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子どもが子どもらしくいられること

認定NPO法人PIECESさんのマガジンに寄稿しました。

正直、まだあんまり深く関われていなくて、でもずっと気になっていた団体だったので、なにか力になれたらいいな、と思っている。

PIECESは「子どもの孤立」という社会課題の解決に向けて、子どもが孤立しない地域をつくるプログラムをつくり、たくさんの人の「市民性」を育む取り組みをしている。わたし自身、「市民性」がどのようなものなのか、明確な像を結べているわけではないけれど、子どもたちが生きる社会のなかで、頼れる大人の存在はたくさんいればいるほど、子どもが孤立することはなくなっていく。専門家の数も少なく、そこにつながることも難しい、そういうときに身近に頼れる大人がいたら、もしかしたら救われることもあるんじゃないか。

どうしたら、自分自身が頼れる大人になれるかな、と考える。たとえば、公園で子どもを遊ばせているときに、一人で泣いている子を見かけたら。近所で大声で何度も怒鳴りつけるような声を聞いたら。直接できることはほんの僅かなことかもしれないけれど、気にかける、微笑みかける、専門家でもなくても、助けになれることはある、と思う。

学校で、子どもたちはいっぱい「権利」について学んでくる。けれど、その権利は自分にもたくさんあるんだ、ということをまず伝えたい。

もうすぐ、小さな赤ちゃんが我が家にやってくる。赤ちゃんは、もしかしたらお姉ちゃんのものを壊したり汚したりするかもしれないし、嫌な思いをするかもしれない。でも、我慢しなくても、嫌なら嫌って思っていいよ、と伝えている。怒ったりするのは自然なことだし、お姉ちゃんでも「子ども」としてのびのびと感情を伝えてくれればいい。

子どもらしく、子どものままでいろんな世界を見ていてほしい。そして、どんな子でも、子どもらしくいられる場所や時間がもっとたくさん増えたらいいなと思う。


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