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読書会のお誘い-永井玲衣『水中の哲学者たち』-

読書会をやろうと思います。

本はタイトルのとおり、哲学者の永井玲衣さんの『水中の哲学者たち』。

永井さんは、1991年生まれ、哲学研究と並行して、学校・企業・自治体・寺社などで哲学対話を行っています。そして、ウェブ上でもたくさんのエッセイを書かれています。

本を読んだとき、とても美しい言葉を紡ぐ人だと感じました。自身の内面に向き合い、哲学の言葉に触れ、世界とは、社会とは、というたくさんの問いに出会い、そのたびに逡巡する。

その一つ一つの断片のなかに、人の弱さや、世界の複雑さ、それを生きる難しさ、そうしたものを惜しみなく自分の言葉で辿っている。

彼女は哲学対話をする際に、「よくきく」「自分の言葉で話す」「<結局ひとそれぞれ>にしない」「変わることをおそれない」などのルールを用いています。今回の読書会でも、彼女にならって、いくつかのルールを設けようと思います。

「読書には正解はないこと」「誰の発言にも価値があること」「誰かを無意識に傷つけていないか自覚すること」「好きなものはどんどん好きっていう」。どんなルールにするか、決めかねていますが、だいたいこんな感じのことを考えています。

場所は、大阪阿倍野にある私設の図書室『ほんむすび』さんです。

以前、noteにも書いた場所です。ここの一箱本棚のオーナーになると、月に一度、2時間、自由にこの場所を使えます。だから、できれば月に一回、こうして読書会を開きたいなと思っています(店主も大歓迎とのことでした)。

コロナ禍ではあるのですが、なるべくオフラインでお会いできたらいいなと思っています。もし涼しければ、目の前にある公園に出てみてもいいかもしれません。一応、オンラインのチケットも用意しています。

読書会自体は私は主催するのは初めてで、うまくできるかちょっと不安です。でも、とても素敵な本なので、みなさんと共有して、感想をお互いに言い合えたら嬉しいと思っています。本の好きな箇所をじっくり読む時間も取るので、読みきれなくても大丈夫です。

こうやって広く参加者を募る場合、著者に無断で開催していいのだろうか、と気になったので、念のため、永井玲衣さんにメールでご承諾いただきました。ぜひご自由に場をひらいていただければうれしいです、とのことでした。

ですので、みなさんもしよければ、ぜひご参加ください。ご質問などあれば、コメント欄でも大丈夫です。


読んでいただいて、ありがとうございます。お互いに気軽に「いいね」するように、サポートするのもいいなぁ、と思っています。