
プロフィール
三田直樹といいます。話す時目が合わせられなくていつも横向いてます。
株式会社Le Furoというクラフト温泉の資源開発会社を経営しています。東京の西麻布とUAEのドバイにラボと事務所を構えています。西麻布の加工場に加え神奈川と栃木に物流と製造工場があります。
1 事業について
僕にとって事業=ライフワークなのでルフロ=僕として続けます。僕は自分の事業セグメントを一次産業、かつ資源会社と位置づけています。通常石油産業は二次産業に区分されますが、クラフト温泉が土地から生産物を抽出するという本質的な特性が農林漁業に共通しているの一次産業に従事しているという意識です。
と、僕はいつも分かりにくいので、とても素敵にまとめて頂いた記事を貼っておきます。僕の現在地です。
僕たちのクラフト温泉とは、簡単に言うと、
『天然温泉に温泉成分を含む土壌の鉱石をブレンドして抽出したエスプレッソ温泉』で、もっと簡単にいうと
『超特濃温泉』で、いちおう難しく言うと、
『地下から産出した化学的には金属イオンの混合物で、硫黄や金属分、泥水分を含んだ天然温泉を「粗製」して製品化したもの』です。
これって実は石油の定義とほぼ一緒です。
で、この湯治事業の本質はただひとつ、ライナスポーリング博士のこの言葉の正しさを証明するというとてもシンプルなものです。
“You can trace every sickness, every disease, and every ailment to a mineral deficiency.” 全ての病態、全ての病気、全ての病弊を追及すると、ミネラル欠乏にいきつく
ここには一つカラクリがあって、僕の事業がうまくいかない、または僕自身が病気になったら、
『嗚呼ライナスよ、あなたの言った事はウソだったではないか!』って責任転嫁をすれば良いのです。はい僕はヒドイ人です。
閑話休題。ノーベル賞を個人で2度も取った20世紀最大の科学者の一人でもあるライナス博士は、その実績に比して知名度が著しく低い(と僕は思ってる)のは、彼のこのコメントにあると思っています。このファクトは到底医学界を中心とした『既得権益側』の皆様には受容不可だったことでしょう。
ただ、『それでも地球は動く』のです。
ともあれ、この言葉は僕の人生で最も深く心に突き刺ささった言葉で、世の中を変える、少なくとも僕の運命を決定づけるには十分な言葉でした。座右の銘というにはちょっとつまらないけど、ある種宗教的で、信じてしまうととても毎日が楽になります。だって彼の言葉を実践していたら病気にならないってことですからねー 実際僕は今のところ創業以来covid19含め病気にはなってませぬ。
僕は世の中の真理は単純で、さっきの既得権益を持つ人たちがあえて難しくしていると信じているので、この『ミネラルは地球を救う』みたいな言葉こそに物事の本質が隠れているのではないかと思うのです。
2 自分について
あまり語る必要もないのですが、僕のDDをしなくてはいけない人もいらっしゃるので、少しだけ。
生きてるだけで丸儲け、というのが僕の基本です。平和な時代の日本に生まれ、素敵な家族や仲間がいる。これだけで十分もう「ご褒美」もらっているので、それ以上の事は全部オマケだと思ってます。そういう意味でもう十分人生に満足しています。だからこの『生きている事』の品質には大変こだわるのです。
従い個人の欲は家族向け以外は極めて浅いのですが、なるべく低い視座を持っておくことはとてもおすすめな生き方です。たぶん生きることがとても楽になりますよ。
エラそうな講釈を垂れてしまいましたが、僕は人に関与することを基本的に好みません。人それぞれ人生イロイロと思っています。反対もしかりです。人生は色々なことをするにはあまりにも短すぎるのです。
あと、僕は目的がないと動けません。学校の校則とかによくあった理由が明快じゃない「やれ」「やるな」が一番苦手です。ただ興味の範囲は誠に狭いですが、好きなことにはひたすら没頭します。
温泉がまさにそれです。クラフト温泉の開発時は西麻布の家(現本店)にこもって24時間没頭してました。起きてる時と寝てるときの境界線が曖昧でした。蒸し風呂で実験をするので汗かくからもう服を着るのも面倒になってほぼ毎日裸で仕事してました。今でも着ないと捕まるから着ているだけなのであまり変わりはありません。よく変わってると言われます。
今でも年間100日くらいは工房に篭って作業してますが、それでも全く足りないくらいやりたいことが温泉には詰まっています。大人になると好きなこと以外もやらなくてはならないのです。
なお、その間はほぼ言葉も発せず音信不通になります。
全く悪気はないので関係者のみなさま悪しからず。
3 これからについて
noteを始めることにした理由でもありますが、TOJI(湯治)という言葉がSaunaやYogaと同列に語られることに加え、その域をちょっとだけ超えるきっかけを作るところまではやろうと思っています。
以前はこれを、湯治を世界の文化にする、と言ってたのですが、それも違うなということに気づきました。
文化とは知識、信仰、芸術、道徳、法律、慣行、その他、人が社会の成員として獲得した能力や習慣を含むところの複合された総体のことである
習慣の複合された総体、まだそこに意識が働いている状態だとすれば、まだ不十分で、世の中全体を変えるためには動的に無意識、つまり日常に溶け込んだ状態にしなきゃだめです。
そもそもの行為や総称としてのTOJIという言葉自体が溶けてなくなる- 空気を吸う、渇きを潤す、飢えをしのぐといった生命活動にクラフト温泉を触媒の如く媒介させる。究極には宇宙から大量のクラフト温泉原液を撒き散らせて雲と反応させて温泉の雨を降らせるくらいはやらなくてはと思っています。
生きてるだけで丸儲けだからこそ、僕は誰よりも生の質にはこだわりたい。それは病気、という細胞のバグをなくすことだと思っています。
自殺や他殺をなくすことは到底僕にはできないけど、生きようとする人、自分の愛する人たちが苦しむことなく天寿を全うできたらどれだけ素晴らしいだろう。僕はそこを事業領域にしています。
無理? でもノーベル賞2回も取ったライナスさんはミネラルでそれが実現できるって言ってましたよー
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