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[物語] ショートストーリー

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気まぐれに書く物語。
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ジュンくんの性善説(物語)

サトルには、ジュンくんという小学からの幼馴染がいた。 優等生だったサトルと違い、ジュンく…

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エルと夢の会話の欠片(物語)

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いつものように(物語)

じぶんは感情が希薄な男だと思う。 長年つれそった妻が倒れた日も職場でいつものように机に向…

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1年くらい…(物語)

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シベリアのうんち ー 語られなかった歴史

「シベリアはしんけん寒いとこち。」 わたしがまだ小学生のころ稀に祖父はシベリアの話をした…

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ルービックキューブと出会いは中華屋に

社会人になりたての頃、チームの先輩とお昼ごはんを一緒に食べに行っていた。 ITバブルが弾けた直後くらいで人材は空洞化。。。同僚はひとまわり離れた先輩社員ばかりだった。 世代も違うし、むかし観たTVアニメ!みたいに手っ取り早く盛り上がれる共通のネタもない。話題を作るためにも、なるべくお昼ごはんは一緒に行くようにしていた。 学生のころって歳が離れた人と関わることって先生以外にはなかったから、社会人になってひとまわりも離れた人と会話をするのが新鮮だったってのもある。 当時の