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チェコ医学部大学日記 vol.9

こんにちは、Jablkoです。
木曜日ですが、ここ最近立て続けにあったcredit testの区切りがついたので少し時間に余裕を持てていて嬉しいです。
今日はテストを終えて祝いのケーキ(?)を食べたあと、友達と散歩でプラハ城までいってきました。(写真はその時のもの)

(頭を使った後には甘いもの!切る前に写真撮ればよかった!!)

前回の日記にも書いたのですが、最近友達の家で勉強する機会が増えたんですね。
んで私はいつもお邪魔する側なのですが、私の友達みんな広い家に住んでるんですよ。「ここひとりで住んでるの!?」みたいな感じ。
そんなこんなで寮に住んでいた時を思い出し、ちょっと比較になるかなと思ったので、在プラハ学生の住まい事情について今回は書いていきたいと思います。

(ちなみに彼らの家がでかいのは、家族がよく遊びにくるからだそうです。このコロナ禍じゃ無理よね〜、、、)

友達の家はさておき、私はそんなファンシーなところに住んでいるわけではありませんが、留学生なら住まいの候補に入れるであろう学生寮とアパートを比較していきたいと思います。

まずは学生寮から。

カレル大の寮なんですが、実はプラハ市内の至る所にあるんですね。
カレル大学自体が色々な学部がある大きな大学なので、学生数もとても多いんです。
そのため、ほとんどの学部のキャンパスがある中心地から少し離れたところにドーーーン!!とそびえ立っていることが多いです。
部屋のつくりも寮によって全然違うんですが、ほとんどの場合は入寮申請をしたときにどの寮がいいか自分で決められないので、もうこれは運ですね。

ちなみに私が住んでいた寮は、第一医学部のキャンパスからトラムで40~50分ほどの山の上にありました。

ほとんどの寮には、2人部屋と1人部屋があります。(場所によっては3人部屋も!)
入寮した時は文句なしでまず2人部屋からスタート。
1人部屋は大体埋まっているので、部屋を移りたい場合は "accomodation office" というところに行って自分で申し込まなくてはいけません。(実際はチェコ語が話せないとほとんど相手にしてくれません、、、ヒドイ、、)

私は去年の9月に引っ越してきてから11月末までと2ヶ月しか住んでいなかったので、1人部屋の空きが出るわけもなく、、、2人部屋でした。
ルームメイトは社会学科のウクライナ人でした。わりと仲が良くて、まあ寮の周りなんて小さなスーパーが1つあるくらいなんですが、一緒に食料品を買いに行ったりしていました。
パーティーが好きな子らしくよく誘ってくれたんですが、、、医学部1年目の私にはそんな余裕もなく結局一回もいきませんでした。

あまり写真はないのですが、私のいた部屋はこんな感じです。

自分のスペース  オレンジのカーテンがとてもダサいし古い

ルームメイトのベッド
(こんな写真しかありませんでした、、めっちゃ汚い、、、)



まず、ほとんどのものが古いです。
シーツなどは受付のおばさんにいうと変えてもらえるのでまあよかったんですが、カバーをとった布団とか枕とかめっちゃ黄ばんでるんですよ。もともとそういう色やったんかなあ、、、
まあカバーしたらそんなことも忘れて普通に使っていました。こんな感じですぐ近くでもう一人の子が寝ています。(2枚目)

そしてこちらがイメージ図です。(ちょっと書き方がよくわからんかったので自己流です)
大きな1部屋の中に、1人部屋と2人部屋と共有スペースがあって、3人でシェアしている形です。
キッチンはフロア共有だったため、この大部屋10部屋?分くらいの人とフロアの端にある1つのキッチンを共有していました。

まあ寮なんで他にもいろいろ部屋があります。

食堂 : 行ったことない
自習室 : 結構快適、アナトミーのテストのためにここでオールしたこともあったなあ
受付 : 24時間おばさんがいる、英語話せない
ランドリールーム : 受付に行って予約制、1時間30円?くらいだった気がするけど受付のおばちゃんと仲が良かったのでほとんどタダで使ってた

他にも、私の寮にはありませんでしたが、

・フィットネスルーム
・ピアノ付き防音室
・レンチンご飯が売ってる自販機

などもある寮もあります

寮費は日払い?というんですかね、住む寮や部屋のタイプによっても変わりますが、一日500~600円、1ヶ月2万弱ととても安かったです。

そんなにそんなに住めない場所ではないですし、友達も2年間とか住んでいたので悪いわけではないんですが、私には引越しをする決定的な理由がありました。

まず、私のスタディグループ(日本でいうクラスみたいなもの)のスケジュールがものすごく朝に偏っていて、一番早くて7:15~チェコ語の授業があったりしたんですね。
そして、1年生の科目である解剖学と組織学の実習は8:00~でした。
ここで寮から通うとすると、トラムの駅まで歩くことも考えて1時間前には寮を出ないと間に合わないわけです。
また、いつも夜遅くまでスタディールームで勉強してから帰っていたため、寮に戻るのは23時とか。ルームメイトは大体寝ていました。
私はそんなに朝に強い方ではない、かつ2人部屋だったためどうしてもルームメイトを起こしたりしないか心配でして、、、なんせ50cm先で寝てるわけなので、、、。
2ヶ月が過ぎ、12月にあるダイセクション(解剖実習、1週間の間 普段の授業+毎日3時間以上の解剖実習 のスケジュールになるため体力的にきつい)を目前にして「これはもう無理だ」と思い、引越しを決意しました。

あとは、料理が結構唯一の楽しみだったのにキッチンが共有で、かつ自分の部屋がフロアの奥の方だったので料理道具を持っていくのがめんどくさかったということもあります。
キッチンに置いていればもっと楽なんですけど、ご飯作ろうと思った時に勝手に使われてることが結構あったので自分の部屋に置いていました。
食生活も結構乱れていたので、ニキビが悪化したのはこのせいかな、、と思っています。

アパート探しも実は大変でした。
色々なサイトを見て探していたのですが、いい物件を見つけても次の日にはもう住居者が決まっていたり。
とにかく早い者勝ちなんですね。
いいな!と思ったらまずメールを送って、その日のうちに内見!なんてところもありました。
普通に授業を受けながら探していたため、なかなかタイミングも合わず、、、。
あとは、基本的に "一人暮らし" という概念がないのか(?)、シェアハウスとか二人以上用のアパートは多いんですが、日本みたいにひとりで済むくらいの大きさのところがあまりないんですね。
私の友達のアパートが広く感じたのも、カップル用みたいなところに住んでいるからだと思われます。
実は今住んでいるところよりも少し広いところが良かったのですが、アパート探しにも疲れ、まあオーナーもいい人そうだし(英語喋れないのにガンガン電話してくるけど)、雰囲気は好きだったので決断をしました。 
(欲を言えばオーブンも欲しかった)

さて、そのアパートですが、こんな感じです。
25㎡くらいかな。日本で一人暮らしするってなった時の一般的なサイズくらいかなと思います。
違うところは天井の高さかな。チェコ人は結構背が高いので、ほとんどの建物の天井が高いです。

玄関 : 靴はいつも脱ぎ捨ててます これが唯一のクローゼットです

バスルーム : 上の写真のクローゼットの反対側にあります シャワーのみ

洗面台 : ごちゃごちゃ 奥にあるのは洗濯機

やほー いつもここで化粧をしています

玄関から入った時のビュー : 布団丸見えです笑 夜なのでブラインドを下ろしていますが、中庭があって眺めはいいです

最近はずっと曇っているのでいい景色が見れません、、、

部屋の奥の方

キッチン

勉強机

気になる家賃ですが、光熱費/水道代/wifi込みで月7万円弱です。
プラハにしてはだいぶ安い方だと思います。
小さい国とはいえどもプラハは首都なので、結構アパートは高いですね。
私の友達が住んでいるような2人用?アパートは安くて大体10~15万円ほどだと思います。
光熱費/水道代込みの家賃が主流なのかなと思います。
大家さんにもよるとは思いますが、年末に光熱費/水道代の調整でお金が返ってきたり払わなければいけなかったりするそうです。
wifiは自分で取り付けるのが一般的です。

ここに引っ越してきてから自炊も増えましたし、狭いとはいえ寮とは比べ物にならないくらいの綺麗さと安心感があるので引っ越してきて良かったと思います。
寮は基本的に土足だったというのが大きいかもしれませんが。
ベッドと勉強机、冷蔵庫が近いので勉強していてもすぐなんか食べたり寝たりできるのが難点ですが、、、コロナがおさまれば外でも勉強できるでしょう!
キャンパスからもトラムで15分と近過ぎず遠過ぎずの場所ですし、5分の場所にはショッピングモールもあるのでoverallとても気に入っています!

実はコロナのせいでいろんなアパートが売りに出されていて、今年の9月に戻ってきた時に引っ越しも考えていたのですが、、、
荷物も多いし1年契約が来年11月までなので在住票?などいろいろめんどくさいなということで引っ越しをやめました。
観光客がほとんどいないため、AirB&Bをアパートとして売り出しているのがほとんどで、周りの友達もこれを機に結構引っ越していました。
まあもう引っ越しはあと2年はいいかなあ。

こんな感じで、在プラハ学生の住居事情、なんとなくわかっていただけたでしょうか?
なにか知りたいことがあれば遠慮なく聞いてください!

それでは、また。

Jablko

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