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北海道も気候変動の影響を受けて農業に大きな影響がある?

この週末の札幌は暑く、連日33℃を超えています。今日は34.7℃だったとか。
北海道の15地点で最高気温が35℃を超える猛暑日となったようです。

一昔前は札幌で30℃を超える日なんてほとんどなくて、あっても8月の1週目ぐらいに1、2日あったかどうかだったと思います。高校3年生の夏は図書館で勉強してたけど、クーラーなんてなかったように思います。もちろん、家庭にクーラーが普及しだしたのもここ10年ぐらいだと思います。

10年後らい前に受けていた資格試験(技術士)の2次試験は毎年8月の第一日曜日に会って、当時の試験会場が北海道大学だったのですが、教室にはエアコンがなくて体調不良を訴える人が続出したということがありました。答案用紙も腕の汗でふやけてしまって消しゴムで消す時に破れるのではないかと思った記憶があります。ちなみに、試験会場は北大から空調完備の札幌コンベンションセンターの移りました。

少し気になって調べてみたら、北海道はこの100年で平均気温は1.6℃高くなっているようです。さらに調べてみると真夏日の日数は増えている傾向があることがわかりました。

気象庁のHPから

北海道でもかつては作られていなかったような作物が作られるようになってきました。サツマイモ、ラッカセイ、ニンニクについては、「新顔野菜」などとして道庁はプロモーションしています。

これらの作物に限らず、ワイン用のブドウも北海道で盛んに作られるようになってきました。一方で、気候変動の影響で、名産と呼ばれていたものが不作になる事例も増えています。

特に水産物では、函館でイカがとれなくなってます。また、サケの定置網にブリがかかるようになど異変が生じています。

一次産業にとって気候変動の影響は無視できなくなってきたことは事実でしょう。

最近、バイオスティミュラントをうたう資材が生産者の間で流行っています。これは作物にとってのエナジードリンクのようなものです。不順な気候によって生理的な障害が発生し、作物の見た目や品質を損なう状況に対して有効かもしれない。ということだと思います。

しかし、なぜ、そのような生理障害が起きたのか、しっかり理解してから使った方が良いでしょう。もちろん、多くの資材はほとんど無害なものです。しかし、その価格に対する効果が有効であるかをしっかりと検証すべきでしょう。

大通公園のアジサイ

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