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20代の過ごし方

「20代」と聞くとどんな印象だろうか?
20代になる前はすごく大人だと思っていた。
しかし、いざ自分が足を踏み入れた時はどうだっただろうか?
全然大人びてなんかいなかったし、社会に出ても子供扱いされていた。


小学生から高校生までをゆとり教育で過ごした私は、自分たちより少し社会に出たゆとり世代がほかの世代にダメだと言われる光景を見て社会へ出た。

・弱い ・考えが甘い ・付き合いが悪い 

そんなことをほかの世代が言っているのを見て、なりたくてゆとり世代になったんじゃないと思ってきた。

20代、もうすぐ半分までたどり着く。
ここにきて、20代ってこれでいいのか?と考える。
もっと身に着けておくべきことがあるんじゃないか?
やっておいたほうがいいことがあるんじゃないか?
今ですら、10代にもっとまじめに勉強しておけばなーなんて思うのだから。


そんな時に見つけたのが

「20代でやっておきたいこと」 川北義則著



何かヒント見つかればいいななんて軽い考えで手に取った。

自分的によかったと思ったのは次の4つ​
1. 出世するのはあたり目のことを当たり前にする人
 ⇒当たり前のことを当たり前にすることは人から信用される。
  信用されることで、自分が望んだ仕事ができる。
  何かがずば抜けているだけではダメ。
  小さな仕事こそ、信用を作るきっかけとなる。


2. 読書の仕方、読むものは何でもOK
  ⇒マンガだって立派な読書だ。
  マンガでも小説でも自己啓発でも学べることはたくさんある。
  たくさん読むことで、傾向もわかってくる。
  なに読めばいいのさって人はまずは有名になっている本がオススメ。
  新聞も読んでおいたほうが良い
  読んで蓄えること、読む癖をつけておくことが、
  30代、40代へと影響してくる。

3. 今できることを先延ばしにしない
 ⇒20代ってやりたいことたくさんあるけど、お金がないのが現実。
  時間はたくさんある。でも、あっという間なのも事実。
  やりたいって思ったことはちゃんと時間を作ってやらないと、
  いつまでも実現できない。
  完璧にできなくてもいい。とっかかる、やってみるが大切。


4. 自分だけ、ひとりの楽しみを知っておく
 ⇒今はスマホ一つで誰とでもいつでも繋がれる時代。
    人とかかわることでは満たされなくなっている時代。
  より孤独を感じやすい時代。
  だからこそ、ひとりの時間を有意義に使っていきたい。
   ひとりの時間は独創力が身につく。

いろんな本で見かけるような内容かもしれない。
だからこそ、重要なんだと感じる。

この本の全体的な印象は、「考えが古い」(著者には申し訳ないが…)
この本の初版が2010年。10年も前である。
この時は今みたいに働き方が見直される前だったのかもしれない。
プライベートも仕事に捧げるような書き方は現代には合っていないと感じた。
仕事はあくまでもお金を得るための手段であり、目的ではない。
仕事をするだけが人生ではない。
自分を高める方法なんて、プライベートにだってたくさんある。
今の時代、お金を稼ぐ方法だって、仕事に限らない。
お金を稼ぐ手段全般を仕事というだけだ。

最後に。
20代は迷ってもいいから行動したほうがいい。
なにが役に立つかなんてわからない。
やりたいと思ったことにとことん向き合う時間があるのは20代だけ。
やってきたことすべてを目に見える形で役立てようとするから、
何をやったらいいかわからなくなるのではないだろうか?
以外と知らないところで、何でもないと思っている力を発揮しているのかもしれない。



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