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初めての鯖建て

Fediverseに足を踏み入れてそろそろ2年半近くになりますが、ついに鯖缶としてデビューすることになりました。しかも2つ。

初めに

年を明ける前に自鯖を建てたいと思い、Google Domainsにてles-requin.netというドメインを取得しました。値段はそれなりにする(税別1,400円)のですが、格安でドメインを買えるサービスとして有名なお名前.comはあまりいい話を聞かないのと、更新料も購入時の価格で更新できるためGoogle Domainsを選択しています。

最初はLinode + Cloudflareの組み合わせにしていたのですが、このペアだと相性が悪いらしく、一部のインスタンスと繋げないといった問題が発生してしまいました。なのでCloudflareを通さずにデフォルト(Google DomainsのDNS)に戻したところ無事につながるようになりました。もしかしたらVPSによってはCloudflareを使うと同じような問題が発生するかもしれません。

1. サメポリス(mi.les-requin.net)

備忘録としてQiitaに掲載しています。裏話としては、元々Groundpolisとして建てるつもりではいたので、サブドメインもそれに合わせる形にしたかったのですが、default.ymlを変更する段階でmi.les-requin.netとしてしまい、それに気づいたのはビルドが終わった後でした…

一応こちらは自分が本当に信頼できる人のみを招待する鯖として建てました。でも実質おひとりさま状態です。あとオブジェクトストレージはwasabiを採用しています。今度ちゃんとした記事を書くべきだなあ…

2.さめろま(pleroma.les-requin.net)

もう一つはGroundpolisを建てる際にpleromaに興味を持ったため、いろいろインストールガイドを見てみると頑張れば建てられそうだなって思い、(需要がそこまであると思えないのですが)やってみることにしました。

VPSはLinodeでシステムはArch Linuxを選択しています。pleromaはインストールガイドがしっかりしていて、基本的には購入直後のドメインであればArch Linuxでのインストールガイドの通りにコマンドを入力すれば建てることができます。オプショナルパッケージはnginxとcertbotをインストール。

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これが鯖が建った直後の状態(このとき「さめろま」という名前を設定していなかった)です。これだけでも無事にインスタンスとして使うことができますが、このままだとアップロードされたメディアやリモートのメディアキャッシュがローカルに溜まってしまいます。基本VPSは割り当てられているディスク容量が小さいため、オブジェクトストレージを噛ませることによってメディア関連のファイルをそちらに逃がすことで容量を削減することができます。

しかし、オブジェクトストレージに関しての情報があまり多くないため、まず方法を探すのに苦労致しました。英語ですがこの記事が唯一wasabiを使ってオブジェクトストレージを設定する方法を紹介しているものだと思われます。DeepL翻訳を使って何とか設定することができました。

pleroma鯖は公開しています

紹介程度の記事なのでインストールの詳細は省いております。見出し通りpleromaは公開鯖として建てているので誰でも登録することができます。

https://pleroma.les-requin.net

登録の前にこちらの利用規約をお読みください。

pleromaに触れてから2週間程度しか無いため、鯖缶も学びながら運営しています。そんな場所なのでそこまで厳しくしたくは無いと思っています。

また、Twitterでケムリクサ界隈の人がMisskeyを紹介したことによって、Misskey.ioの登録者が急激したということがありました。MisskeyもPleromaも、Fediverseという宇宙の概念の中のActivityPubというプロトコルで繋がっているSNSです。なのでどの鯖を選んでFediverseへ踏み入れるかはユーザーの権利です。ですがpleromaに興味を持ち、どの鯖を選べば良いのか戸惑っているユーザーはさめろまに一度登録してみてはいかがでしょうか。


追記(2021/01/14):利用規約をGroundpolisのPages機能からpleromaのaboutページに変更。それに伴い利用規約のURLも変更しています。

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