XIMMATRIX『SAB』機能の説明と使い方を徹底解説!
SABとは?
SABとはSimulate Analog Behaviourの略で、XIMMATRIXのみに搭載されている唯一無二の機能になります。
この機能はコントローラーの操作をシミュレートし、ゲーム側がマウスやキーボードの不正入力を検知している場合でも、通常のコントローラーユーザーのように見せることができます。つまり、SABを使用すると、マウスとキーボードを使用していてもコントローラーのようにゲーム側に見せることができるのでマウストラップに引っかかることを防ぐことができます。
SABの調整
調整の基本
SABの値を調整することで、どれだけコントローラーユーザーのように見せるかを設定できます。値が高いほど、実際のコントローラーの入力に近づきますが、これには欠点もあります。マウスとキーボードの入力はコントローラーの入力とは大きく異なるため、値が高いとマウスの操作性が損なわれることがあります。スティックはマウスほど反応が速くないため、高い値にするとマウスの入力が遅くなったり、遅延が発生することもあります。そのため、最も低い値を見つけて、通常のコントローラープレイヤーのように見えることが目標です。
つまり、SABの値を高くすればマウストラップには引っかからないが、マウスとキーボードの操作性が悪くなり、SABの値を低くすればマウスとキーボードの操作性が良くなるが、マウストラップに検知される可能性が高くなります。
個々のユーザーに合わせた調整
SABの最適な値はユーザーごとに異なります。他の人の設定をコピーしてもうまくいかない場合があります。なぜなら、マウスの持ち方やゲーム内でのエイム方法(マウスを振るスピード)などが影響を与えるためです。そのため、自分自身でSAB設定を調整する必要があります。
SAB設定の最適化
設定をテストする方法
高い値から始める:SABの値を高く設定し、徐々に下げていきます。
検出されるポイントを見つける:検出されるポイントを見つけたら、検出されないように少し値を上げます。
※SABの値を100に設定し、設定したいゲームのカジュアルまたはランクを何度もプレイし、マウストラップに引っかかるまで下げていきます。マウストラップに引っかかった値から少しずつ上げていき、自分に合った最適の値を見つけます。
ゲームごとの調整
R6S、OW2、VALORANTなど:各ゲームによってSABの数値は違うため、各ゲーム毎に数回プレイをし調整をする必要があります。
SAB調整プロセスの開始
SABの設定
SABはXIMMATRIXのアプリ内にあるボタンバインディングの下部にあります。
SABには3つ項目があります:Aiming、Moving、Triggerです。
・Aiming(マウス)
・Moving(キーボード)
・Trigger(引き金)
※Triggerでマウストラップに引っかかることはないので、数値は0でOKです。
Moving SAB(キャラクターの動きに関するSAB)
まず、Moving SABについて説明します。これはキャラクターの動きに関する設定です。
デジタルキーボード:デジタルキーボードは8方向しか出力できないため、SABの数値を高くする必要がります。なのでXIM公式はデジタルキーボードの使用は推奨していません。キーボードを使用したい場合は、Wootingキーボードを検討してください。Wootingはアナログスイッチを使用しているため、Moving SABの数値を0にしてもマウストラップに引っかからないためキャラクターの動きに関する操作性を大幅に向上させることができます。
デジタルキーボード使用時:Moving SABを100に設定し、上述の『設定をテストする方法』で説明したように数値を徐々に下げます。5または10ずつ下げていくことをお勧めします。
アナログデバイス使用時:アナログデバイスを使用すると、Moving SABの数値を0にしてもマウストラップに引っかからないためキャラクターの動きに関する操作性を大幅に向上させることができます。
以下アナログデバイス紹介:
Aimingに関するSAB
エイムに関するSABも重要です。最新のファームウェアを使用して、より高度なエイム設定Split SABにアクセスできるようにしてください。
Aimingを100に設定:まず、すべての項目Inertia、Micro、Limitのエイム値を100に設定します。エイムの操作性はとても悪くなりますが、ここから徐々に数値を下げていき最適な数値を探す必要があります。
スムージング設定の確認:HIPとADSのスムージングを無効にしないでください。無効にすると、さらにSABの数値を上げる必要がでてきます。スムージングの設定はお好みで大丈夫ですが、完全にオフにだけしないようにしましょう。
Aiming値の調整:Moving SABと同じ要領で、最大値から始め、マッチング毎に値を減らしていきます。10または20ずつ下げていきます。この際、Inertia、Micro、Limitの全ての項目を同じ値で下げていくことをお勧めします。全て100から始め、次に80という具合です。検出されるポイントを見つけたら、検出されなくなるまで少し値を上げます。
Split SABの説明
新しいファームウェアで追加されたSplit SABの機能を使用すると、デッドゾーン、細かいエイム入力、速いマウススワイプにSABを適用できます。
Inertia:デッドゾーン周辺のスムージング。クロスヘアが重く感じられ、ピクセル単位の正確な調整。
Micro:小さなクロスヘアの調整など、ゆっくりしたマウスの動きに対応。
Limit:非常に速いマウスの動き、すなわちフリックやスワイプに対応。
これらの値を個別に調整し、最も適した設定を見つけます。
Amingの最終微調整
例えば、以下のような値にAming SABが落ち着くとします:Inertia 30、Micro 30、Limit 30。ここから各項目を自分が求めるエイム方法に調整していきます。今までの調整方法と同じで徐々に値を下げていきマウストラップに引っかからないギリギリの値を探します。
私が使用しているAiming SAB:Inertia 30、Micro 20、Limit 10。私がWootingキーボードを使用してR6Sでプレイする際の値です。
補足:Inertiaの値をさらに下げたい場合は、マウスの感度を下げたり、スムージングの値を増やしたり、XIMのポーリングレートを下げて調整してみてください。
今後の改善
SABは継続的に改善されます。将来のファームウェアアップデートで値をさらに下げることができる可能性があります。それまでは自分に合った最適な値を探しましょう。
以上がSAB設定の詳細な説明になります。設定を最適化して、素晴らしいゲーム体験を楽しんでください。
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