いまこそ知るべきMMTとは!?
・そもそもMMTって何??
MMTとは、Modern Money Theory の略であり、日本語訳すると現代貨幣理論と称されます。
一言、分かりにくい‼‼
ということでこの記事ではその定義と、簡単な概略を説明していきます。
ちなみに私自身はMMT信者というわけではなく、客観的な視点から他の理論と比較をして述べているという立場ですので、お見知りおきを・・・
・MMTの根本的な考え方とは!?
辞書的な定義としては、自国通貨の発行権を持ち、変動相場制を導入している国家において、インフレ率が許す(ハイパーインフレにならない)限り国債発行、中央銀行の国債買取と貨幣発行が「無限」に可能であるとする理論。
というのが一般的な理解です。
ちなみに、ハイパーインフレというのは、物価が上がりすぎて貨幣が紙切れ同然になってしまうことです。(具体的にはパン一つ買うために一億円必要なんて言う意味の分からない状態になることです)
まじで言葉にするとわかりにくいですよね(笑)
読むの嫌にならないでください💦
とっても簡単に説明すると・・・
日本がどんだけお金を刷っても国はつぶれない!ってことです(急に極論すぎるw)
とにかく財源の心配なんか無用だ!ってことです。
まずはこのレベルの理解で良いです。
なんとなくわかりましたね!(笑)
・今までの経済学とはどんなもの?
今までに学ばれてきた経済学(主流派経済学と呼びます)のことをまずは理解しましょう!
主流派経済学において、貨幣というものは商品貨幣論として述べられてきました。
どういうことかというと、大昔は物々交換していてそれが面倒になったから、交換価値(貝殻に始まり、石や金銀に至るまで)を通して価値を交換してきたということです。
(経済の話を書くとどうしても堅苦しくなる・・・w)
まあ、簡単に言うとお金も商品の一つですよね!ってことです。
そして外生的貨幣供給論という理論を採用していました。
これは、誰かがお金を預けてくれないと銀行はお金が貸せないはずだ!ってことです。
具体的にはAさんが銀行に10万円預けたとして、その銀行は利益を稼ぐために9万円貸してほしいBさんに利子をつけて貸します。結果Bさんはその9万円を銀行(貸してくれている)に預けるので、その銀行に預けている額は19万円になってしまっているということです。(これを信用創造といいます)
さあ、話が難しくなってきましたねw
頑張ってできるだけ伝わりやすさを意識してお届けしてまいります(笑)
そして、財政に関しては、
財政赤字を積み重ねると国債の暴落(金利の急騰)が起こりハイパーインフレが起こるぞ。といわれています。
またまた、意味が分からないですねw
つまり、借金ばかりしてると返す見込みがなくなって通貨の価値がなくなってしまう!という恐ろしい話です。
日本円で考えると、政府が借金をしすぎると「日本円」の価値が大幅に下がって、ただの紙切れになっちゃうよ?という脅しです(*_*;
最後に金融政策がメインだったということです。
金融政策というのは、日本銀行が行う政策のことです。
お金の量を調整したり、預金の利率を変えることで経済をコントロールしようという考え方です。
利率というのは、預けているお金に対してお礼として少しだけ増やしてくれるものです。(今の日本の平均利率は0.001%なので、100万円を銀行に1年間預けたら100円増えます)
ここまでが主流派経済学の話でした!
これを理解するだけでも頭がパンクしそう・・・w
最後に違いを書いてこの記事は終わりますね!あと少しだけお付き合いください(笑)
・MMTと主流派経済学は何が違った?
MMTは基本的に主流派経済学とは正反対だということです。
MMTにおける貨幣とは信用貨幣論(⇔商品貨幣論)を基にしています。
これは、お金というのは国が税金として集める手段として指定しているからこそ、「価値がある」と信用されているということです。
逆に言えば日本がドルで税金を集めていたら円の価値はゼロになり、ただの紙切れになっちゃうということですねw
そして内生的貨幣供給論(⇔外生的貨幣供給論)を主張しています。
これは、預金なんかなくても銀行は誰にでもお金貸せるじゃん!っていうことです。
どういうことかというと、通帳に100万円って打ち込んじゃえばその人は100万円の貯金を持ってるよねってことです。(お金を数字としてしか見ないということです)
これ、みんなお金持ちになれますね(笑)
私も通帳に1億円って書いておこうかな(笑)
そういうことじゃないw
そして、財政に関しても、
冒頭でも述べたように財政収支は気にしなくていい!
なぜなら、自分の国で通貨を発行しているから!(日本は日本円を自分たちで発行しているけど、ヨーロッパとかはユーロをみんなで使っているように)
ハイパーインフレの原因も供給能力不足が原因と考えています。(需要がたくさんあれば価格は自ずと上がるから)
分かりやすい話はコロナ初期のマスクの転売で、本来数十円のマスクが何倍もの価格で販売されてましたよね!
そして最も大きな違いは、財政政策がメインということです。
財政政策というのは、政府が行う増税や減税でけいきを調整すると言うことです。
最近でいうと消費税が10%に上がったのも財政政策ですね!
・まとめ
このようにMMTと主流派経済学は根本的に違います。
また今までの学者はみんな主流派だらけなので、当然MMTのことを否定しています。
ですが、これを理解できれば今の日本の経済状況がなぜこのようなことになっているか?が分かります。
まだまだ難しいかもしれませんが、今後の記事で少しずつ謎を解き明かしていきますね!
常に「小学生でも理解できる記事」を目指して書いていきます!(小学生がこんな記事読むわけないけどw)
次回の記事では、MMTをより詳しく説明したうえで、日本の現状と比較しながらより具体的に説明をしていきますね!
最後まで読んでいただきありがとうございました!
次回もお楽しみに!!
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