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あいつ、MBA行くってよ

7/2、独立記念日Weekend突入前日、一本の電話が鳴りました。それは、「もう落ちたよ、ケッ!」と思っていたUCIのビジネススクールからの電話だったのです。

この私のMBAの道のりは、超短期間に起きています。

まさにこの時からスタート。合格の連絡をもらうまでの4ヶ月足らずの間、WFHの利点を活かして、一日8時間以上勉強し、土日はたぶん16時間以上は勉強していたと思います。とにかく毎日寝不足で、毎日気持ち悪かったです。ほんと、こういうものは計画的に、コツコツと進めるべきだな、と反省しました。

実は、3/13(金)に上司にrecommendation letter(最低でも二通必要)を書いてもらう直談判に行き、快く了承してもらって、「もう一通お願いしておいた方が良いかな…」と思っていたところ、3/16(月)から、完全WFHスタート!となったので、まさにこれは運命だったようにも思います。

しかも、普段だったら、結構自信を持ってから、周りにもサポートをお願いするタイプなのですが、何を思ったか、見通しも勉強計画も立てていない段階で上司に話してしまい、ただ、結果的にこれが自分で自分のケツを叩くことになり、上記の通り、上司の手前、死に物狂いに勉強したであります。

大学院に行く、という選択肢に関しては、周囲からもポジティブな意見をいっぱいいただきました。(二個目のTweet参照。ここではたくさんの選択肢もご紹介いただいたので、アメリカ大学院の進学をご検討されている方は、ぜひ一度目を通してみてください)

私自身、アメリカに来てからずっと<アメリカでの学位>の必要性を感じてきたのですが、日本で一応<法学学士>も持っているし、改めてここにお金をかけることに抵抗-というか、端的に言うと、移住してからのここ5年はそんな金銭的な余裕も、時間の余裕も無かったんです。

ただ、今回のCovid-19の影響により、WFHで時間に自由が生まれ、やるなら今なんじゃないの?と思ったわけであります。

私は、日本からの<企業派遣>ではないので、最後までお金問題はついて回りましたが、今回合格と同時に$18,000(日本円で約193万円)の奨学金ももらいたので、本当にラッキーでした(特別なことはしていなくて、Requirementの書類&Essayは書いたけど、自主的にやったとしたら、ビデオ投稿したい人は、アップロードせよ、って書いてあったので、他の大学にも出したビデオを編集して投稿しました…。あと、実は上司がその大学出身者だったので、めちゃくちゃよくrecommendation letterを書いてくれたというのも大きいと思います)

ちなみに今回、私は二校に出願して、もう一校はCSULB(カリフォルニア州立大学ロングビーチ校)のMaster of Science in Marketing Analyticsに出していました。

今回の大学院受験にあたり、以下にも書いている通り、

本当はScience系に行きたかったのです。(※注:私はバリバリの文系です)

ただ、Master of Business Analyticsの多くは、Full-time(いわゆる学生)対象だったり、Requirementが高すぎて(プログラミングのスキル、経験を相当求められる)唯一出願できたのが、このCSULBのMSMAでした。

CSULBのMSMAもありがたいことに合格通知をいただいたのですが、結局、いまの自分のキャリアをそのままストレッチした形のMBAに落ち着きました。一部、MBAはオワコンとかそういう声があるのも知っています。それに、CUSLBのMSMAは卒業までに大体350万円と学費も激安ですが、それでもこの選択肢に至りました。

改めてこのふたつの選択肢を並べてみたときに(以下、個人的の意見です)

★ 最近のMBAは、他(Double Majorやスキル)と何か掛け合わせている人が多い印象

★ なんだかんだ言っても、会社のVP陣を見ると、MBAホルダーが多い(これは他のMBA Candidateも言ってた。俺の会社だと、これが出世のmandatoryだって。)

★ ま、勉強してマイナスになることはないでしょ

★ MSMAのSchool Advisorが全然連絡返してこない、など対応が酷すぎる。(実は履修トラブルがあったのだけど、担当の彼女からは全く返事が来ず、埒があかなかったため、3方向に連絡し、ようやく動いてもらう-という途方もないエネルギーと時間が掛かった出来事があり、これがまた起きたらちょっと嫌だな…と思ってた。ZoomのOpen Campus DayもMaybe she had a bad dayだったのかもしれないけど、酷かった…)

という理由があって、UCIのMBAに落ち着きました。決定打は、一番最後の理由かな。MSMAがSchool Advisorが1名なのに対し、UCIはSchool Advisorが3-4名体制でかなり手厚いです。

※1:個人的には、アメリカでは信じられないトラブルがいくつも起きるので、信頼できるSchool Advisorの存在はマスト(特に立場の弱いInternational Studentにとっては)だと思っています。

※2:今回、MSMAの場合なので、他の学部では対応が違う可能性があります。また人が変われば、対応も変わりますので、一体験談として捉えてください。

なぜ、MBAがこんなに叩かれるのか、というとそれはコスパだと思うのですが、

なんとびっくり、$101k(日本円にして約1,000万円)。私がせっかく取った奨学金もこの前だと、霞む…。

この金額、まとめるとパンチがありますが年間にすると、約300万円の計算で、この金額には、ご飯代や駐車場代、二年次の海外研修費含む(チケット代別途)なので、考えようによっては、アリな範囲に見えるし、何よりもSchool Advisorの手厚さとか、人件費に消えているなら仕方がないかな…と思えるところが怖い。

※なお、私が通うのはFully Employed MBAなので、社会人が平日の仕事終わりや土日を利用して、通学&修士取得を目指すコースです。(企業派遣の人が通うのは、多くがFull-Time MBA)

これを投資と捉えるならば、回収せなあかんわけで、年収が一年に$10k(約100万円)上がったとしても、10年回収計算です…。マジかよ。

だから、今の年収に満足、とか<そもそも少ない元手で一攫千金!>とかそういう方には、コスパは悪いので、私もおススメしない…。

ただ、私の場合は、ちょっと理由が特殊で、

アメリカでSurviveするため

なので、これで自分が生きていける武器が増えるんだったら、アリじゃないの?って思っています。だって、いま確かに、素手で戦えてるけど、結構大変なんだもん。バイオハザード想像して欲しい。ナイフでも戦えるけど、結構リスク高いでしょ?でも、ハンドガンがあれば、楽な戦いができるわけで。そんなイメージ。

事実、私はとても正直な人間なので、Why MBA?と面接で聞かれたときも、

「私は、ここでは、ただのTransplantだ。Transplantがどうやってアメリカで生きていくか-それには、Educationが必要だって思い知った。自分のスキルと経験をProveするためにも私にはMBAが必要なんだ」

って真っ向から答えたのですが(答えつつも内心、ドキドキしていたのですが、)「君の話していること、すごくmake senseだし、共感するよ」って言ってもらえたし、結果もついてきたので、決してこれが悪い/間違っている動機ではないのでしょう。

ところで。ダメだったんだーって思った私は、ちょっとでも愛校心を掻き立てようと、こんなの買ってたんだけど、どうしよ。苦笑。





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