私と彼は「話さない」。

共通の話題が尽きている。

彼と私は出会いが社会人サークルに近いコミュニティです。
したがって、当初はそれの会話や共通の知人の話などで時間がつぶれていたのですが、
両者良い年齢で一線を退いてしまい、
また、そのサークル(的なもの)の活動さえ自粛により封じられてしまって、
特に熱い話題は一切ありません。

会話をしなくても成り立つ間柄と言えば、そうだし、それで良いのですが、
とりあえず我々は、長時間一緒に過ごすと無言になる…ということを、
この自粛期間中にまざまざと思い知りました。

まー、薄々気付いてたけどね。

いやお前、次に会ったら話し合いたいことと言いたいことが10兆個ぐらいあっただろ。
とツッコミどころ満載だと思うのですが、

それができる人間であれば、
夏休みの宿題は最初の一週間で終わっているし、
セフレと結婚しようとかボケたこと抜かさず婚活に勤しめているし、
そもそも疲れきるほど仕事を抱え込まずに集中して仕事を片付けていると思う次第です。

要するに面倒くさい、聞きたくない答えは後回しにするし
（仕事でも平気でやるし、それでも自分一人ぐらいは養えるし、会社には自分+1人税金分まで雇える程度は納品してるのでまあ許されたい）、
典型的なシングルタスクで、仕事が終わったら重たいことは考えたくないのでした。

彼の方も、
放ったらかしでも好きなように暇を潰せるタイプな上、
何で暇を潰しているのか私が興味を示さないもので、
100人の女の子に会いたいメッセージなど出して99人に無視されて傷ついていようと、
143人から返事が来て向こう半年のスケジュール調整に勤しんでいようと、私が知るよしもありません。
好きになさったらよろしい。

平和に「今日の晩ごはんで食べたいものを１品考えてくれ」というミッションを渡すなどしています。

彼の方も、
まさかこんな長編マガジンにされているとは思わないでしょう。
十中八九、結婚の話もズルズル先延ばししてやがるしめしめと思っているか、残りの１,２割は何も考えていません。
2:8の割合は逆でもいいです。
それも好きになさったらよろしい。

長くご一緒に過ごされているご夫婦の方は、
いったい何の話をしているのでしょう。

うちの実家の40年戦士たちを思い浮かべましたが、
家族(子供＝私と弟)の話・親戚の話・テレビを見ながら呟く
以外の話を普段はしておらず、
私たちの方がまだ何らか喋ってんな…と思って終了しました。

なお、
実家の彼らは父のリタイア以降はちょいちょいデートをしていますが、
それらの会話も今は封じられていると思われます。

趣味の世界で知り合ったカップルでさえこうなのだから、
まあきっとみんなこんな感じなんですかね？