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比べないで

久しぶりにトレーニング依頼があってお邪魔してきました。
年金生活をしている高齢の方でしたが元気そうな方でした。
話を聞くと初めてパピーから育てるそうな…
高齢者がパピーを?!って驚きましたが…何かあったときは託せる人がいることが前提で迎えたそうです。
それはそれでよかったのだけど…
時折、愛護センターにもっていこうかと思ったとか言っていたので今回うかがうことができてよかったって本当に思いました。

今までも同じ犬種を飼っていたようなんですけど…
乳歯も知らなかったのできっとある程度落ち着いた子を迎えていたんだなぁと思いました。
そういう認識はなかったようです。
ある程度育った安定した子を迎えることが一般的になるといいのにとも思いましたけど…
パピーを育てる醍醐味というのもあるのは事実。
だから、どういう子を迎えたいかをしっかりと見極めるというか…
知る必要があるなぁ~と思ったのでした。

同じ犬種を飼い続けている人でこじれちゃう人に良くあるのは、以前飼っていた犬と比べちゃうことなんですよね。
同じ犬種でも個性は違うんです。
人間でも十人十色と違いがあるうように犬にも個々でキャラクターが違うんです。
それをちゃんと理解してあげてほしいんです。
比べられたらやっぱり楽しくないですよね。

前の子にできたことが今の子はできないかもしれない。
でも、前の子にできなかったことを今の子はできるかもしれない。
どうしても前の子を美化しちゃいがちなんですけど、目の前の子をちゃんと見てあげられると嬉しいなと思います。

今回の飼い主さんも可愛くないと言ってましたけど…
手のかかる子ほどかわいくなりますよ~と言ってきました。
この子はブスだからと言ったりしてたのですが…ブスなんかじゃなかったよ。
パピーでエネルギーが有り余っていて手に余すからそう思っているようだったので犬がどういう風に学んで行動しているかを丁寧に説明させていただいて散歩や遊びについて飼い主さんに頑張ってもらえるように伝えてみました。

思い込みもあるのでそこはまた丁寧に訂正していこうと思います。
飼い主さんが知らないとうまくいかないですから…
知らないから間違える。間違えたらその都度、正しいことを知っていけばいいんです。
そうやって人間も犬も学習して成長していくのだから…いくつになっても学びは止まりません。犬も人間も…

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