なぜLBSなのか?〜フード系スタートアップ〜

LBSには部活がいっぱいあるのですが、その中の一つにfoodieクラブというのがあります。https://clubs.london.edu/foodies/about/

読んで名の通り、美食部なのですが、結構真面目なトークイベントや、食に関連したフードテックウィークみたいなイベントの紹介等、食べるだけじゃない美食部です。
食品業界でお仕事させて頂いていた、というか、単に食いしん坊なのでもちろん私も部員です。んで今日は、そこが主催したフード系スタートアップの起業家を呼ぶ講演会にいってきました。

5名の起業家は全員女性!イエーイ!圧巻。
それぞれがなぜ自分のサービスを開始するに至ったかという話は、パッションがこぼれて来てとても面白かったです。前職で新規事業を探していた際に、投資銀行が作る資料集とかを見ながら「この会社は筋がよさそうですね」みたいな話をしていましたが、その時のような紙の上の話と比べて、目の前で苦労話を聞くリアル笑。聞く側も30名程度と小ぢんまりしている中で、裏側がいっぱい聞けて、とっても生々しかったです。

一方で、やっぱり食を提供する系のスタートアップは、なかなかテック系のスタートアップみたいな加速度的な伸びは難しそうだなぁ。というのが実感。
顧客プラットフォームを構築していくデジタル系(この表現伝わりますか?)のスタートアップは1社だけで、他は地道に商品を手売りする系でした(ネット販売含む)。

フードテックってすごくキャッチーな言葉ですが、ふたを開けてみると、高機能やオーガニックの食品を、ネットや手で売る業態もフードテックと呼ばれているので、いろんな種類の企業がフードテックという業界にごちゃまぜになってます。

でも、皆さんの事業開始にあたって持った情熱をうかがっていると、「スケールするからやる」とか「やらない」とか、そういう話じゃなくて、「あなたの夢はなんなの?やりたい事やれてるの?」というすごくシンプルな問いを突き付けられている気分。

印象的だったのは「今の仕事がいやだから起業したい。という人は絶対にやめた方がいい。なぜならば、一回始めるとやめられないから。赤ちゃんと一緒です。生まれたら面倒を見ないといけないからね。中途半端な覚悟でやんない方がいいよ。」というアドバイス笑。
妊婦さんのスピーカーがそんなこと言うから、リアルすぎて男性陣も爆笑。

そんな話を聞きながら、ふと、日本って女性起業家ってどれくらいいるのかなぁ。と気になりました。女性活用系の会社を起こした女性が多くて、他の業界は少ないというイメージなんですが、どなたかご存知のかたいらっしゃいますか?
今日は昼間にLBSの先輩である日本人の女性起業家にもお会いして、ふと日本の女性起業家状況が気になってきました。
会社の元同期で、起業した女子がいるので今度聞いてみよーっと。

あと、もう一つ印象的だったのは、ロンドンのフード系スタートアップの間ではDistributorリストを共有したりと、他の業界と違ってお互い助け合う雰囲気がすごく強いそうです。これも、それぞれお互いのパッションを尊重しあう文化が醸成されているからなのでしょうか。

因みに、今日来ていた方とビジネスは以下の通り。

Whatsinit?(食品添加物の動物実験データベース): Temi Alanamuさん
https://whatsinitapp.com/

Stop My Craving(健康的なお菓子のデリバリー): Sofie Dralleさん
https://stopmycraving.com/

MightyBee(ココナツウォーター製造販売): Ice Minさん
http://www.mightybee.com/

HiLo(スープ系サラダの店舗販売): Tiffany Arnstonさん
https://www.hilo.london/

Kaleidoscope Rolls(生春巻き風サラダ製造販売): Laura Mimounさん
https://www.kaleidoscoperolls.com/category/kaleidoscope-rolls

さて、たっぷり遊んでしまった。宿題やらねば…。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?