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Estonia X-Road がアツい

台湾もX-Road相当の基盤(T-Road)の構築に乗り出すようです。ってさっきつぶやいたばっかりだけど、やっぱりnoteにしたくなってしまった。

あんまり調べきれてないので、ふわっとした記事になったら申し訳ないですが。。。

X-Roadとは、エストニア国内で使われているデジタルデータ連携基盤なんだけどこれが驚くほど優秀。

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参考: blockchain-business.jp

X-Roadには各サービスの個人データがセキュアに連携され、そこには様々な機関がアクセスできる。誰がいつアクセスしてきたかなど利用履歴が常に記録され確認できます。どの組織の誰が閲覧したかなどIDレベルで個人まで特定できるようです。

例えば、個人間の連携なんかもできるようで、車の名義変更なんかも数分でできるようだ。選挙もデジタルID認証でその場で行える(3割はオンライン投票)。引っ越しした場合などは、このX-Roadのデータを書き換えれるだけで、住所変更申請は終わってしまう。もうFacebookのプロフィールを書き換える程度の手軽さ。。。確定申告はオンラインで3分。

エストニアはデジタル化にここ十数年熱心に取り組んでいて、99%の国政サービスはこの基盤をもとにデジタル化され24/365でいつでも利用できる。教育にも力を入れてデジタルIDカードの浸透率は国内94%ですって。。これさもう高齢者とか考えたら驚異的な数字。というよりそれだけユーザーフレンドリーなんだってことかもしれない。

確定申告が1ヶ月延長されたー、確定申告にいかなかきゃーーとか、言ってる場合じゃないですよ。ねぇねぇ。

もう、羨ましいをとおり越して嫉妬を感じるレベル。

ここにもブロックチェーンのしくみが導入されているようで、セキュリティーについてもかなり強固なものをもっている。この十数年の実績をみても情報漏えいやクラッキングなどの被害は発生していない。

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しかも実証実験済みのお墨付きである上にオープンソースで、もしかしたら世界の国内情報インフラのデファクトスタンダードになるかも?

日本でも、このX-Roadの導入が進んでいる?っていう記事までは見つけたんだけど、どうなっているんだろう。。。そこまで調べきれていない。

今のネットでは、個人情報は基本的にはGAFA(Google、Amazon、Facebook、Apple)が企業目的で持っているので、個人主導で他の機関などが自由にそれを活用したりすることは難しい。このX-Roadは個人が主体で扱える情報基盤なので、特に公共サービスなどにより広義にデータ活用が期待できる。インターネット上の匿名性の問題なども含め個人情報の扱いや開示についての新しい基盤になるかもしれない。

エストニアって、ヨーロッパの小さな国。九州よりちょっぴり大きい(1.2倍)面積に、人口130万人。こんな小さな国から世界をかえうる大きな技術が生まれてるって思うとちょっと感動。

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なんか、半分エストニアの宣伝になってしまった。。。



参考

ガートナー社のプレゼン資料
https://www.slideshare.net/skinnercm/david-piesse-guardtime-presentation

ブロックチェーン導入事例
https://blockchain-business.jp/public/517/

台湾のT-Road導入資料(中国語なので図しかわからない)
https://ws.ndc.gov.tw/Download.ashx?u=LzAwMS9hZG1pbmlzdHJhdG9yLzEwL3JlbGZpbGUvNjE4NS8zMzcwMC9hNTBhMDgxNy00OTUyLTQ2NzEtYjliOC1iNmU0YTY3NDllZTUucGRm&n=MTA5MDEwOOWFrOmWi%2BiqquaYjuacgy5wZGY%3D&icon=

エストニアショールーム体験
https://gasket.bizright.co.jp/2019/02/11/


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