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日本人の労働生産性は良いのか悪いのか

労働生産性という何か

巷で話題になっている日本人の労働生産性が低いよ問題、調べてみると色んな意見があることが分かる。
そして結論としては、日本人全ての労働生産性が悪いというわけではないので、改善する箇所はしっかりと見定めようということであると、私は理解している。(けっこう普通の結論)

労働生産性とは、就業者数一人当たりのGDPのこと

労働生産性の算出にはカラクリがある。

・算出のやり方 パターン1
少ない就業者数(言い方変えると高い失業率の場合あり)で、GDPを維持すれば、労働生産性は上がる。

・算出のやり方 パターン2
逆に、多い就業者数(言い方変えると低い失業率の場合あり)でGDPを維持すれば、労働生産性は下がる。さて、あなたはパターン1、2どちらを選ぶか?日本は、自由主義国家ではなくどちらかといえば社会主義国家だ。使える人達に仕事と給与が集中して、使えない人達のことは気にしないと考えられそう?いや、そうはならないだろう。

就業者数とは移民の数はどうやら入っていないらしい

つまり、移民が多い国は、計算上労働生産性は上がるわけだ。
日本は今後、海外の方の労働移民を受け入れるようだが、国会では喧喧囂囂、阿鼻叫喚している。

ホワイトカラーが悪い説

無駄な業務して、残業手当を生んでいる社員を淘汰せよの論調。「日本の会社員は労働生産性が低い。だから、どげんかせんといかん!」と言うに至った理由はきちんと確認しなければいけない。しかし、昨今の働き方改革が成功しているとも言えない。

マネジメント層のリーダーシップが欠如している説

そもそも、売上がスケールするビジネスモデルを考えられない経営者が悪いよねという論調。会社員と経営陣の仁義なき戦い。

結局どうすればよいのか

世の中の問題、結局は自分自身で答えを出さねばならないわけだ。とりあえずマクロな視点、ミクロな視点で考えると良いと思う。

・マクロな視点
日本は「高品質」なものが「安価」に提供され、売る側の経済合理性が成り立ちづらい。つまり、GDPとしては、各国と比べると相対的に低めな傾向があるわけで、今後、労働生産人口が減って、中小企業が淘汰され、需要と供給がバランスよくなり、「高価(今より)」で提供できるようになれば、労働生産性は上がる。その上で、「日本的高品質」を維持する方法を考える。
 
・ミクロな視点
なんだかんだで、一人一人の意識が高まれば結果オーライなわけで、
ソトの情報を鵜呑みにせずに自分で考えて行動してみる。
例えば、自分をPCに例えて、自身のパフォーマンスを改善するところを明確にしてみる。

・CPU(頭の回転力)
多少は改善できそう。脳みそは使い続けてなんぼ。

・Memory(自分の引き出しの広さ)
学習意欲があるのでストレスなく結構できそう。

・ディスク(脳みそが記憶できる量)
年齢的に厳しくなっているので要管理。

・バッテリー(体力)
増やすのは厳しいが、減るスピードは抑えたいのでスポーツジムで鍛える

・Operating System(考え・価値観)
実学(STEM領域)の他、リベラルアーツ(自然科学・人文科学・社会科学などの領域)を理解し、思考の幅を広げる。

Photo by rawpixel.com from Pexels

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