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4月に買った本、読んだ本いろいろ

GWの暇つぶしに。せっかくなので買った本、読んだ本をまとめておく。
できる限り買ったお店も記しておく、正直メルカリも多いけれど。

自主独立農民という仕事 / 森まゆみ

メルカリで購入。ここ最近牛乳屋さんがピンチだ、という話を聞いて、全国の乳業事業者を調べていたなかで、気になった「木次乳業」。有機農業・パスチャライズ製法のこだわった牛乳でファンも多いという。森まゆみさんの確かな取材は、その地域の歴史やつながりも教えてくれる。

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生きるための料理 / たなかれいこ

BookOffで購入。とにかくシンプルな、素材の味を楽しむことに徹した料理本。いや、私は結局砂糖もお酒も足してしまうし、油で焼いた肉は旨いと思うけれど、ときどき端正で純粋なものを読んでみたくなる。生きるためには、世の中の調味料もそんなに要らない。心酔しない程度に軽く読み流すのがちょうどよい。

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Tokyo Eatrip / 野村友里

メルカリで購入。写真も文章も見事においしそう。料理本ではなく、食べ物に精通した著者オススメのレストランを美しくまとめた一冊。こういう本はたまに眺めるのが楽しいから、手元に一冊置いておきたい。

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花と料理 / 平井かずみ

楽天で購入。365日分の花と料理の写真が交互に並べられ、レシピだったり、花や食べ物への愛着ある文章だったりが添えられている。パラパラと眺めて、ひたすらいいねを押したくなる、まさにInstagramを紙に落とし込んだ一冊。

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パンをめぐる旅 / スーザン・セリグソン 

メルカリでジャケ買い。パン・旅というバズワードを二つも兼ね備えたタイトル。おいしそうなパン。どちらかと言うと、旅要素が濃い内容。著者はパンを作るわけでも専門家でもないという。たしかに、熟練の旅人の匂いが言葉の端々に漂っている。

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旅の効用 / ペール・アンデション

Bookfanで購入。人はなぜ移動するのか。気になる副題に思わず手を取ってしまう一冊。まだ読みかけだけど、想像以上にお堅い本だった。しかし、「ここではないどこか」へ憧れるのは万国共通なのか。旅の魔力みたいなものをじわじわと解き明かしてくれる本。

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あいたくてききたくて旅に出る / 小野和子

BlackBird Booksさんにて購入。民話・昔話、その土地土地でなんとはなしに語り継がれているものを、聞きにいく旅を続けているという。土地の記憶とともに、いずれなくなってしまうかもしれないその語りを残していく、貴重な仕事の記録。

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のどがかわいた / 大阿久佳乃

BlackBird Booksさんで購入。各所で絶賛されている大阿久佳乃さんのエッセイ集。17歳~19歳のころに書いた文章とは思えない、今年読んだ本の中でも飛びぬけて美しい言葉が散りばめられている。決して年齢が若いからすごい、というのではなく、ただただ言葉の選び方が澄んでいる。素晴らしい詩を紡ぐ人の文章だった。

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ジャム詩集 / 訳:尾崎喜八

Amazonマケプレ。『のどがかわいた』を読んで、気になって購入。自身も詩人である尾崎喜八さんの訳が素晴らしい。言葉の一つ一つが力強い。世界の詩シリーズは、古本でも安くて、函に入っているので良い。

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長崎まで / 野崎有以

この流れで散文詩が読みたくなり、メルカリで購入。東京と長崎。都会と故郷。明確に著者が書きたいものが伝わってくる。現代詩は、共感しやすく読みやすい。

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読書の日記 / 阿久津隆

BlackBird Booksさんで購入。厚い、というか箱みたいな本。
fuzkueを運営している阿久津さんの日記。本好きな人の日記は面白い。タイトルどおりそのまま読書記録にもなっているし、たしかにこのとき、この気持ちになるとき、本を手に取りたくなるのが分かる。少しずつ、お酒を空けるように、じっくり読む。

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guide to plants / 濱田久美子

BlackBird Booksさんで購入。植物の切り絵を制作している著者の美しい切り絵と添えられた文章。彼女が切り絵を展示をした星ヶ丘洋裁学校は、私も何度も訪れていて、行くたびに庭の不思議な魅力に取りつかれる。繊細な切り絵がその庭の一つ一つの要素を洗い出してくれている。贅沢な本だ。

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サンライト / 永井宏

BlackBird Booksさんで購入。濱田久美子さんの本の中に、永井さんの「雲ができるまで」について触れている箇所があり、読みたくなって。絶版で読めなくなった本を、美しい装丁とこだわった造りで再構成してまた世に出してくれる夏葉社さんの仕事は本当に素晴らしい。永井さんの文章は、読んでいて全然古さを感じない、時代の新しさを感じる。いかに先を見ていた人なのかが良くわかる。

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