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コネは作るもの



世界とのコネクションの作り方: その1

コネを使うという行動にどのようなイメージをお持ちでしょうか? 
今までの人生でコネを使った事はありますか? 
使えるコネがあれば良いのにと願った事はありせんか? 

和を尊ぶが故なのか同調圧力の強い日本では、コネを使うという行動は、不平等、不正、卑怯、裏でずる賢い方法で他人を出し抜くといったイメージがあり、日本人が大切にする平等・公正で正々堂々とした行動では無く、褒められた行動ではないとの認識があるように思います。 

ただ、不平等と言われようが、上手にコネを使っている人は大きな成功を手に入れている事も紛れもない事実です。(一方で、、、コネを持たない自分を哀れみ、コネを持つ人を妬み、自分が成功できないのはコネがないからだと言い訳に使っている人もよく見かけます。 )

日本では否定的に捉えられるコネですが、アメリカではコネの語源である Connectionsは、お金だけでは買えない貴重な無形資産、人生の必需品、大きな武器だと認識されています。Connectionsはネットワークやコミュニティと比べても、より強い肯定的な言葉として利用され、あらゆる人生の局面で遠慮なく、積極的に活用されています。 会社や製品・サービス名の一部としてもよく採用されています。 

「あるコネは使うべき」、必要なコネが今ないなら「今あるコネを辿って探すべき・作るべき」と多くのアメリカ人は合理的・論理的に考えます。 私自身、当時からメンターとして師事していてコネのあったお客様から自社のアメリカ人役員への助言により、アメリカへの一年間の駐在の機会を貰いました。 そして、一年間の駐在を実現してくれたアメリカ人上司とのコネをより強くできた事により、本社転籍、米国永住を実現しました。 そして、アメリカに移住してからは、公私に渡りコネを作り、コネを広げ、コネに頼った11年間でした。 お蔭様で、日本に居続けたのでは考えられない、劇的な生活の質の向上を実現しています。

私の米国赴任・転籍・永住を実現してくれたアメリカ人上司は、「コミュニケーション(英語だけでなくbusiness protocol)が出来て、お客様中心の姿勢という価値観が同じで、実際にお客様に評価され仕事上の実績を出している社員の一人だった。 信頼したからコネクションを作った。」と言ってくれました。 コネは正々堂々としていない卑怯者が使うモノとの考える事は、世界に挑戦するには捨てるべき思い込みの一つです。 使えるコネのない現状を憂うのではなく、正々堂々と自らの成功の手段の一つとして、自らの実力でコネを作り、コネを広げ、コネに頼る事が戦略的で合理的だと私は考えます。

ご参考まで、私の考えるコネの日米比較です。

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追伸 : 日本では否定的に取られがちな コネ ですが、縁と言い換えればどうでしょうか? 歴史的な出来事は人と人の縁により大成されています。歴史的な出来事だけで無く、親との縁から始まり、兄妹・親戚、妻・子供、友人、先生、上司、先輩後輩、オンライン上の知人、ある瞬間だけ共にした人々、縁のある方が持つ縁などなど、取り巻く全ての出来事も縁により導かれたと実感できるのではないでしょうか? 人生における出来事は人との縁・コネに導かれていると考えるのは、お釈迦様の縁起の思想に親しんだ日本人にとっては理解しやすい真理だと考えます。

http://global-challenger.com/

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