都会暮らしをやめた!離島への移住体験談【後半】
離島に住む、レモンソルターです。
前半では移住のきっかけについてお話ししました。
後半では移住して暮らしている感想をお話しします。
地方暮らしのメリットとデメリット
メリット
・基本的な生活費がグッと抑えられる
・新鮮な野菜などが安価で買えたりもらえたりする
・自然(山・空・海・星)が豊かで美しい
・山なら水がおいしい
・海なら魚や海藻がおいしい
・お金はそこそこ稼げるぐらいで暮らせる
・送料は普通料金なので通販も便利。
(佐川急便は除く)
食に関して新鮮で安い、家賃も安いのはかなり魅力的です。
車や船もタイミング次第でもらえることもあります。
出費が少ないので収入もそこそこでなんとかなります。
デメリット
・島は水がイマイチ
・場所によってはインターネット環境が整っていない
・街に出る運賃が高い
・コミュニティが狭い
・店の開店時間が短い
・移住後1年目の税金が高い!
島の水に関しては、湧き水がある島ならばいいですね。
ない場合は貯蔵池の水を消毒して使っているのですが、
塩素濃度が濃いので、飲むなら浄水器を設置することが必須条件だと思います。
我が家では浄水器を通して、さらに加熱してから使っています。
インターネット環境について、私の住む島は「光」通信が来ているので、自宅に回線をひく工事さえすれば快適です。
コミュニティが狭い、についてはメリットでもあります。
近所とのつながりで助け合うこともたくさんありますが、干渉されるのが嫌な人には向かない面でもあります。
店の開店時間が短いことは、慣れれば時間内に買い物は済ませられるし、なんの問題もありません。
移住後1年目の税金については、前年の仕事によると思いますが、収入が減る上に税金は前年度分のものがのしかかるので、それ相応の貯蓄が必要です。
市民税、健保等...は年収から計算されます。
移住した感想
思い切って移住して本当によかったと思っています。
日頃は穏やかにストレスもなく過ごしています。
少しぐらいはストレスがあった方が起動力にもなる気はしますが、私は穏やかな方が好きです。
街にいるときよりも収入は少ないですが、いろんなことが豊かで贅沢だと思って生活しています。
今は畑でレモンを作ったり、レモンの加工品作り(塩レモン)、島の農家さんの作った柑橘の卸売りなどをして生活しています。
田舎は暇なのかと思われがちですが、毎日本当にいろんなことが起こります!
天気によって作業が変わり、気になる箇所の整備はたくさんあるし、保存食材の仕込み、人の家でごはん(逆もあり)、それに加えいつもの家事・育児。
いつでも流動的に構えていれば、それは楽しい生活になり得ます。
時間に縛られないので、
いつでも好きな時に好きなことをする。
それが実現可能です。
関東の友人たちとはあまり会えませんが、
SNSもあるし、大事な人とは連絡をとるので大丈夫です。
両親とはほどよく距離ができて、関係はよくなったと思います。
近すぎるとどうもお互いにうるさくなるので、これぐらいがよいです。
これも両親が元気だからできることだと感謝しています。
島では草や土、海に触れることが多く、外にいると太陽がとても気持ちがいいです。
自然からのメッセージがみえるときもあって、街にいるときには気付かなかったこともたくさんあります。
自然の力にはかないませんが、自然と共に暮らすことは心地よいことです。
災害が起こっても、島の人たちの知識と技術はすばらしく、行政に頼らずとも自分たちで復旧していきます。
地方はそういう点で、生きるためのスペックが上がります!
オマケ・移住先を決めるポイント
とにかく心地よいなと肌と直感で感じたら候補です!
住む前には
1週間以上泊まるか、四季をこえて何度も訪れましょう!
旅行で数日訪れるのと、住むのでは違います。
長くいればお店の事情や人間関係なども垣間見ることができると思います。
季節が違えばメリット&デメリットも違います。
これが時間的にできない場合は、合わなかったらすぐ次に行くぐらいの気持ちで移住してみてください!
いただいたサポートは島の音楽教育支援に使わせていただきます。