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支援者の思う通りにはならない話

美容師のoni_boucleさんからの写真です。

支援者の思う通りにはならない話⇒当然

先日、ある障がい者の多機関でのカンファレンス開催の希望があった。
支援者がもっと患者さんの家族から情報を得たい、なかなか会ってもらえない。
現状打破のために、家族、本人を巻き込んだ話し合いがしたい

どうして会ってもらえないの?
家族は本人のこと考えていない、病気のことがわかっていない、もっと患者さんに関わってほしいこのままでは患者さんは具合が悪くなって手遅れになるのではないか。と心配している

私が関わっている高次脳機能障がい者支援は時間がかかる。きれいな解決は少ない。
支援者は焦っているのではないか。もっと家族や患者さんの時間に合わせようよ。

家族はわかってくれない、協力的でないという話を聴くたびに、私と美容師さんの関係を思い出す。
美容師さんは髪が命、適したシャンプーのやり方、トリートメントのつけ方、乾かし方正しいやり方を教えてくれる。
でも、私は髪の毛のために生活しているのはない。ゴシゴシ洗う時もある、乾かさないで寝ちゃうなんてしょっちゅう。
髪の毛なんて生えてればいいと思う時もあるし、もっと艶が欲しいと慌てて丁寧にブラッシングしたりする。

美容師さんの云うことを全部やらないのが私の生活の選択である。
美容師さんは傷んだ髪を切って、セットして、また正論を教えてくれる。この繰り返し。
美容師さんモヤモヤしているかな

支援者にとって患者さん(相談者)はとても大事だけど、家族の大事はその時々で変わる
中途障がい者の場合、
障害を得た本人もわかっていないことを今まで面倒見ていたのではない親族が対応しなければならなくなる。
それになじんでいくのには時間がかかる。
支援者は先が見えているから、遅い進まないと思うかもしれないが、ペースがあるのだよ。

きれいではない支援を目指そう。応援しています

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