見出し画像

たった1畳ほどの

なんだかんだ付き合いの長くなった友達が東京にきたので、おうちに泊めたりしました。
平日とは思えないほどに楽しかった。癒されるっていこういうことか。
ひさしぶりに包丁を使ったりしました。

新宿に深夜の路上でしかやっていない、珈琲と絵本のお店があるの知っていますか?
ずっと気になっててやっといきました。駅は通るけど、なかなか降りる気にならなくて。
ツイートがとっても面白くて、よくおまわりさんと追いかけっこしているみたいなんですけど、実際にお会いしたら、なんて紳士な、かっこいいお兄さんでした。こんなに素敵な人だとは。

すごいな、って思いました。本当に。
道路の端っこの、1畳程度のスペースに荷物を持ってきて、ちっさな棚を広げて、珈琲を淹れるための道具がコンパクトにまとめられていて、可愛らしい看板や、電球や、ポットや、おもちゃ。この日は雨予報だったので、絵本はありませんでした。
その小さな空間を始めるだけで、人が少しずつ寄ってきて、コーヒーやノンカフェインティーを頼み、出来上がりを待って、お話しをしながら飲んで、小一時間すると去っていく。
入れ替わり立ち代り。そのあいだずっと素敵な音楽が鳴っていて、
店長さんとお話をしにくる人もちらほら。
家賃を払っていない場所でこんなにも、その人の創り出す空間が広がっていく。
1畳程度で始めた空間は、人が集まるとその分広がって、直径10mほどになっていました。

あと、アイスコーヒーを注文したのですが、すっっっっっっごく美味しかった。
見た目は色的には薄いのかな〜と思ったら、飲んでみたら、とても深みのある、なんというか、甘みのある苦味。(何言ってんだ。)氷で溶かされてちょうどよくなるような、それはそれはとっても美味しいコーヒーでした。飲みながら、5回くらい大声でおいしい!って言っていました。

とてもとても贅沢な時間でした。だいすきな友達と行けたことがまたよかった。
新宿が得意じゃなくて、あんまりおりたくないけど、このお店にはまた絶対行こうと思っています。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?