さっそ

人生を豊かにするにあたり、欠かせないのが「飲食」。という事を、人生をかけて突き詰めてい…

さっそ

人生を豊かにするにあたり、欠かせないのが「飲食」。という事を、人生をかけて突き詰めていきたいと思っています。

マガジン

  • 酒と人生と

    Barを訪れる人は、誰かに影響し合う。疲れた時に少しだけ、休憩したいひとへ。今よりちょっとだけ、より良い人生にしたいひとへ。

  • Somny〜西日本縦断しながら宮古島まで引越の旅〜

    某五つ星ホテルを退職し宮古島移住を決め、今だからこそコロナ禍の日本各地の真実を確かめるべく、ジムニーで関東から宮古島までの引っ越しした旅記録

最近の記事

タクシーの行き先

次の角を右に曲がってください。 右ね、はいよ。 地元とはほど遠い田舎で、タクシーに乗るのは楽しい。 知らない景色も沢山見られるし、ふとテレビで見たことあるような景色や看板などを見つけやすいし。 でも、私の楽しみはもう一つある。 個性の強い運転手。 個性といえど自分の培ってきた勝手な人間の在り方 が植え付けられてるだけなのだが。 田舎に住むのが昔からの夢だった。 必死に働き、稼ぎ、やっと有言実行出来ると踏んで、下見に来たところだ。 家族も東京で羨ましそうにし

    • 世界は叫んだ。 マスクを付けろ! ワクチンを打て! それはほんの少しの人間の性から生まれてしまう自然的現象だった。 誰にも止められなかった。 止め方が解りゃしなかった。 マスクなど意味ない! ワクチンは毒だ! 悪いのはコロナウィルスでは無かった。 人間が人間であるべく、人間が作った世界の中で起きている事象なだけだった。 それは無意味を意味していた。 知らないところで苦しんでいたり辛い思いをしている人がいるのに。 僕らは叫べない。 ただ未熟に、無知に、

      • Somny vol.8 FINAL (コロナ禍のリアルを伝える)

        人はいつ死ぬと思う? 心臓を銃で撃ち抜かれた時 違う 不治の病に冒された時 違う 猛毒キノコのスープを飲んだ時 違う!! 人に忘れられた時さ!!! Dr.ヒルルク もうこればっかりは泣きましたよね。 ワンピース泣けるシーントップのドラム王国でしたね。読んでない人ごめんなさい。でも読んだ方良いです。 「潔さ」って本当に人生において重要。 何があっても前に進んで、失敗してもくよくよしないで 間違いは間違いと認め どんなに小さくても有難いことには感謝を忘

        • Somny vol.7 (コロナ禍のリアルを伝える)

          今から60年以上前。戦後十数年で復興に全力であった日本。 その中心地にある帝国ホテルで、一つの歴史的レストランが誕生した。 「インペリアル・バイキング」 スカンジナビアの「スモーガスボード」というスタイルにインスパイアし、“好きなものを好きなだけ食べる”というコンセプトが生まれた。 当時人気であった海賊ヴァイキングから取ったネーミングは瞬く間に広がり、食べ放題の代名詞となった。 しかし2020年からのコロナ禍では、この食事スタイルを取るレストランにとって、かなりのダ

        タクシーの行き先

        マガジン

        • 酒と人生と
          14本
        • Somny〜西日本縦断しながら宮古島まで引越の旅〜
          10本

        記事

          Somny vol.6 GOAL編 (コロナ禍のリアルを伝える)

          あーーーーーーー さーーーーーーー だーーーーーーー よーーーーーーー 5時頃目が覚めたら、昨日の不調は吹き飛んでいた! 昨日のことが嘘のようにとても身体が軽い。 お腹はまだ緩いが、なんとか大丈夫そうだ。 溜まっていた洗濯を終わらせ、 終盤となる旅の6日目がスタート!!! やっさいもっさい! (木更津キャッツアイは流石に年代が...) 軽く熊本を堪能して、鹿児島まで一直線だ! まずは熊本城へ向かうと、 それはそれはかっこいい天守閣が現れた! 一緒に

          Somny vol.6 GOAL編 (コロナ禍のリアルを伝える)

          Somny vol.5(コロナ禍のリアルを伝える)

          5日目。 蟲の呼吸 蝶の舞 戯れ 前日だろうか、ドクがカラダに侵入したようで 原因不明の腹痛と吐き気。 しのぶさん、こんな時にやめて下さい。 もう完全にこの日は途中から記憶飛びまst ということで写真による記憶を頼りに... 山香文庫の朝ごはんは、本当に最高でした。 素敵な田舎でした! ミヤマホオジロが群れで飛んできて 珍しい鳥だから 幸先良し!!!!! 山香文庫 大分に行く際は是非オススメです! という事で、大分県に静かにサヨナラします。

          Somny vol.5(コロナ禍のリアルを伝える)

          Somny vol.4(コロナ禍のリアルを伝える)

          「この世界の片隅に」 この映画を観た時、僕は言葉を失った。 これはものすごい作品を作った、と。 大変心が苦しくなるシーンもある。 10万人近くの人々の命が、一瞬で消された真実。 あえてアニメーションで伝える意味。 その時代に何が存在し、何が起こったのかを知らない僕たちの世代にとっては、こういった学びがまた必要。 そして僕らのような人々が何かを感じるだけでも、この作品の重要性は確かなものだと思う。 是非観たことない人は絶対に見てほしい。 特に20代後半から下の世代

          Somny vol.4(コロナ禍のリアルを伝える)

          Somny vol.3 (コロナ禍のリアルを伝える)

          思い出したよ。僕の、本当の名前は コハクヌシ 僕の本当の名は...! んニギハヤミぃコハクヌシぃ!!!!! ・・・ (アニメシリーズに限界を感じてきています) 海に浮かんで見えるそこは、天に昇る龍に見えたことから、天と繋がっていると崇められたそうで。 そして、天橋立と名付けられた。 日本三景の一つであり、その神聖な空気を肌で感じた。どこからか飛んできた、クロサギも隣で一緒に景色を眺める。 この朝の天橋立は日本海側だというのに、太陽が西から昇っているように見え

          Somny vol.3 (コロナ禍のリアルを伝える)

          Somny vol.2 (コロナ禍のリアルを伝える)

          朝、目が覚めると、泣いていた。 ぼくは ぼくは 宮城県生まれ申年しし座O型!!!! ちゃんと覚えとる。 もう...戻れないんだ。 後戻りは出来ないっ!!! 2日目は朝風呂大浴場貸切スタート!! 天気は大快晴!!! 待ったもんなしや!!! テンションはマックスで2日目スタート。 まずは名古屋城で記念写真を撮る。 シャチホコにインスパイアされて一枚。 (何も言わないでください) そして向かうは、まずは関ヶ原へ!天気マックス良し! 下道で約1時間強で到着

          Somny vol.2 (コロナ禍のリアルを伝える)

          Somny vol.1 (コロナ禍のリアルを伝える)

          どうなることやら心配だね。 そそそそうかい?わはw私はわワワワクワクししかないわわ♪ 今日という日が!!!来た!!!! まず出発地は横浜です♪ そして静岡を目指します。 ジムニー君は燃費が鬼鬼鬼良くないので、出来るだけ下道でゆっくり行きます。 まるでご飯食べたらすぐトイレに行く人くらい。 すぐ燃料が無くなっていきます。30L弱しか入らないので、こまめにガソリンを入れていくことに。 既に前オーナーで14万キロ走っているジムニーなので念入りにチェックはしましたが、

          Somny vol.1 (コロナ禍のリアルを伝える)

          Somny vol.0 (コロナ禍のリアルを伝える)

          という事で、「ソムニーの車窓から〜西日本縦断しながら宮古島へ引っ越し編〜」の連載をしていこうとしているわけなんですけど。 やっぱり「ソムニーの車窓から〜西日本縦断しながら宮古島へ引っ越し編〜(c/p)」は題名が長すぎるわ!って事で。 「ソムニーの車窓から〜西日本縦断しながら宮古島へ引っ越し編〜(c/p)」の連載名、 縮めます。 【Somny】 初回読んだ方はもうこれだけで伝わりますね♪ ありがとうございます♪ これからはSomnyでやっていきます宜しくです♪ と

          Somny vol.0 (コロナ禍のリアルを伝える)

          (コロナの世界を)ソムニーの車窓から〜西日本縦断しながら宮古島引っ越し編〜

          「宮古島へ行こう」 僕の人生においてこれほどワクワクしたパワーワードは無い気がする。 2020年、世界は大きく変わってしまった。新型コロナウイルスの流行と、それによって引き起こったパンデミックは人々を未だに苦しめているのが事実。インフルエンザや風邪の症状に似ているわけだが、正直言って全く違うという話もある。テレビのニュースでは毎日の感染者数をこと細かに伝え、それにより動く政治家達の浮き足を狙う報道陣が密になっている。医療機関は逼迫し、医療関係者の方々が1番大変な目に遭っ

          (コロナの世界を)ソムニーの車窓から〜西日本縦断しながら宮古島引っ越し編〜

          #14 助手席

          ハンドルを握る姿は、なぜか心に残りやすい。 何でだろう。 どうでもいい事なのに。 焼いていたおにぎりをひっくり返し、少量の胡椒をまぶす。 この胡椒は、細かく挽いた山椒も混ぜてある。 もちろん、焼き用のタレは、醤油、みりん、酒の黄金トリオ。 そして、自称・黄金比率の2:1:1の割合。 1:1:1が、日本料理の基本の割合とは言われるが、それは言われているだけだ。もちろん理論的にも実証はされるのだろうが。 おれは醤油を増やした味にピンときたわけ。 醤油は濃口のものがいい。

          #14 助手席

          #13 グローブ

          ほかほかのご飯。 湯気が立つほどの白飯。 光るように盛られた白米。硬すぎず、水っぽくなく、最高のコンディションで口に入る。 その味は、僕が物心付くより先に、身体が覚えている。 ばあちゃんが、毎年作っていたお米。 籾から育てるその原始的な稲作のやり方で、毎年家族だけが楽しめる何よりも美味しいご馳走だった。 ガリっと口の中で音がした。 ぺっと手に吐いて見てみると、口から出てきたのはいつの物かも分からない、乾ききった米の塊だった。 「おい、なんだよこれ」 店の奥でたわ

          #13 グローブ

          #12 嫌われ者

          「気持ち悪い」 「ウザい」 「無理」 「生理的に」 基本的にそういうことを言う人間は他人の事をどうも思っていないと思う。 最低だ。 しかし、毎日すれ違う知らない人間を、自分が傷付けている可能性だってある。 僕はもう、聞き慣れた。 いかに言葉を避けるかなんて、勝手に慣れた。 慣れてはいけないだろうが。 大きい会社ほど、他人に残酷だったりする。 一概には言えないが。 それは「気付かない」から。 相手に気付かれなければいいのか? そう思って立ち上がる。 会社は早く

          #12 嫌われ者

          #11 Hungry to be better

          ああ、お腹が減った。 何故人間はお腹が減るのだろう。 食べては出る。食べては、出る。出るのに、食べる。 なぜだろう。 お腹が減ったら、どんなに不味そうなものも、美味しそうに見える。 この現象に名前は付いているのだろうか?動物の本能。付いてないなら、僕が付けよう。 どうでもいいことを考えながら、立ち上がって部屋を出る。 そして、観音開きの冷蔵庫を開けた。 ウスターソース、ケチャップ、マヨネーズ、醤油、ドレッシング。 「なんだよ。食いもん、何もねえじゃねえか」 イラッとして、強

          #11 Hungry to be better