写真部ロゴタイプ

高校生がマイナー部活をデザインし直した話

この記事は、以前書いた「高校の部活のデザインを手掛けました」(削除済み)の内容を再構成したものです。

皆さんは「写真部」という部活をご存知だろうか?

存在の忘れられた部活。

学校の規模によっては存在すらしない部活。

野球部や軽音楽部のような青春でキラキラした部活とは程遠い、マイナーな部活である。

僕はそんな写真部と吹奏楽部(ちなみにパートはトロンボーン)を兼部している。

写真部はカッコ悪い

Instagramの人気とともに写真人気が高まっている。

でもInstagramでカッコいい写真を撮りたい人は、写真部に入部しない。

なぜなら、写真部がカッコ悪いからだ。(しかも男子校の写真部!)

部員も減少しており、どうにかこの層を取り込みたい。

また、カッコいい部活にすることで部員のモチベーションも上げたい。(僕もカッコ悪いのは嫌だ!)

そこで自分のデザインの勉強も兼ね、写真部が洗練されたイメージを持ってもらえるようにヴィジュアル面での統一を図ることにした。

新しい写真部のデザイン

まずは今まで使われてきた写真部のロゴを見てみよう。

・文字を見なければ何の部活かわからない・無駄なフォントの装飾・古臭い・どこの高校の写真部か分からない・縮小した時の視野性が悪い・なぜ’’CLUB’’だけアルファベット?・展開しづらい・そもそも誰も使っていない!

デザインを手掛けた先輩には申し訳ないが、無駄な要素が多くスッキリしない。

新しいシンボルマーク・ロゴの作成にあたって、従来のロゴの課題点を踏まえ次の条件を満たすようにした。

・説明的でないこと・視野性が良いこと・使いやすいこと・洗練されていること

・説明的でないこと

カメラをモチーフにしたシンボルマークは、ひと目見てそれが写真部であることが分かる。

ちなみにこのシンボルマーク、部員を表した人の横顔が隠れている。(お気づきだろうか?)

・視野性が良いこと

SNSのアイコンやA4サイズのドキュメントなど、小さく表記してもシンボルマークが潰れにくい。

・使いやすいこと

シンボルマークのヴィジュアル要素を使うことで様々な形に展開することができる。

例えば、下の写真は学校行事の撮影で使う名札である。

(リーダー用とメンバー用で色を使い分けている。)

ロゴには源ノ角ゴシックを使用。

同じフォントを文書等に使うことで、統一感を出すことができる。

また源ノ角ゴシックは無償でダウンロードできるので、予算の少ない写真部でも導入しやすい。

・洗練されていること

シンボルマーク・ロゴ共に無駄な要素を省きシンプルにすることで、ゴチャゴチャしがちな文化祭の中で逆に目立ちやすくなる。

ロゴは堅い印象になりがちな明朝体や、運動部を連想させる極太ゴシックを避け、少し細めのゴシック体を使うことで軽やかで現代的な印象にさせた。

最後に

どんなにカッコいいシンボルマーク・ロゴを作っても使われなければ意味がない。

その為、デザインに詳しい人のいない写真部でも扱いやすいようにガイドラインを作っている。


ユニフォームや文化祭のポスターなど、部活とデザインとの関係は意外にある。

しかし、それらは大体単なる装飾で終わってしまう。

デザインの役割は様々だが、伝えたい内容を自分たちの意向に沿って伝えられなければならない。

すると、今のユニフォームでいいのか、ポスターでいいのかよく考えなくてはならないだろう。

-----------------------------

有本怜生

お仕事の依頼があれば承ります。

arimotoleo@gmail.com

↓ポートフォリオ

↓Twitter

↓Instagram


この記事が参加している募集

この記事が気に入ったら、サポートをしてみませんか?気軽にクリエイターを支援できます。

ありがとうございます!
59
高校三年生。写真とデザインを中心に活動中。instagram.com/leo_arimoto
コメントを投稿するには、 ログイン または 会員登録 をする必要があります。