マチアプで人と会ってみた!

自分の人間不信を加速させるだけだったんですけど、普通に面白かったです。備忘として書いておきたいなと思いました。

恋愛弱者

彼女いない歴=年齢、です。まあいまどき珍しいものでもないでしょう。
彼女はいたなら人生豊かになるだろうなって思ってます、価値観はそんな感じ。休日は家でゴロゴロするか外で電車撮ってますよ、オタクなので。

きっかけ

なにもなければ始めなかったんでしょうけど、友達が始めてそれでもって彼女までちゃんとできた!やるじゃんマッチングアプリ!(その友達はこれを書いている今日が誕生日ですおめでとう)
身近で実例でたなら興味がないではないので…どうしようかな~と思いめぐらせ数ヶ月、重い腰を上げることになった。

アプリを始めよう!

まずはプロフィール設定、自分の顔がはっきりわかる顔写真って無いんですね、遺影とかどうしようとか今から心配になってきた。
なんとか設定し終わっていざ!

いや、やりづれ~なんだこれ。
こう人に”いいね”をつけるのとかそもそも性格的に向いてないぞこれ、となり早々に放置。たまに開いても特になにをするわけでもなく有料プランの残りを無意味に消費していくだけとなりました。

でも放置してても私の貧相なプロフィールはアプリを通じて見知らぬ会員のもとへと流れていく、まあスルーされるのがほとんどだろうと思ってますけども。
ほとんどスルーされてもたまに”いいね”がついてたりするんですよね、ホンマにありがとうございます🙏🙏🙏
相手のプロフィールを確認してみて、気になった人へ”いいね”を返してマッチング成立!
さあ、やりとりを始めましょう!

コミュ障開花

会話が続かね~!俺のせいか!?
仕事以外で人とまともに喋らないもんな…話題提供下手か…
でも会話が続いてたのに突然会話終了してってのも何回かあったので…いや余計に俺の会話スキルが無いのでは?
そんな具合に己のコミュニケーション能力に嘆きながら有料期間の残りは1ヶ月を切りいよいよフィナーレへ…
向いてなかったんだなあこういうの。


マッチング

『今度一緒に食事でもいかがですか?』
マジかよ、そりゃあもちろん日程さえ合えば是非に。
なんかやり取りが進んできたな、流れ変わったか?相手は自分よりも少し年上だけどもえらい離れてるわけでもないし…まあ実際会ってみないと人となりってわからないもんね。
やり取りを始めてから1週間、日程が決まった。

が、相手都合で流れた。しゃーない、向こうが都合をつけられる日を教えてくれるまで待つことに。
相手側の日程とこちらの休みが重なったので時間と場所をどうしますかと質問。
『時間は13時で、場所はお店も多いでしょうし新宿でどうでしょうか?』

瞬間、違和感───。

当然このやり取りは流れた1回目もしていたので、時間はともかく場所まで聞いたのはまずったかなーと思っていたのだが。
時間以外の文面全部同じなんですけどこれ、いや考えすぎか?
『連絡取りやすいようにLINE交換しませんか?』
LINEのQRを送信して友達申請が来るのを確認して、即座にQR更新。
なんかきな臭いけどまあいいや、会ってから考えてみよう。

ちなみに会う日の2日前くらいに相手のプロフィール画像消えてた。

人当たりのいい人

新宿は新宿でも指定場所は伊勢丹前、新宿三丁目じゃねーか。
待つこと数分お相手登場、白を基調としたシンプルなコーディネート。ばっちり人見知りを発動させながらも、相手が以前より気になっていたという店で食事をすることに。ぼったくり系の店ではなさそう。

食事を注文して雑談、仕事の話とか相手の上京の経緯とか。すると相手に電話が掛かってきた。
『ごめんなさい、友達から電話きちゃった』
どうぞ出てくださいと促す、別に止める理由ないし。
『なんか友達がここに来てもいいかって言ってるんだけど…』
お?なんか不穏な気配がするンゴねえ…

要約するとこう。(お相手をA、その友達をBとする)
・B、新宿近辺で打ち合わせの予定があるも相手に待たされている。
・B、先ほどAを新宿で見かけたことを思い出し電話をする。
・A、友達と食事中と説明するも友達なら一緒にいてもいいだろうと言われる。

呼んでもらって構いませんよ。
ここで警戒レベルMAX!
いや怪しいって、怪しすぎるよそんなの。こってこてじゃないの?
話を聞くにこれから来るのは一緒に上京してきた友達の旦那で、不動産関係の仕事をしているらしい。お相手が前の彼氏とトラブルになっていたときにその2人にはずいぶんと助けてもらったらしい。その2人もマチアプで知り合ったんだって、話が出来過ぎだろうよ。
『場所わからないって言うからちょっと迎えに行ってくるね』
どうぞどうぞ、はあ~金だけ置いてバックレようかな~でもここの飯結構美味しいんだよなあ…などとうだうだしているとご友人登場。
なんとも人当たりの良さそうな笑顔絶えない好青年といった感じ、年がら年中仏頂面の私とは真反対の雰囲気。
『なんかお邪魔しちゃってすみません』
いえいえ、もう今すぐにでもこの場を逃げ出したいですよ私は。

食事の場でお金の話をするな!

向こうは既知の知り合いの雰囲気で軽口言い合いながらも会話をしている、初対面っていう感じではないな。友達がどうかは計れないけども。

もうなんか書くのも面倒になってきたので中略、ご友人はよく旅行に行くらしい。奥さんと2人だから1人のときよりもお金がかかるんだとか、そりゃそうだ。
『でもすごいペースで旅行してるけどなんでそんなに行けるの?』
『銀行でそれ用の口座で貯金してるんだよね』
ふ~ん、そう。
『昔働き始めたときにさ、クレカ使い過ぎて支払いできなくてさ。そのこと地元の先輩に相談したらマジで説教されて、色々お金のこと教えてもらったんだよね!』

はい撤収で~す、いいです興味ないですお金の話。

『銀行の口座にさ、1万ずつ預けてたら利子が1年で3万くらいつくんだよ』

んなわけあるか~~~~~~~~~~~い!

もう終わりにしようぜこの話、あと頼んだジンジャーエールが届かない。

『積立NISAとか色々あるけど私よくわからないんだよね、なにかやってる?』

あ、はい。積立NISAと銀行でファンドラップの運用を回してます。

『先輩はさ、俺みたいなのにもわかりやすく教えてくれるんだよね。1+1=2みたいな感じにさ!』

あ、そう。お前ファンドラップって何?って顔しただろいま、なあおい。

『あとライブのチケットとかくれるのよ、企業招待席みたいな所のやつ』
『へえ~いいね、なんかチケットもらえないか言ってみてよ』

いらんいらん、興味ないって。人が多いの嫌いなんで私。

『私も犬が飼いたくて、そのためにペット可のマンションに引っ越さないといけなくて、海外旅行とかも行きたいんだけどやっぱりお金がね~』
『じゃあ先輩に俺のときみたいに教えてくれるか聞いてみるよ!』

やめろッ! あとジンジャエールまだ?

『先輩も忙しいけどそういうことならどこかで時間作ってくれるって!いつがいいかな』
『それならさっき決めた次の〇日でいいんじゃない?』

あーそういやさっき決めましたね次に会う日程、私その日程決める段階でもうノリ気じゃなかったんですけど。

『〇日オッケーだって!先輩色々なところのコンサルみたいなことやってて、レンタルスペースみたいな所で仕事してるからタイミングが合えば来てもいいってさ!』

いかねーよ!あからさまな罠かなにかか?あ、ジンジャエールありがとうございます。

解散

トイレから戻ってきたご友人が打ち合わせ先から連絡が入っていたそうで本日はここまで、どうもありがとうございました。

買い物をして帰りたいのでと断りを入れて独りビックカメラへ。

状況整理
・新宿で友人を偶然見つけることのできる素晴らしい視力
・出来過ぎた過去のストーリー
・突如現れるお金に詳しい地元の先輩
・無理に合わせられた次の日程
・なぜか次の日程に参加することになっているご友人とその先輩

いや~怪しい、怪しすぎる。
人を疑ってばかりいても仕方ないけどこれはアウトだろ、誰がこんな話に引っかかるものか!

本当は次の予定も行ってみようかと思ったんですけど、普通に危ない気がしたんでやめることにしました。自分の身が一番かわいいので。

お相手とご友人もLINE交換したんですけどこれ書き終わったらブロ削します。さようなら。
仮に業者とかマルチとか詐欺とかそういうのじゃないマジな人だったらどうするんだって?


初めての食事に友達とはいえ他人を呼び込むのはナンセンスじゃない?

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?