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sore:[adj](身体の部位が)腫れる、ヒリヒリ(ピリピリ)する について

喉がキンキンに腫れて、咳が止まらない・・ 辛い。こんな時に、How are you?って聞かれたら、どう返すかと言うと・・

・I've got a sore throat. ないし I have a sore throat.
・My throat is sore.

と言った表現を使うだろう。このsore[形]、MacBookの辞書ではこんな風に説明されている。

sore | sɔːr |   (soarと同音)
形容詞 -r | sɔ́ːrər | ; ~st | sɔ́ːrɪst |
1 〈体の一部が〉(けが・筋肉痛などで)痛い; (炎症などで)ひりひりする, ずきずき痛む (!触ったり動かしたりするとpain(痛み)があること; → painful)
▸ have a sore throat [eye]
喉が荒れて[目がひりひり]痛い
(!「頭[歯]が痛い」はhave a headache [toothache])
▸ My back is very sore.
腰がとても痛い
▸ rub one's sore shoulders
痛みのある肩をもむ.
2 〖be ~〗
a. 〈人が〉(体に)痛みを感じる
▸ She is still sore all over.
彼女はいまだに体中が痛い.
b. ⦅主に米・くだけて・やや古⦆ «人に/…に対して» 怒っている, 腹を立てている «at/about»
▸ He was pretty sore about receiving a cold welcome.
彼は歓迎が冷たかったことにおかんむりだった.
3 ⦅文⦆〖名詞の前で〗非常な, 大変な
▸ in sore need
ひどく困窮して.
4 〖名詞の前で〗気にさわる, 不愉快な, 怒らせる〈話題など〉
▸ Don't mention this to Laura; it's a sore point [spot] with her.
ローラにこのこと話しちゃだめだよ, 彼女の触れてほしくないところなんだから.

名詞  複  -s | -z | C
1 (炎症などで)痛い所; 傷; (赤い)腫れ
▸ sores on one's face
顔のひどい肌荒れ.
2 いやな思い出; 心の傷.
sóre・ness
名詞
U痛み, 痛さ.

筋トレや激しい運動をした翌日や翌々日に筋肉痛になる。そう言うときも、

・I have sore muscles
・I've got (a) sore [身体の部位]
・My[身体の部位] is/are sore

と言った言い方をする。 I have muscle painって言うと、通じなくはないんだけど、なんかわからんが変な感じがする。myalgiaほどではないが、それに準ずるような堅苦しさを感じさせるからだろうか。

soreは、肌などの表面だけでなく、身体の内側や精神状態等の内面も含めたピリピリとしたsensitive「敏感」な状況、下手に触ると嫌な反応が来るような状況を表している。ちなみにこのsensitiveはもちろんsenseは[n]意識・感覚、[vt]感じる、と言う意味だが、senseについては今日は触れない。

soreの語源をたどると、日本人の小学生から中年のオッサンまで知ってるある単語との関連性が出て来る。アイム ソーリー(髭ソーリー →オッサン世代にしかわからない)のソーリー、sorryである。

このsorryだが、端的に言うと、「残念である」と言う意味で、自分が何かやらかして自分に非があるときにI'm sorryと言うと「すまない」「ごめんなさい」「申し訳ない」だし、誰かが「風邪で熱がある」みたいな話を聞いた時にI'm sorryって言えば、「それは気の毒に」と言う意味。言うときの口調というかトーンにもよるが、あまり感情を込めずに言ったりもして、その場合は何とも薄っぺらい感じになる。日本語でも嫌味っぽく「お気の毒」「御愁傷様」などと言ったりするのと少し似てるかな。
なおsorryで「遺憾である」と言う言い方もできるんだろうけど、もう少し堅いregretを使う方がしっくり来る。

そして、このsorryの元の意味は[sore痛み]がある状態、それを持っている状態なのだそうだ。
https://www.etymonline.com/word/sorry#etymonline_v_23908

だから、I'm sorryで「同情します」「お気の毒に」という意味にもなる場合は、「あなたと同じ痛みを感じています」というニュアンスだし、謝るときのI'm sorryは「自分のした行為について心が痛んでいる(→つまり「すまないと思っている」)」ということにもなる。

これからインフルエンザの季節なので、気をつけたいところですが、もし喉が腫れたら、soreを使っていきましょう。鼻水が止まらない場合は、My nose is running。
ガチでmucusとか使ったら、たぶん医学用語っぽく聞こえちゃいます。snot、snivelとかは使えるかもしれませんね。

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