リブレ 宣伝担当
「広告会社、男子寮のおかずくん」ついに完結!【オトクニ先生インタビュー】
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「広告会社、男子寮のおかずくん」ついに完結!【オトクニ先生インタビュー】

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映像化もされた人気作「広告会社、男子寮のおかずくん」7巻完結を記念して、オトクニ先生に直撃インタビュー! 作品の制作秘話や、オトクニ先生自身の過去、読者への想いなどたっぷりお伺いしました。


――『広告会社、男子寮のおかずくん』7巻発売、おめでとうございます! 今回が最終巻ということで、ぜひ作品やオトクニ先生についてお聞かせ願えればと思います。
今作は、『広告男子×料理』という設定がキャッチーで、ほっこりと優しい気持ちになれる素敵な作品だと感じています。広告会社の仕事風景もリアリティがあり、より作品に没入できました。どういった経緯で『広告会社、男子寮のおかずくん』が生まれたのか、お伺いしてもよろしいでしょうか?

(オトクニ先生)
ありがとうございます!7巻完結ほんとにめでたい!
もう平成の話になりますが、ミナト広告と同規模の広告代理店に勤めておりました。
が、辞めました。
その後なぜか、とつぜん漫画を描き始めました。

だんだん料理漫画を描きたいなぁ…という思いと、広告代理店に勤めていた経験を少し生かせれば…というのが合わさって「料理×広告代理店」の「広告会社、男子寮のおかずくん」が生まれました。

◆個性的なキャラクターが生まれたキッカケとは……?

――オトクニ先生の広告代理店での経験が、作品を生み出すきっかけになったんですね! 広告代理店では個性豊かな方が多く活躍されているイメージですが、今作も主人公・おかずくんをはじめ、東良くん、北さん、南郷さんと魅力的なキャラクター達が沢山登場します。彼らが仕事に奮闘する姿や日常の風景に、共感したり、応援したくなったり……と、読者との距離が近いのも素敵です。どのようにして男子寮の面々が生まれたのか、また彼らを描くにあたって意識した点などお聞きしたいです。

(オトクニ先生)
まず最初にカッチリ決まったキャラクターは、北さんだったと思います。

先述した会社員時代の先輩をモデルにして描いたので、クリエイティブ関係・垂れ目、タバコ・パーマヘア…などその方のチャームポイントを落とし込んでいきました。
おかずくんは、とにかく大阪出身の子を主人公にしたい!という思いから誕生しました。
東良くんは、とりあえず1人は正統派男前を入れねば…という思いと、おかずくんと対になるような子を…という思いから生まれた…ような記憶があります。

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――なるほど! 北さんのモデルになった方……とても気になります。おかずくんと東良くんも全く違う性格ですが、とてもいいコンビですよね。おかずくんのキャラクターはいつもの4人や、会社の人、取引先の人もみんなあったかくてほっこりします。でも、そんな中でちょっと異色なのが後輩の最上くん。彼は時に輪をかき乱すような存在というか……。オトクニ先生がこのキャラクターを描こうと思った理由や、きっかけを知りたいです。  

(オトクニ先生)
最上にも、北さん同様モデルがいます。
堂々というかふてぶてしいというか…御曹司なところだったり…。
誕生のきっかけは、たぶん担当Mさんの「毒々しいキャラクターが見たい」という一言があったからだったと思います。


◆「料理」への想い

――料理のレパートリーの広さも本当に凄いですよね。各話ごとに多種多様&手軽な料理が登場して、実際チャレンジしてみた読者の方も多いかと思います。
これだけのレパートリーを生み出せるほど、オトクニ先生が料理に嵌まったきっかけとは何なのでしょうか。また、先生にとって思い出に残る「おかず」はございますか?

(オトクニ先生)
料理にはまるというよりは、せざるを得ない状況になった。という感じです。
こどもの頃からお手伝いやおかし作りは好きだったのですが、食卓を担うほどではありませんでした。
大学生の時に父が大病をし、母はパートに看病と大忙しでした。
そんな中、私は大学が夏休みになればバイトをするだけだったので、じゃあ買い物と食事作りは自分がしようと思いました。
おつかいではなく、自分でメニューを決めて買い物をすると、スーパーで肉や魚の値段におののきますよね。
じゃあ国産牛肉と刺身はあきらめるか…おっ鮭なら安い。鶏むね肉なら買えるぞ…!
と、料理をすることよりエンゲル係数を下げることに嵌まっていたのかもしれません。

思い出に残っているおかずは、母の作ってくれたカニクリームコロッケ。
父の作ってくれた、作中にも出てくるすき焼きのたれでつくる、すき焼きです。

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――確かに上手にやりくりをして美味しい料理が作れると、達成感がありそうですね。ご両親との思い出のおかずも、ほっこりと優しい家庭料理で素敵です。きっとオトクニ先生も幸せな気持ちで食べられたかと思うのですが、作中でも、調理シーンや、ご飯を食べるシーンは、おかずくん達の「美味しい! 幸せ!」という想いがとても伝わってきます。毎回、思わずお腹が鳴ってしまいそうになるのですが、「ご飯」に関する描写で特に気を付けていることなどございますか?

(オトクニ先生)
あたたかいものをあたたかく食べられるというのが、おかずくん達4人のごはん持ち寄り会のいいところなのかな、と思っているので、あたたかいメニューの時のもふっとした湯気でしょうか。
あと卵を割る音やお肉が焼ける音などは、実際に自分で作った時に聞こえた音で描くようにしています。


◆「そのままでいいよ」、想いを込めたエピソード

――自分で作った時に聞こえた音、とは凄いです。持ち寄り会はいつもあったかい雰囲気で安心するな……と思っていましたが、食べ物の湯気や音など繊細な描写があってこそだと改めて感じます! 人情味あふれる持ち寄り会の他、1巻から最終巻まで、ミナト広告や男子寮を舞台に、沢山の人間ドラマが繰り広げられてきたなあと思います。数あるエピソードの中で、一番思い入れのあるお話があれば、ぜひお伺いしたいです。

(オトクニ先生)
一番…悩みますが…「ステップアップにお祝い手巻き寿司」でしょうか。
20代後半頃になると、同世代が転職や結婚をしたりと、いろいろ変化を目にする機会が増えると思います。
そんなまわりを見ていると、「あれ? 自分このまま今のままでいいんかな?」と少し不安になる。
おかずちゃんは目の前のことに一生懸命取り組んでいて、作者としては「そのままでいいよ」と言ってあげたい気持ちでした。
でも、変化はしていく。周りも自分も。
おかずちゃんが人生の次のステップを意識する様子を、このエピソードで描けたのではないかと思います。
そして、おかずちゃんが大阪に異動し最終回…という話はもう少し早い段階で決まっていたのですが、このエピソードの最後のページの「3年後のボクはどこで何をしてるんかな」というモノローグで、最終回にむけて、おかずちゃん含め4人を3年後もっと先の未来まで送り出そうという決意が固まり
ました。

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◆読者の方との交流も

――連載中、とても印象的だったのはオトクニさんとファンの方とのコメント欄を通したコミュニケーションです。最終回後の番外編でも、テーマをTwitterで募集したりと積極的にファンの方の意見をとりいれた作品づくりをされてました。こういったコミュニケーションをとろうと思った背景を知りたいです。

(オトクニ先生)
おかずくんを読んでくださっている方にお礼を伝えたくて、コメント欄が使えるなら…と書き始めました。

それに対して返信をいただいたり、作者にコメントをしてくださる方もいらっしゃいました。
ですので、コミュニケーションをとってくださったのは読者の皆さんですね。
暖かいお言葉をいただき、本当に嬉しかったです。


――SNSは読者の方との距離も近くなって、気軽に交流できるのも嬉しいところですよね。読者の皆さんも先生とのやりとりを通して、更に先生や作品への愛が深まったと思います。
沢山の制作秘話や裏話など、お話しくださって本当にありがとうございました! 最後に読者の皆様へ一言いただけますと幸いです……!

(オトクニ先生)
2016年から約5年間、おかずくん達を応援してくださりありがとうございました!

おかずくんを読んでくださり、そしてあたたかな声をかけていただけたおかげでとても幸せな時間を過ごすことができました。
今はまだ、友達や遠く離れた家族と一緒に食事を…ということが難しい時期ですがまたそんな日常が戻ってきたら、ぜひおかずくん達のように食卓をかこむ時間を楽しんでいただければと思います。

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広告男子たちの日常になごんだり、涙したり。美味しいごはんにほっこりしたり、幸せを感じたり。たくさんの味に溢れる『広告会社、男子寮のおかずくん』。

最終刊7巻は【2021年8月19日】に発売!
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