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整体院、整骨院でクライアントを治せない、癒やせない治療家(施術家)に足りない、たったひとつの大切なこと。

ある日、私の友人が長年患っていた腰痛に限界を感じ、とある整骨院に行ったと聞きました。

話を聞いてみると、その整骨院で施術を受けた後は、しばらく腰の状態も落ち着くそうです。

それは自分にとって良い状態かと聞くと、ん~・・・と考え、整骨院に行かないよりはマシ、という回答が返ってきました。

「治った!」「改善した!」ではなく「行かないよりマシだから」という理由で、定期的に通っているのだそうです。

私はその時に、違和感を覚えました。

その違和感というのは、友人は『その痛みが定期的に訪れることを前提に考えている』ということと、『整骨院の治療家は、その場の痛みだけを取ることに専念している』ということでした。

両者の思考は確かにマッチングしています。

しかも良くない形で。

そこで私は、もう少し話を聞くことにしました。

その整骨院の雰囲気や、治療家との相性などについて「どうだった?」くらいの軽いノリで聞いてみたのです。

すると、友人は治療家についてこう答えました。

「けっこう適当な感じで、対応もサバサバしてるし、無愛想よ。だけど痛みはマシになるからねぇ」

そこで私は違和感の奥にあった言葉が浮かんできました。

それは『惰性(慣性)』。

友人も治療家も、これまでの経験のみでしか解決方法を見出そうとしていなかったのです。

私は、いち治療家(自身ではセラピストと呼称しています)として、治療家さんの、たったひとつの問題が明確になりました。

それは「クライアントさんへの愛が無い」ということです。

愛が無ければ、本気で治そうというエネルギーを生み出すこともできませんし、届けたいものも届きません。

技術が大切なことは確かです。

ですが、その技に溺れてしまうと、治療家として「愛を持って接する」という、何よりも大切なことを見失います。

これは、今後どこかの整骨院や整体院に行ってみようと考えている人には、ぜひ知っておいてもらいたいです。

本物の治療家には愛があります。

愛があるだけで、治療効果は劇的に変化します。

「あなたのことを心から癒やします。」

「愛で包み込むような氣持ちで接します。」

「そのために私は最善を尽くします。」

このような心構えが無いと、その技術の本質は、決してクライアントさんへ届かないのです。

なので友人は「行かないよりはマシ」と感じているのです。

愛を持って接するだけで、私達は神秘的な力を発揮することができます。

人は誰しもが、そのような能力が備わっています。

そしてクライアントさんと向き合う時にこそ、その愛の力を発揮すべきなのです。

これは病院の医者にも通ずるところだと思います。

いえ、病院のほうが愛の無い風景を見ることはもっと多いかも知れません。

頼ってきてくれたクライアントさんへ、心からの愛を持って接しましょう。

その意識ひとつで、クライアントを幸せへ導くことができるようになります。

最後までお読みいただき、ありがとうございました。

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