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無事、また恋をしましたか?

今、私にマッキー(槇原敬之)の波がきている。

「もう恋なんてしない」

ごはんを作りながら、化粧をしながら繰り返し聞いている。

ここ最近のYouTubeの再生回数をあげているのは私だ。

もう今では
「ちゃんと新しい恋をして、今ごろは楽しくやっているのだろうか」と歌詞の彼を心配し、思いを馳せるまでになっている。

彼の名は信夫とでもしようか。
紅茶派。

君宛の郵便がポストに届いているのを確認出来ることからして、2人で住んでいた家を相手が出ていき、信夫は残っているらしい。

急な一人暮らし。
二人が住める程の広さに一人は寂しかろう。
メリットがいつもより眺めが良くなった左側くらいでは慰めきれない。

ところで信夫、あなたはいつまでこの部屋に住み続けるつもりなのか。
相手の趣味で買った服は捨てるようだが、引っ越しの準備をしている素振りはない。
このまま1人で住むには家賃だって高いだろうし、思い出の詰まった部屋など日常生活を送るには苦しすぎやしないか。

引っ越せない理由が?
まさか、買った…?
持ち家なのだろうか。
だとしたら別れのダメージは当初私が思っていたよりもかなり深いのかもしれない。

もしくは、意外と素早い破局で賃貸契約・入居して1年以内の別れなのかもしれない。
1年未満の退去の場合、違約金を取られる場合もある。
信夫は1年を待っているのか。

もし賃貸なのだとしたら、心の傷が多少癒えた頃でいいので不動産管理会社に住人の変更があったことを伝えておいた方がいい。
万が一、家賃の支払が遅れたときに請求の電話が「まだ住んでいる」と思われたままの出ていった相手にいってしまう、というようなバツの悪い事態は避けられるので。

それに、保証人。
もし出ていった相手の関係者だと何かあった時にやはり連絡がいってしまう。
ここら辺りもぜひクリアにしておくことをおすすめする。


大好きだった、の前に「本当に本当に」と重ねる程の想いでも上手くいかないこともある。

次に出会うはずの人にはあまり美味しくないごはんの文句は控え目に、なんなら自ら作って信夫、幸せに暮らしていてね。

そんなことを考えたり考えなかったりしながら、まさに今も歌を口ずさんでいる。








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