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憧れはとまらねぇんだ(メイドインアビス アニメレビュー)

コロナ自粛期間中、様々なアニメを見漁っていた僕、その中でイチオシだったのが「メイドインアビス」です。アニメシリーズを完走するだけでは止まらず、Wikiや原作漫画を探し、つい先日はアニメシリーズの続編となる劇場版映画まで観賞してきました。そこまで僕を夢中にしている「メイドインアビス」、僕がなぜ夢中になってしまったのか、整理をしながら書いてみます。

あらすじ

一言で言えば「お母さんに呼ばれたから、めっちゃ危険な大穴(アビス)の底まで子供だけで行ってくるわ」って話です(笑)お母さんに呼ばれちゃったアビスヲタクの少女リコ、記憶喪失ながらめちゃ強いロボット少年レグの2人で旅は始まります。『大穴(アビス)』は複数の階層に分かれており、下の階層に行けば行くほど危険が増えていきます、様々な困難に直面しながらもそれを乗り越えていく2人、途中もふもふで超可愛いナナチが仲間に加わりさらに下の階層への冒険を続けます。。。

想像を超えてくる環境、アビスの魅力

まず舞台となる『大穴(アビス)がとっても謎で面白い!居そうで居なかったユニークな生物たち!戦ったりするのはめちゃ大変ですし、解体して料理すると「そんな風に食べるとかよく思いつくなぁ」と驚いたり、アビスが異界であるってことを認識させてくれるポイントになっています。またアビス内には『遺物』と呼ばれる昔の人達が作った(?)アイテムが落ちていて、レアなものになれば、自分の意識を分裂させたり、死んだものも蘇らせたりできる、超自然的な力を持つものさえあるんです、戦闘にも使われます、ビーム合戦とかあります、チート武器ですね(笑)そして最も謎で面白いのが『アビスの呪い』です。アビスは一度降りてしまうと登る際に『上昇負荷』というものが掛かります。浅い階層だとめまいや吐き気なのですが、深い階層になっていくにつれてどんどん酷くなります。血が出たり、感覚なくなったり、人間辞めたり、もうタイヘン。。。

幼い見た目とグロさのギャップが伝えるリアリティ!

この過酷な環境に少年少女が挑んでいくのですが、当然そう簡単に乗り越えられるものじゃありません。ときに傷つき進むごとにダメージを負います。吐く、泣く、刺さる、腕が折れる、切れる、目から血が溢れるなど、アビスという過酷な環境を生きていくためには当然なのかもしれませんが、キャラクターの幼さや愛らしい見た目とのギャップが大きくてグサッと心に来ます。そんな厳しい現実を持っているスキルや知恵を振り絞って乗り越えていくリコたちには、時にほっと、時にスカッとした気分にさせられるんです。

あこがれは止められない

そんな過酷な環境をなぜ進むのか?それはお母さんに会いたいから!だと最初は思っていたんですが、アビスを進みそこに生きる人達と交流を見ていると本当はそうじゃないんだって気付かされます。ただ未知なるものへの「憧れ」「冒険心」。過酷な環境のアビスは未知のフロンティア、憧れの対象であり、ロマンの塊なのです。知らないことを知りたい、見たことないものを見たい、その純粋な気持ちに登場人物たちは素直に生きている。リコたちの冒険を見守っているうちに、リコたちの冒険が羨ましく思えてきます。一緒に冒険したい。。。

最後に大好きなナナチの名台詞を。

ナナチ「そんなもんじゃ憧れはとめられねぇんだ」

カワジ


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