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「タウンミーティング」で再会した若い人たちに励まされた気持ちです

今年4月の人事異動で、広報と広聴を所管することになりました。
それ以外にも、
若者、移住定住、観光、ふるさと納税も所管しています。

広報・プロモーション業務

広報は、広報誌、記者対応、ホームページ、SNS、動画など。
広聴は、要望、意見交換、パブリックコメントなど。
若者は、高校・大学連携、成人式、若者会議など。
移住定住は、新婚補助金、パンフレット作成など。
観光は、観光振興団体との調整、取材対応、イベント実行委員会など。
ふるさと納税は、返礼品、寄附金証明など。

市役所勤務28年目で、どれもどれも初めての仕事。
いやいや、市役所って人事異動が大胆ですよね~。
50才で新人状態です(笑)

とにかく、今は、これが私の守備範囲です。


タウンミーティング=意見交換会

さて、今日はその「広聴」の仕事のひとつ、
「タウンミーティング(意見交換会)」でした。
もうあと1日、2会場を残すのみです。

だいたいどこの自治体もこの時期に開催することが多いようですね。
私の市役所でも、昨年度は秋開催でしたが、
夏開催にずらしました。
7月ならまだ年度が始まったところなので、
今年度事業もこれから進んでいくところで、
市役所の取組み説明にはいい時期だと思います。

首長(市長や町長など)が、
庁舎ではない場所で、各地域ごとに集まっていただいて、
少人数の地域の皆さんとお話しする、
ざっくりいうとそういう行事です。

やる市役所とやらない市役所、いろいろあると思います。
市長のお考え、ひとつです。

市長が市民と直接お話しするって、
そんな機会のないことなので、
関心のある人は好きだと思います。


タウンミーティングの雰囲気

今年、初めて参加し、
初めてでいきなり進行役をやっています。

会場によって、少しずつ雰囲気が違います。

市内8会場を巡るのですが、
まず、おじいさんの参加者がほとんどです。

和やかにいろんな意見が出たなぁというところは、
参加者の協力、発言者の協力が大きいです。

私もうまく進行できたなぁと思うし、
きっと参加者の皆さんも、面白かったなぁと
思ってもらっている・・・と思います、
そうだと嬉しいです。

怒鳴る高齢男性

意見交換会なので、できれば、
対立するよりも対話する、
そこに「敵」などいないのですから、
やっつけるやっつけられるよりも共感する、
怒るのではなく励ます、感謝する、
そんな会合にしたいなあと私は思いながら
できるだけ笑顔で、
原稿まるまる読むのではなく、
自分の言葉で、方言を交えながら、
進行しています。

ご高齢の方に聞こえやすいように
ゆっくり大きな声でも。
ときに早口になってしまいますが。💦

それでも、やっぱり、
最初からけんか腰で発言される方もあります。

そんなときは、
市長が発言する前に、私ができるだけ優しい
ゆっくりした声で空気を変えようと思うのですが、
いや~なかなか。
空気は変わりません。

でも、ほかの参加者から共感をいただきたいと願いながら
進行しています。
そんなに怒った言い方しなくても、ね~ みたいに。
それにしても、
怒鳴る方って、たぶん、どこか人生が不幸せですよね・・・

参加者の皆さんもびっくりして発言しにくくなります。
それでも高齢男性たちは怒りながら次々に挙手し、発言します。
強心臓ですよね~。
そんな強い言い方をするなんて、絶対、モテません。
お友だち、います?
奥様は話してくれます?

あ、今日は、怖い顔をした高齢女性もいました。
こういう方々は、目が合って微笑んでみても、
絶対に笑いませんね。

怒りながら発言される、そのたびに、
最大限の優しい声を出して、うなずいてみたりしながら、
雰囲気が悪くならないよう、
自分の全力を尽くします。

眉間にしわのある、全然笑わない高齢者。

ああ、苦手・・・、めっちゃ苦手。
憎まれっ子世にはばかる
思わず思いつく罪悪感💧

そんな人を好きな人っています?


もう一度言いますが、絶対、モテません。
そんな顔して、そんな怒鳴って。
まったくもって負の連鎖ですよ。

モテない→面白くない→楽しくない→怒鳴る→ますますモテない

謙虚なジェントルマンになってください、
お願いします、高齢の皆様。
皆様から気遣われる、慕われる、
親しまれる、モテる高齢者になってください。

誰もあなたに近寄らなくなりますよ。
市役所もあなたを助けようとは思わなくなりますよ。

そういえば、前に、高齢男性のグチnoteを書いた記憶が ↓


タウンミーティングで再会した若い人たち

そんなタウンミーティングですが、
とってもハッピーな出来事がありました。

タウンミーティング参加者は、
昨年は参加者約150名のうち、39才以下は、30代に2名だけ。
それくらい高齢者ばーーーーーっかりです。

もう5年くらい前、私は前の部署で、
総合計画・総合戦略の策定を担当しました。
若い人を対象にしたワークショップ形式の意見交換会を
開催したときに、参加者は約40名くらいだったでしょうか。
そこに参加してくれた方2名に、
タウンミーティングで再会しました✨

たったの2名ですが、
別々の場所で、たったの2名ですが、
私は再会できて嬉しかったです。

ああ、よかった、まだ地域に関心を持ってくれている✨


あちらからお声を掛けてくれました。

こうやって地域のことに関心を持つ若い人がいる限り、
この若い人にバトンを渡すまでは、
がんばらなくちゃって思うのです。

怒鳴る高齢者に、潰されて、
落ち込んでる場合ではありません。
(さほど落ち込んでませんがw)


よりよい地域、
よりよい市役所に向けて、
興味深い議論ができるような土壌をつくりたい、
こういう彼らに引き継ぎたい、そう思うのです。


怒鳴り合いとか、けんか腰とか、
そういうものではない、
対話で一緒にどうすればいいのか考えられるような、
そんな大人なタウンミーティングを進行できるようになりたい、
そのためには、
前向きな、地域に関心を持つ人、そんな人を育てたい。


なので、
こども・若者対象の市長とのタウンミーティングも、
はりきってやっちゃいま~す。

もうすでに2会場で企画中。
やっぱり、これは私がやらなくちゃ。
今の市役所を見渡して、
私しかできない、この役割(と勝手に思う。)!



ありがとう、声を掛けてくれて、ありがとう。
まだまだ私もチャレンジします。


近所の新しくオープンしたお店にもチャレンジ♪

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