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【高齢期リハビリ】リハビリを望まないけどリハビリを受ける高齢者

望まないリハビリ

訪問リハビリの現場では

リハビリを望まないけれども

リハビリを受けることになる方もおられます。

禅問答?



本人が望まないリハビリは

経験上、効果が少ない方が多いです。


本人が望まないとは

家族やケアマネさんの強いすすめで

渋々、リハビリに応じられる方です。


リハビリ自体が

魔法の手によって

身体がフッと良くなるなんてことはなく


やっぱり

リハビリは当人との共同作業なので

そこに意思と行動が伴わないと

難しいんです。


「ゆっくりあの丘を一緒に登りましょうか?」

「いや、わたしはここでいいのよ。」


と言われると

目的地にはたどりつけないイメージです。


利用者に並走するリハビリ職員

じゃあ一緒に丘まで歩く気にさせるのも

セラピストの仕事では?

というご意見もあると思います。



それはその通りで

考え方や心理面にアプローチする場合もあります。


また丘じゃなくて違う場所だったらオッケー

という方もいます。


揺るがない当人の価値観

でも根本、当人の価値観が

「歳いったらもうなんもしない。」

「周りは関係ない。わしの思いが最優先。」

「若い頃、がんばったから今更もういい。」

だったら

それはもうそれでいいじゃないか、ですね。


これは良い悪いではなく

その方の価値観なので

そういうもんだ、と思います。



この訪問リハビリの仕事続けてますと

まだまだ生活を良くすることが

できるのにな

とは思うのでジレンマは感じますが。


当人の周囲(ご家族、ケアマネさん)が

リハビリを勧める気持ちも

十二分に理解できるんですが‥。


最後まで読んでいただきましてありがとうございました!

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