SP Level10くらいの素直な譜面を光らせるにはどうしたら良いのか

0.はじめに

こんにちは 最近暑すぎ

 この記事は、なんとな~く思っていたことをしっかり文章におこし、解像度を上げて、せっかくなら誰かの参考になると良いな、と思う程度の殴り書きのものですので、確かな効果を保証するものではないことを先にお伝えさせて頂きます。ご了承ください。

 さて、早速本題に入りますが、この記事は「地力は足りていて、EXHやFCができている曲なのになぜか満足いくスコアがでない」という悩みを抱えている人に向けたものになる予定です。
 具体的には、「十段、中伝、皆伝だけど、好きな版権の曲でAAAがでない、Max-表記にならない、○○個以下にできない」「同じくらいの地力、もっと言えば自分のほうが地力が高いであろうライバルに、簡単な曲で勝てていない」といったような方々に、もしかしたら参考にしてもらえるかもしれないな、と思いながら綴っていきます。

優先順位が高い内容から順に書こうと思います。


1.素直な譜面とはなにか

 まず、素直な譜面って何だ、ということを明らかにしてから具体的な分析をしていきたいと思います。
 私が思う素直な譜面は、「1曲に対して8分、16分の配置が大部分を占める譜面」です。例えば、Fly Above、CROSSROAD、怪物、quasarなどなど、めちゃめちゃたくさんあります。
 上記の曲をしっかりと光らせるためにはどうしたらいいのか、もっと言えば何から始めたらいいのかを以降で紹介したいと思います。

2.単発の8分の練習 優先度:最高

 ビートマニアに収録されているスコアの取りやすい曲、版権楽曲は、ノーツが16分間隔で配置された譜面が曲の大半を占めるものがほとんどです。それが、3つ、5つ、偶数個、それ以上に並んだものが様々なタイミングで降ってくるわけですが、これらの譜面は8分で配置されたノーツを均等のリズムで押せることが大前提になってきます。
 
 例えば、1小節に単発のノーツが16個配置された、下に貼ったquasar(H)のような、割れた(=完全に左右交互に叩ける)譜面を捌くにしても、それを表と裏に分解してみれば、左右それぞれの間隔は8分となるわけです。

quasar(H) 正規の一部
左右それぞれ8分間隔となっており、割れています
(左手が裏、右手が表)
※1

 そういった、いわゆる当たり譜面"ですら"8分間隔でのノーツを正確に捌くことが要求されるわけですから、8分間隔で配置されたノーツを正確なリズムで捌く技術は以降必須となっていきます。
 (当然のちに片手で16分間隔での譜面を正確に捌く力が要求されます。)

 後述しますが、1曲を通して完全に割れた譜面が降ってくる曲は私が知る限り存在しないため、このパートで紹介している要素は本当に基礎中の基礎となり、ここが苦手な方々は早急に克服することを強く推奨します。
 付け加えると、16分の譜面を完璧に捌きたい場合は、最低でも「片方に8分」、24分の譜面を完全に捌きたい場合は、最低でも「片方に12分」の譜面が降ってくる譜面を捌けるようにできると、当たり譜面、いわゆる左右交互に捌けるパートが多い割れ譜面で自己ベストを更新できる可能性が大幅に上がると思います。

 1発勝負での強さが必要となるアリーナ、BPLバトルでは、今回触れない更に高次元のスキルが要求されますが、到来したチャンスをものにする自己ベスト狙いにおいては、当たり譜面を無駄にしない、活かすことの方が重要であると思います。ちなみに私は全然当たり譜面を引けません。

 ※1 ちなみに、1Pミラー、2P正規の場合に中央付近(この場合黒鍵)で片手で16分間隔での打鍵が必要になる配置を交互に押す、自由運指を習得している方は、事実上当たり譜面が増えます。私はできません。

3.単発の16分の練習 優先度:超高

 もくじ2では、割れた当たり譜面をメインにした分析になりましたが、どれだけ当たっていても、完全に交互で押せるような配置は1曲を通してそこまで多いわけではありません。

 私は、当たり譜面のことを、「外れると誰がどう見ても難しい部分の配置が交互押し、またはそれに準ずる綺麗な配置になる」ものだと解釈しています。
 つまり、それ以外の「そこまで難しくはないが、交互押しとならない、片手で16分で配置された譜面」をどれだけ光らせるかというところに自己ベストを出すためのほぼすべてが凝縮されているといっても過言ではありません。(嘆きのガチ割れのデニム後の譜面を見てみてください。)

 先ほど挙げた例のquasar(H)にランダムをかけてみましょう。

quasar(H) ランダム
片手で16分を捌かなきゃいけない部分を黄緑で囲いました

 先ほどとは打って変わって、片方の手で16分間隔で配置された譜面を捌かなくてはいけない部分が大量に存在します。
 (ここで、どちらかの手から別の手に移る際に、もくじ2の左右の手を行き来する配置を正確に16分間隔で捌く技術が活きてきます。)
 
 このような配置を練習する楽曲としては

・In Heaven (A) 
・quasar (中盤のブレイク)
・AA (中盤のブレイク)
                                                             
 (もっとたくさんあります)

 
などが挙げられます。単発の16分乱打が数小節降ってきます。
 スコア力や安定感を上げるということは、苦手な配置を減らすこととほぼ同義だと捉えても良く、それが少なければ少ないほど、多方面でプラスに働くのではないかと思っています。
 ちなみに、私は画像でいう黄緑で囲ったもののうち、上から二番目の配置がめちゃくちゃ苦手です。

 この練習を徹底することで、簡単なパートで失点しない、自己べスト狙いや一発勝負で強い効果を発揮する基礎力が得られるんじゃないかと思います。

4.左右の手を同期させる 優先度: 高

 なんやかんや色々書いてきましたが、おそらくこのパートが今回書いた記事の中で一番といっていいほど大事でかつ、一番時間のかかるかなり厄介な要素となります。

 超簡単に表現すると「同時押しは同時に押しましょう」ということになります。個人的にこれがめちゃくちゃ難しいです。
 パート3までは、単発の8分や16分を仕上げることについてあれこれ書きましたが、リマインドとして書きますが、それらは基礎中の基礎なだけであって、曲の大半を占めるわけではありません。
 むしろ、同時押しを含んだ配置が大半を占め、ほぼほぼそれらがスコアレートに直結するといっても過言ではありません。

 とりあえず、この画像を見てみてください。

quasar (H)
サビのどっか

 次に、以下の動画を見てみてください。

 動画 https://youtu.be/BO5Znu0CRnc

 画像の中にある「左右」というテキストが付いている配置で同時押しを同時に押せていません。
 逆に、「左右」というテキストが付いていない配置(画像では左手の同時押しとして処理できる配置)では同時押しを同時に押せています。

 この「左右のどちらの手も使わなくてはいけない同時押しが同時に押せていない」というミスが積み重なって、思うようにスコアが伸びない方が多いのではないかと思っています。
 割れている譜面や配置がスコアが伸びやすく、当たり譜面と呼ばれる理由はこの要素が大きく関わっていると個人的には思います。

 この、一見字面はシンプルな「同時押しは同時に押す」という要素が、スコアを安定させるために非常に重要なものとなっているのではないでしょうか。

 繰り返しになりますが、この「同時押しを同時に押す練習」は、個人的には非常に時間のかかるものだと思っています。(私はいまだに何種類ものパターンで同時押しにブレが生じてしまうことが多々あります。)
 逆に言えば、ここがある程度安定してくれば、スコア力や安定感が格段に上がるのではないでしょうか。

5.徐々に持続性を上げていく 優先度:中

 もくじ4までのパートを練習しながら、だんだん安定感が増してきたな、と思えるようになってからは、それらを当たり前のようにしていくことが、更にスコアを伸ばすために重要になってくるかと思います。 
 「このパート、この1小節だけは絶対に全部ピカグレ、2小節は、、」といったように、この状態まで来たら、具体的なことよりは、数をこなす方に重きを置く段階にまで来たと思っていいと思います。

 安定性の持続に関しては、特筆すべき点が思いつかないので、本当にたくさんやることが何よりも近道になると思っています。不得意な個所を見つけてそれらを改善していく。その繰り返しになろうかと思います。

6.難所を光らせられるようにする 優先度:低

 基礎的な部分の安定感が増して来たら、12分や24分、曲特有のズレ、ハネなどを意識しながら練習して、更にスコアを伸ばすためにやりこむことが自己ベスト更新のために必要になってくるかと思います。
 この記事はあくまで基礎的な部分をメインに紹介するつもりのものなので、もくじ4までの練習をひたすら積むことが最終的な結論となります。

7.おわりに

 長々と文章を書かせていただきましたが、この記事が誰かの参考になればうれしいです。思い通りに光るようになったら絶対楽しい このゲーム

 この記事はあくまで私がなんとなく思っていたことをできるだけ言語化するためのものですので、様々な見方、考え方があり、それらを否定し、矯正しようとするものではないということを、ここで改めてことわらせていただきます。
 あとこの記事を書こうと思えるくらい、たくさん上達について話し合ってくれたMさん、Kさん、Cくん、ありがとうございます。

最後まで読んでいただきありがとうございました。

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