夢のJapan Expoへ

 個人的に「世界三大コンベンション」のひとつとしているのが、フランスのJapan Expoです。ずっと行きたかったのですが7月になかなか休みをとれず、やっと参加できたのが2019年。前評判にたがわず、素敵でした。


 巨大コンベンションセンターに詰め込まれる日本

 2019年のJapan Expoの会場は●●。空港から鉄道で向かいました。駅で降りるとコスプレしている人が目につき、コミコンに来たなーと実感します。

 このときはあらかじめインターネットでチケットを購入していたので入り口で少し並ぶものの、スムーズに入ることができました。(というか東京に比べるとどんなに混んでいても人口密度低いのですよね)並んでいる間にもコスプレしている人がいるので眼福でした。(2019年はなぜかNARUTOキャラが多く。なぜだったのでしょう)

 会場は場所ごとにテーマが分かれています。(●●●)

 個人的には出版社関連のマンガブースを中心にしつつ、ゲームや日本カルチャーのところをのぞいてきました。


 改めて種類の多さを実感 英語版より早い

 フランスの出版社が日本の漫画の出版に熱心というのは事前にしっていましたが、改めて会場で単行本が並んでいるのをみると、そのすごさを実感しました。2019年時点では「憂国のモリアーティ」など英語版がまだ出ていない作品もフランス語版は出ており、出版社、ファンおよびそれを支える翻訳者の層の厚さを感じました。

 少年・青年漫画はもちろん、少女・BLも古典名作から最新作までずらりと並びます。特に特定の出版社が少女漫画は近年熱心に出しているようでした。


 日本ファンへの最高のアピールの場

 日本から飛行機で数時間ということでなかなか日本の企業が行くのは難しいかもしれません。が、逆に行けばすごく目立つで日本ファンへの最高のアピールの場になります。

 私がいったときは東京グールの実写版映画のパネルがあり大きな盛り上がりを見せていました。(ちなみに映画館で公開されるわけではなく会場でのプレミアのみのようです)日本で見逃していた映画「プロメア」もフランス語字幕付きで上映していたのをみてきました。映画館への配給はハードルが高いですが、こうした場での上映会はファンとの接点を作りやすいです。


 アニメ・漫画・ゲーム以外も並ぶ

私は漫画やアニメが好きなのでどうしてもそちらに目がいきますが、Japan Expoはあくまで日本の祭典なのでアニメ・漫画以外にも日本関連は並びます。ゲームはもちろん、武道、食、旅行など。ちょうどインバウンド関連で日本の個性的なホテルもブースを出していました。


 もっと連携を!

 いちファンとしてはひたすらブースを回ってパネルに参加してと楽しいのですが企業のアピールとしてはもう少し連携がほしいなと思いました。日本のコンテンツの場合、漫画からアニメ、さらにはゲームや実写映画、リアルの場のイベントとひとつのコンテンツがいろいろなメディアで展開されます。Japan Expoの会場ではそれぞれのメディアごとに場所が分かれてしまっているので「このコンテンツが好きならこういう展開もある」というのがわかりにくい。このあたり、もう少し連携すればファンもオカネを出しやすいのになーと思いました。

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