剣盾ダブルS9 構築振り返り

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S9で利用したPTです。現時点で8000位をさまよってます。
構築経緯の整理と、来季に向けた改善案の検討のために記録として記事にします。

1 構築経緯
構築の起点は環境にはびこるゴリランダーに強く出れる叩きパのエースとしてビリジオンを選択しました。次に、叩き役の選択ですが、ドラパルトを選択しました。今振り返ると完全に思考停止で、エルフーンだと弱点被りまくるからという程度の思考でドラパルトを選んでいます。この2匹の調整や技構成に至るまで全てたてひとさんのダグビリジからコピーしています。
スイーパーは脳筋ハチマキハッサムをチョイス。繰り出し性能とこだわりバレットによる制圧能力でばしばしやって言ったら強いんじゃね?くらいのノリです。S操作要員は、ファイアロー。ドラパルトが倒れたところにあと投げから投げ、追い風でビリジオンのSをあげ、相手の追い風やジェットとの打ち合いで強く出られると考えました。また、HPが満タンであれば上からブレバで相手を削れる点も優秀だったと思います。
不安の残るリザ軸、エスバ軸との対戦を想定し、おいかぜと相性のいいサブエースとして準速緊張感いのちのたまバンギラスを採用しました。ファイアローの追い風と合わせた雪崩によるけずりはもちろん、ダイロックによるエスバやリザードンへの先制打点を狙って採用しました。実際この狙いはうまく刺さり、初手から相手の大マックスを行動させずに潰してイージーウィンができた試合がいくつかありました。
最後にトリルや壁展開への時間稼ぎ、後発キッスへのとしてカブトアーマードラピオンを採用しました。急所無効に加え、バークアウトで確実に相手の打点を下げられ、かつSにあまり降っていないキッスであれば上からバクア・どくどく・守るで処理できると考えました。実際にはこのパーティで後発キッス単体の処理に困ることはそこまで多くなく、イエブリ相手にバークアウトしてトリルターンを稼ぐといった動きでしか活躍ができませんでした。(ただ活躍しただけで対トリルの勝利には結びついてないので、考察が足りていないです。)

こうやって振り返ってみると、一応、エース、サブエース、スイーパー、トリル対策、S操作、バトルフェーダーというダブルの構築基本形を意識して組んで、そこそこいいバランスが取れていた気がしていましたが、構築段階から気分やノリで入れているポケモンが多く、PTのシナジーが全然とれていないことがわかりました。このPTを動かしていると、叩きのパワーに隠れてしまい意識しにくいところでもありましたが、やはりジェットに載せてもあまり意味をなさないハッサムがスイーパーであったり、ターンを稼いだ後にアロー・バンギでトリルきれた相手を処理したいのに相手の残りがバンバドロ・ドサイドンであったりといまいち噛み合いが悪い感じがしました。ただ、それでも最終的には27勝16敗とおおきく勝ち越せているのは、構築の基本と叩きのパワーのおかげだと思っています。

2 来期に向けて
今回の構築の良かった点と反省点を記載しておきます。

良かった点
・ゴリランダーに超強いPTになっているため、ゴリラの処理に困らず、S9に多い最終盤面に残ってくるゴリランダーに打ち負けない。(詰め筋を確保しやすい)
・プレイングスキルの問題で、前期は初手でしか叩きができず、また、キッス・イエッサンなどのこの指に怯えて叩きが出せなくなる(=他の4体で戦わなければならない選出苦)をある程度プレイングスキルの向上により克服できてきた。(後発にビリジオンおいてスタートなど)
・1シーズンを通して我慢して同じ構築を使ったおかげで、構築の得意不得意が感覚的にわかるようになってきた。=>足りないダブルの経験値取得
・トリルの対応(弱体して時間稼ぎ)の動かし方が少しわかってきた。

反省点
・構築に入れるポケモンには全てに理由を持たせられるように考えながら構築を入れていく。(逆に言えば、使いたいポケモンを1体決めたらそこを軸に自然とパズルを埋めるように決めていく)
・ビリジオンが叩きなしで使えるのはバンドリなどの弱点偏重などでなければパワーが足りない(A90なので仕方ない)
・叩きで処理できないトリル相手などは時間稼ぎ後に処理しやすいルートを確保しておかないと特定ポケモンで積みやすい(今回はバンバドロがとにかく重かった)

選出パターン
決めていたパターンがいくつかあったので、参考まで。
・対バンドリドラパキッスガエンゴリラ
先発:バンギラス、ハッサム
後発:ドラパルト、ビリジオン
相手の先発はほぼ間違いなく先発ガエン+キッス、後発バンドリで、こちらが叩き先発でない場合はほぼキッス引きのドリュウズであった。このため、ハッサム⇨ドラパ、バンギラスいわなだれとすると、相手ガエンドリュウズ、自分バンギドラパの並びになる。ここでバンギ引きビリジオン+バンギ方向袋叩きでビリジオン制圧に繋げられる想定。あとはドリュウズをハッサムのバレパン圏内に入れておけば、そこまで大崩れせずに戦うことができた。初手がキッスダイマックス弱点保険はほぼ諦めている。
・対リザピ(バナコー)
先発:ファイアロー、バンギラス
後発:適当に2体
追い風展開からS有利とって殴り切りたいが、後発のフシギバナorコータスに処理されがちだった。バナコーいないと殴りきることもできた。
・対イエブリのスイッチトリル
先発:ドラピオン、バンギラス
後発:ファイアロー、ハッサム
噛み合い悪いポイント。トリルをドラピ、バンギ、ハッサムで乗り切ってファイアローのおいかぜから上からしばき切りたかったが、実際はトリルが切れる前にファイアローを出す形になることが多く不利をひっくり返すほどのパワーが出せなかった。

最後に
ここまで読んでくださりありがとうございました。

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