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【閲覧注意】LAで💩を漏らしてホームレス化した話【実話】

こんにちは、ライです。

突然ですが、人生には調子がいい時もあれば悪い時もあるというのは皆さんもご存知だと思います。
今回は、僕が留学中に経験した、人生の中でもどん底に近い経験を共有したいと思います。タイトルにもあります通り、汚い表現が出てきますので閲覧注意です。


春休み、LA旅行計画

そもそものきっかけは、大学の春休みでした。僕の留学先、カリフォルニア大学マーセド校では、3月末に1.5週間春休みがありました。
授業が無く、寮にいても何もすることは無いので旅行に行くことに。

計画としては、
・3日間ロサンゼルス観光
・3日間サンタモニカ観光
・4日間サンディエゴ観光
という感じです。サンディエゴでは友人と会って遊ぶ予定でしたが、それまでは一人旅という感じでした。

ちなみに、僕が住んでいたマーセドという街からLAまでは車で6時間、電車とバスを使うと10時間もかかります。マジで遠い。

しかし持つべきものは友人ですね。寮のルームメイトの実家がサンディエゴなんですが、方向が同じということで帰省ついでにLAまで車で送って行ってくれることになりました

春休み初日、寮を朝6時に出発して約6時間のドライブです。ちょくちょく休憩を挟みつつ、ルームメイトと談笑していると昼12時頃にはLAのダウンタウンに到着しました。

折角なので2人で昼食。Jollibeeというフィリピン生まれのファストフード店に行きました。

スパゲッティやチキンが看板メニュー。美味い。

初めて食べたんですがなかなかに美味しかったです。おすすめ。

悲劇

その後ルームメイトとは解散し、時刻は13時。ホテルは15時からチェックインなので、それまでLAを観光しようかと考えていました。

ひとまずどこに行くかの計画のため、スターバックスでコーヒーを飲みながら色々調べている途中、突然に猛烈な便意が襲ってきました。

ここで一つ皆さんに絶対覚えておいてほしいことがあります。海外(特にアメリカ)、公衆トイレがありません。
LAなどの大きな街では特に顕著です。聞いたところによると、テロ対策として個室になりうる公衆トイレは用意していないのだとか。

「頼む、トイレよ見つかってくれ」
これほどまでに神様に祈った日は人生の中でも無かったでしょう。死に物狂いでトイレを探しました。が、祈りも虚しくタイムオーバー。21歳男性(当時)、屈辱の粗相です。

ダメ押しのチェックイン拒否

その時点で結構精神的にはダメージを負っていたんですが、ここから更にダメ押しが入ります。

粗相をした僕は、とにかく早くホテルにチェックインしようと考えました。ホテルには確実に使えるトイレがあるからです。
そこで着替え、証拠を隠滅し、何事もなかったかのようにまた観光に乗り出そう、それが当時僕の考えられる最善案でした。

そんなわけでホテルに到着。スマートにチェックインを済ませ、部屋に案内…されるはずでした

アメリカのホテルでチェックインの際、求められるのがID(身分証明書)の提出です。外国人観光客の場合パスポートが一般的かと思います。

なんとこのパスポート、必要だとは知らず寮に忘れてきてしまいました。
「それではチェックインを認めるわけにはいかない」
と門前払い。血の気が引いていくのを感じました。

交渉に交渉を重ねましたが(学生証ではだめか、パスポートのコピーではだめか等々…)取り付く島もなし、といった様子。ここにきてチェックインを断られるという緊急事態です。

何とか粘ってトイレだけ借りることには成功しました。そこで服は着替えましたが、依然状況は最悪です。

泊まる場所がない

そんなわけで午後3時時点で、泊まる場所が無くなってしまいました。身分証明書の確認は法律で定められていることらしいので、他のホテルを予約してもチェックインすることは出来ません。

つまり今後のためにもパスポートを取りに帰らないといけないのですが、先にも書いた通り電車とバスで帰るには10時間かかります。しかも電車自体の本数が少なく、その日の便はもう終わってしました…。

つまりLAに泊まることも出来なければ寮に帰ることもできないという絶望的な状況に立たされてしまいました。完全にホームレス状態です。この時ばかりは流石に大焦り。というか終わったと思いました…

夜行バス確保。しかし…

それでも何とか粘って色々探していると、電車はないものの夜行バスを発見。残り1席でした。
他にあてもなくそのバスを予約し、何とか帰る手段は確保できたので1安心です。

しかしこの夜行バスが中々曲者でした。
このバス、寮があるマーセドまでの直行ではなく、1度Bakersfieldという街で乗り継ぎをしなければいけません。つまり
LA⇒Bakersfield⇒Merced
といった感じのルートでした。

Bakersfield。バスや電車のハブ駅として使われています。

ということで、1度Bakersfieldで降りてから次のバスを待たないといけないのですが、この待ち時間がなんと午後10時から午前2時までの4時間

この待ち時間がめちゃくちゃしんどかったです。待合所みたいなところも深夜は閉まっていて、ずっと外で待たなくてはいけません。

とにかく寒いし、ホームレスはいっぱいいるし、眠いけど寝過ごすのも怖いしで「このまま俺死ぬのかな?」とまで思いました(笑)

1番怖かったのはホームレスらしきおばあちゃんがずっと話しかけてきて、「先月刑務所から出てきたんだよ!」みたいなことを言ってたことですかね…

何とか帰宅

それでも粘り強く待っていると、バスがやってきました。アメリカのバスは大幅に遅延することも多いんですが、今回は時間通りにやってきてくれて不幸中の幸いという感じ。

結局寮には朝6時に着きました。大疲弊。それでも無事たどり着けた嬉しさがとにかく大きかったです。

まとめると、丸1日かけてLAまで💩して帰っただけという1日でした。1行にすると滅茶苦茶辛い。

まとめ:せめて笑ってくれ

割と僕メンタル強いほうだと思うんですが、流石にこの件は堪えました。
正直これを乗り切れたのは、「これ乗り切ったらめっちゃ強いエピソードトーク出来るな」という思いでした。こうやってnoteで共有して、面白がってくれる人がいるだけで救われる命があります。笑ってください(笑)

そして今後留学に行く方へ。こんなエピソードじゃなくても苦労する経験は絶対にあります。ただ「若いうちの苦労は買ってでもせよ」と言われるように、留学の価値って苦労するところにあると思います。

辛い時でも歯を食いしばって耐えましょう。あとでいいエピソードになります(笑)

以上、史上最悪のLA旅行の話でした。また次回の記事も読んでくれると嬉しいです!


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