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【マリノス】第24節川崎フロンターレ戦感想【Jリーグ2022】

川崎フロンターレとアウェイで対戦しました。結果は1-2で負けてしまいました。今シーズンの天王山として挑んだ戦いでしたので非常に悔しい敗戦となりました。

フォーメーション

CBはエドゥアルド岩田のコンビ。前線はエウベルAロペス仲川と現状のベストメンバーと呼べるスタメンで挑みました。

試合展開(得点経過)

1失点目 前半25分 ダミアン(フロンターレ)

谷口からのロングボールを山根がダイレクトでゴール前へ。絶妙なバウンドのボールをダミアンがヘッドで合わせて先制点を奪われてしまいました。

1得点目 前半48分 仲川 輝人(マリノス)

自陣でボールを奪うとエウベルマルコスとワンツーで抜け出し、走り込んだ仲川へスルーパス。これを受けた仲川はキーパーとの1対1を落ち着いて浮き球で流し込み、同点に追いつきました。

2失点目 後半54分 ジェジエウ(フロンターレ)

中盤から前線へ素早く繋がれて、最後は家長のクロスからジェジエウのヘッドで、土壇場で勝ち越されてしまいました。

気になったこと3つ

1.両者死力を尽くした戦い

まさに今シーズンの天王山と呼ぶにふさわしい試合となりました。厳しい気候でおたがい連戦の最中でしたが、プレー強度も高くお互いよく走っていました。決定的なチャンスの数は少なかったものの中盤での攻防やゴール前の崩しなど見どころは多く、緊張感のある試合展開でした。

何人かの選手は試合中盤に足を攣っていましたし、珍しく審判も負傷交代するなど、負荷の高い試合だったことがうかがえます。等々力競技場にも多くの観客が詰めかけ、声は出せないものの熱い応援をしていました。

2.終了間際の失点

試合展開としては本当に最後のプレーで勝ち越し点を奪われてしまう、非常に悔しい敗戦でした。もちろん家長のクロスとジェジエウのヘッドは素晴らしかったですが、時間帯としては絶対にやられてはいけない失点でした。

この前のルヴァンカップ広島戦でもアディショナルタイムに失点しています。連続して終了間際に失点しているのは気になります。集中力を欠いたわけではないと思いますが、心の隙を突かれた感じがします。

というのも、広島戦もこの試合も最後の失点直前までは、このままのスコアで終わってもいいかな、という気持ちがあったのではないでしょうか。正直見ている側からするとそう思いました。広島戦はアウェイゴールをとって1-2ならホームで巻き返せるし、この試合も引き分けなら勝ち点差は縮まらないし、勝てないのは悔しいけど最悪このままでもOKという思いがあったのかもしれません。

フロンターレはこのあたりの気持ち、勝ちへの執着心がやっぱり違うな、と思いました。今のマリノスに足りないものだと感じました。

3.連戦中の切り替え

これで公式戦2連敗となってしまいました。今シーズン初めての連敗です。このままズルズルいくのか、早期に立て直せるのか、チームは瀬戸際です。ただ、この後のACLも含めて連戦が続いていて、一息ついて切り替えることは難しい状況です。中2日で次の試合が待っています。

それでもこの連戦の中で切り替えてやっていくしかタイトルに近づく方法はありません。幸い次とその次の試合はホーム開催です。今シーズン無敗のホームでファン、サポーターの応援を受けて勝ってほしいです。

全体感想

フロンターレとは近年タイトルを争うライバルとして、また同じ神奈川を本拠地とするダービー相手として負けられない意地とプライドをぶつけて戦ってきました。しかし、全体的に見ればまだフロンターレのほうがマリノスの上を行っていると思います。

この試合もそうですが、勝ちへの執念、最後まであきらめない姿勢、絶対に勝てるという自信とプライド、そういった部分でほんの少しだけフロンターレのほうが上回っていました。これからマリノスが勝ち続けていくためにはこの部分を上回っていく必要があります。まだまだ伸びしろはあります。

現在の順位表ではマリノスのほうが上にいますが、フロンターレは前年のチャンピオンでこちらはチャレンジャーという気持ちを忘れてはいけません。現在首位だからといってタイトルが約束されているわけではありませんし、まだ今シーズンなにかを手にしたわけではありません。

次の試合に向けて

次は8月10日(水)にルヴァンカップ準々決勝でサンフレッチェ広島とホームで対戦します。第1戦を1-3で落としているので、最低でも2点差で勝つ必要があります。

サンフレッチェにしてみれば、2点のリードがあるのでしっかり守ってカウンターというわかりやすい戦いができます。さらに1点を追加できればほぼ勝ち抜けは確定です。

マリノスとしてはとにかくまず先制して1点差に迫ることが重要でしょう。先に先制するのはどちらか。それがこの試合のすべてといっても過言ではありません。

それではこの辺で失礼します。

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