益にはならないんじゃ?」

みたいな疑問が湧いてくることもあるわけです。

実際のビジネス現場においては、多少強引に「売る」ことを求められることも多いかもしれません。


ただ、色々な経験を経て「まぁこういうもんだよな」という気持ちになり、次第に違和感は消えていきます。


・・・ただ、

どうしてもこの違和感が消えない人も一定数いるんです。

(僕もその一員です)


それは、仕事に「やりがい」や「意味」を持ちたい人たち。

この価値観を持っていると、どれだけ経済的に安定していても、どれだけ出世していても自分を認められません。

そして色々な区切りが来るたびに、自問自答するのです。

たとえば30歳を迎えるタイミング。

たとえば40歳を越えたタイミング。


専門的な話をすると、40代を越えた人が経験する「アイデンティティや自己肯定感の変化」を『中年の危機』と言うそうです。

※他に言い方はなかったのだろうか


つまり、悩むのは若者の特権ではなく、どんな世代になっても「自分が本当に大事にしたいこと」と「現実」がずれている場合、多くの人が何度も悩んでいくことになるわけです。



正解は、捨てた心のなかに


どうしてもその悩みから逃れられない。

なんとかして、すっきりした人生やキャリアを歩んでいきたい。


そう思う人がやるべきことは、

情報収集ではなく、一度捨てた自分の「心」と向き合うことです。


今の環境にずっと居たくはないけど、今さら「やりたいこと」なんて浮かばない、という人からの相談が非常に多いです。

やりたいことが見つからない。


僕はこの言い方は、本質的じゃないと思っています。

実際は、「やりたいことを封印してしまったから、開封できない」んです。


じゃあ、いつ封印したのか?

それは、会社や社会に馴染もうとして、小さな違和感を封印したあの時です。


「この環境で生きていくためには、自分の甘い考えを成長させていかなければならない」

「自分もちゃんとした大人にならないと!」


そう思いながら、僕たちは「自分の本心」に封印を掛けました。

でも自分の中に確かに存在する以上、無視し続けることはできない。

それが、長く続くモヤモヤや違和感として顔を出しているわけです。


だけど、いざ今の環境を捨てて何かを始めようとしても、「どうしたらいいのか分からない」状態が続きます。

キャリアの勉強をして、新しい業界にチャレンジしようとしてみても、そんな領域にはそもそも興味が持てない。

転職エージェントに登録して求人を見てみても、ピンとくるものがない。


そうやって苦しんでしまう人が多いように思います。

ただ、見つからないのは当然なんです。

なぜなら、あなたにとっての正解は、あなたが封印した心のなかにあるんですから。



心の封印を解く方法


では、どうやって心の封印を解いていったらいいのか?


結論だけサクッというと、

「甘いと思う自分」とか「青臭い自分」を認めることです。


コーチングを通して「封印した心」を見つけてもらうことが多いんですが、みなさん口々に枕詞を付けられます。

「こんなこと言って恥ずかしいんですが…」

「甘い考えなんですが…」

それほど、口にするのがはばかられる「考え方」だと思っているわけです。


僕もありました。

「やりたいことしか、やりたくないんですー!」

めちゃめちゃ恥ずかしいことです。

子どものワガママみたいな。


それをせき止めていた背景には、

「会社員なら、やりたくないこともやらなきゃいけない」

「自分の我を通すより、求められることをやり切ることが大切」

という一つの常識がありました。


これ自体も間違っているわけではないですが、自分の心というか本心では、そう思っていない。

「もしできるなら…」

やりたいことだけやって生きたいんだ。

そう思っている自分がいました。



封印を解いたら、次にやることはひとつしかありません。

その可能性を、全力で追うことです。


僕の場合、追い続けた結果独立という選択肢を選びました。

何度も目を背け続けたけど、結局これなんだろうな、っていう最後は諦めの感情も近かったかもしれません。

だけど、やってみたら思いのほかしっくりきた。

「これを、一生やっていきたい」と思える形を見つけました。


やる前から確証があったわけではありません。

だから、なんでもやってみないと本当のところは見えてこないんだなと実感する機会でもありました。


だけど、もしその選択肢が見つからなかったとしても「全部考えて検討してみた」という事実が大事なんです。

「なにか他に方法があるかもしれない。選択肢があるかもしれない。」

と思いながら、モヤモヤと仕事を続けるよりも、

「自分の心には向き合って、その方法も全力で探した。」

という事実が、モヤモヤした気持ちを吹き飛ばします。

そのような体験をしたクライアントさんを、何人も目にしてきました。



あなたは、今の選択肢に満足していますか?

もしモヤモヤした気持ちがあるなら、どこかで封印した「心」がざわついているのかもしれません。


この記事をきっかけに、よかったらその「心」を覗いてみてください。

生き方が変わる、一歩目になるかもしれません。

それでは、また!


山崎 将吾



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