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お薦め映画②『マンデラの名もなき看守』

間が空いてしまったので、第二弾とも言い難いですが、
最近見た映画を紹介します。

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2007年に公開されたこちらの映画は、1968年から1990年の南アフリカが舞台となっており、当時、南アフリカの刑務官であったジェイムズ・グレゴリーの手記をもとに作られた映画です。

彼が南アフリカの͡コサ語を理解できることを理由に、終身刑を受けたネルソン・マンデラの監視をする任務に就く。マンデラの人柄・思いに、徐々に動かされ、変わっていく話。

時代背景としては、アパルトヘイト政策の真っ只中で、その当事者が書いていることもあり、差別の現実を突きつけられます。
1952年から、パス法が施行されたことにより、南アフリカの大部分で、身分証明書がない黒人は逮捕されることが日常化していたようで、この映画内でもそのシーンがある。
そのシーンがとても印象的だった。
グレゴリーには、家族がおり、その小さい子供たちも、この光景を目の当たりにしてしまう。
なぜ、逮捕されてしまうのか。
色が違うことの何が悪いのか。
子供の問いはすごくシンプルで、核心をついているので、すごく刺さる。
勿論、時代背景や、現実を知っているわけではないので、それが正しいとかそういうことではないけど、そこってすごく大事だと思う。
なぜ、やるのか?
どういう経緯でそのようになったのか。
何事もそれを知ろうとすることや、考えることは、どんな場面においても必要なことだと改めて考えさせられた。

また、ネルソン・マンデラという人を、恥ずかしながら、あまり知らないまま、この映画を見てしまったので、この映画をきっかけに、アパルトヘイト政策のことや、逮捕に至った経緯などを調べてみたが、本当に知らないことだらけだった。

アパルトヘイト政策やネルソン・マンデラが大統領なってからのことは、学校の歴史でも少しは触れていたのを覚えている。
だけど、学生時代は、歴史とかどうでもよくて、興味もなくて、ただ授業の時間が過ぎるのを待っていたことを今さら反省。(笑)

こうやって映画を機に、勉強することがあるなんて、思ってもなかったけど、興味があるときに勉強することほど、楽しいものはない。
こういうことの積み重ねで、知識がつくのなら、もっと映画を見よう、と思えた映画だった。

では、また書きます!

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