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酒うつと、後悔。

「酒飲んで帰ってきた後のシャワーの時とか、次の日起きた時とかに酒うつになるがよね〜」
飲み会にお呼ばれすることが多い同期との会話で出てきたワード、「酒うつ」。
なんとなく分かる気がする。
その同期による「酒うつ」の定義とは、飲み会の席で自分が取ってしまった行動や、言動を後から思い返して猛烈に自己嫌悪になることらしい。だいぶ心当たりあるな。

自分もお酒の席は好き。でもお酒の場の自分は嫌い。
思い返すと、目も当てられないような、無様な自分を曝け出している時もある。
でもそれが本当の自分なような気もして、ますます自己嫌悪に陥る。こんな自分じゃなかったのになぁ。
これが「酒うつ」か。合点がいく。

先週の金曜日もそう。
職場の割とアウェーな飲み会で、頑張らないとなあと気張っていた。
よく知る同期は一人だけ、その他はあまり馴染みのないコミュニティとその上司。
いくつになっても慣れない自己紹介、身の上話を割と高いテンションで声を張って発言する。楽しいけど、人脈は広がるけど、疲れる。疲れると、酒量も増える。
気づけば一次会で帰るという選択肢は自分の中では無く、流れに身を任せてスナックへ行くことになるがそうなるともう一気に「酒うつ」への階段を転がり落ちていく。
東京出身の後輩に対して「東京は大っ嫌い!」と相変わらずの東京コンプレックスをぶちまけ、カラオケではたかじんの「やっぱ好きやねん」を一人で歌ったら選曲が古すぎたらしく若干変な空気になり、取り返そうと松原みきの「真夜中のドア〜stay with me〜」に参加したらどうやら別グループが選曲したやつだったらしく「別のお客様が歌っておられますのでマイクの電源を切ってください」って店員さんに諭される。
いっそのこと飲みすぎて何も覚えてなければ良いんだけれど、翌朝の頭痛と共に思い出される昨夜の行動。

「あぁ、楽しかった!」と心から思えて爽快感まで感じられる飲み会は歳を重ねるごとに減っていって、なんとなく後味が悪い飲み会や、自分の振る舞いが嫌になるような飲み会がだんだん増えてきた。基本的には飲み会大好きなんやけど。
少人数で答えのない話を延々と語り合う様な飲み会をしたい。これ大学生の頃からずっと言ってるな。参加者募集中。しっぽり飲み会はいつでも開催したいし参加したい。

もうすぐ忘年会シーズン。これから参加する飲み会が全部楽しくありますように。


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