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目的と目標は違う

普段、仕事をしていて、〇〇と〇〇は違うと感じたことについて記載いたします。

1.目的と目標は違う

よく混同しがちで、すぐに見失いがちな「目的」「目標」の違いについて説明致します。

目的とは、「目」で見える「的」です。
最終的に成し遂げようと目指す到達点を意味しています。

目標とは、「目」で見える「標」です。
「目的」という最終的なゴールに向けて、その間に設定される指標です。

ある「目的」を目指して、「目標」を設定することで、それを達成することで、「目的」に近づいていきます。

そして、「目的」を実現する方法が「手段」です。「目的」を実現するため「目標」を決め、「手段」を繰り返していくうちに、日々の「手段」に追われ、「手段の目的化」が起こります。

2.手段の目的化を防ぐ

本来、「目的」をもって、「手段」を実行していたはずが、日々の「手段」に追われている状況になると何のためにそれを実行しているのか分からなくなってしまいます

この場合は、「なぜそれをやるのか?」を考え直し、「守破離」の考え方が重要になります。

「守・破・離」
剣道や茶道などで、修業における段階を示したもの。
「守」は、師や流派の教え、型、技を忠実に守り、身につける段階。
「破」は、他の師や良いものを取り入れ、心技を発展させる段階。
「離」は、独自の新しいものを生み出し確立させる段階。

つまり、日々の手段に追われて、「目標」とする指標を調整し続ける状態は「守」をクリアしている状態になります。良いものを取り入れて、独自の新しいものを生み出し、再度「目的」の実現に向けて進むことが必要となります。

3.企業における目的とは

近年、企業もまた日々の数字に追われているせいか、「目的」⇒「パーパス」を見直す経営が起こっています。

パーパス経営とは
企業の存在意義を意味するパーパス(Purpose)から企業の「価値観」と「社会的意義」を明確にし、すべての企業活動の軸とする経営手法
のこと

企業のビジョン、ミッションに上にパーパス(存在意義)を置き、社会にバリューを提供する経営手法です。

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デジタル化の波が押し寄せ、変化の激しい世の中で、慌てて数字の調整に追われ、企業自体もその「パーパス(目的)」を見直す時期が来ています。
これからは、個人も企業も、目的(パーパス)を見直すことが重要です!!


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