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羽釜で炊飯

身近な師匠

メスティン炊飯とは一転。今回はユニフレームのキャンプ羽釜3合炊き(660218)を使用して炊飯します。前回も紹介した通り、以前はテフロン加工された鍋で炊飯していました。どうしても焦げるという先入観があったからです。さて、ある日家のガスコンロの具合が悪くなり交換することになりました。新しいコンロは炊飯モードが備わっており、セットして着火すれば、蒸らしや炊き上がりまで全自動でできる優れものです。その際に、テフロン加工された鍋で炊いたのですが、焦げは無くできているので、どのような火加減をしているのか興味が湧きました。そこで30秒ごとの羽釜の温度を測定することにしました。

自由研究

横軸に時間、縦軸に羽釜の温度としました。羽釜の温度は、ツバの若干下を狙いました。赤外線温度計の使用法に温度を測定する面は黒色の方が良いとあります。かと言って米の水位線のある位置ですと火の温度の影響を受け300℃位になり参考になりません。まあ正解か否かはさておき同じ場所で測ることが大切です。

ガスコンロの炊飯モード研究

 19.3℃(0:00) 火力Hiでスタート
   86.3℃(3:20後)火力Low 
    91.9℃(9:20後)火力Hi
  104.0℃(13:10後)火力Low
  102.3℃(15:10後)火力Hi
  110.0℃(15:36後)消火
この数値を参考に火力を調整しながら炊いていきましょう。

いざ炊飯

水加減 1合半なので、1合と2合の水位の中間よりホンの上

それでは羽釜で炊飯しましょう。米を研ぎ、水加減は内側にある水位線を参考にします。1.5合の場合は1合と2合の水位線の真ん中となりますが、釜自体がすり鉢状なので真ん中よりも若干高めにしています。充分(夏場30分、冬場1時間)に水に浸したところで炊飯に移ります。本日使用するバーナーは火力調整が容易かつ応答性が良いOptimus00をしましょう。

赤外線温度計を羽根の下あたりを狙って測定

釜を火にかけます。火力は?3分ちょっとで80℃くらいになる火力です。00はバルブがないため、どれ位開けるという目安はありません。おおむね目一杯にポンピングして内圧を高め、時間の経過と温度の様子を見ながら調整弁を微妙に開いて内圧をコントロールします。80℃を超えたあたりで調整弁を開き、消えない程度まで内圧を下げ維持します。これも時間の経過と温度を見ながら調整しますが、ほぼ放置です。

水蒸気が出てきました(夏場はあまり出ず)

この後も実験データを参考に火力をコントロールし、火から下ろし10分ほど蒸らして完成です。

炊き上がり

茶碗がわりのトンスイにご飯をよそって食す。

いいかんじです

さて、次回は焚火で炊飯に挑戦してみましょう。火力のコントロールがわかれば熱源が違えどできるかと思います。

火力が強い

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