冬の北海道でソリ移動を勧める4つの理由

今年の冬は全国的にも大雪らしい。
日本列島最北端の北海道では、本州以上に大雪になっていることは言うまでもない。
北海道に移住した初めての冬、
札幌円山付近であるお母さんが子どもをソリに乗せてお買い物をしていた姿を見たとき、
相当の衝撃を受けたことを今も覚えている。

なんて、合理的なんだ!!
・雪道を子どもと歩くのは滑るし危ない
・子どもは歩くのが遅い
・雪のため道が狭くなっている
・「疲れた、だっこ」と言われない
・荷物をそりに載せられる

以上のことからとても素晴らしいアイディアだと思った。
しかしこまが産まれた後、そりはなかなか活躍する機会はなかった。
それは「まだ乳児の場合抱っこ(もしくはおんぶ)したほうが楽だから」である。
ところがこまも間もなく3歳。
体重も12kgを超えた。
雪道を!12kgを抱っこして!歩くなんて正気の沙汰か!?
滑って転んだりしようものなら自分も、子どもも危険なのだ。
そこで我が家では今年の冬からソリが大活躍している。

前置きが長くなったが、ソリを使うメリットを4つご紹介。

1、子どもが楽しい
子どもがみんなそうかと言われたらわからないが、少なくともこまはソリ移動が大好きだ。
ただ乗っているだけで楽しそう。
たまに横転するけど、それも楽しいらしい。
そしてたまにソリに乗りながら寝ている。
子どもが楽しんでいるのが一番だね。


2、移動が楽
子どもの歩くスピードに合わせたり、雪道のでこぼこに気を使ったりしなくていいからとても楽。
子どもは雪が好きだから、移動の途中でも雪遊びを始めてしまうことがある。
そうなると動かなくて大変。
説得したりするストレスも手間もなくなる。
荷物もソリに載せられるというメリットもあるが、
たまに荷物が嫌だと言われる。
以前、4kgの荷物を抱えながらソリを引かされたことがあった。。
このときは歩いてくれた方が楽だと思った。


3、健康に良い
一人で歩いていると全然楽しさなんて感じないのだが、
子どもとソリを引いているとなぜか歩くのが楽しくなる。
ソリが横転しないように道のでこぼこに気を使いながら進むのだが、
それもまたゲーム感覚で楽しい。
普段車を使ってしまうような徒歩15分〜30分くらいかかる場所でも
ソリがあれば歩いて行く気になる。
散歩で往復30分〜1時間。
十分な運動だ。
夜には背筋、上腕二頭筋、股関節あたりがむずむずしてくる。
調子に乗ってやりすぎは禁物だ。


4、寝つきが良くなる
ただソリに乗っているだけなのに・・と思うのだが、
子どもはソリに乗っているだけでも疲れるらしい。
歩いた方が運動になっているのではないかと思うのだが、
「疲れた」と言われて抱っこでは意味がない。
こまはソリに乗って散歩した日の夜は早めに寝るし、
しかもぐっすりと深い眠りについてくれることがわかった。
ただし、自分の疲労は子ども以上なので、
早い時間帯に一緒にぐっすりと寝てしまうという副作用もある。


運動不足になりがちな北海道の冬。
子どもを(ソリで)引きずって歩くと、子どもも大人もどっちも楽しくてオススメです。

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