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手仕事を愛するワケ

家族の影響と職人への憧れ

子供の頃から、私の周りには職人の家族がいました。彼らは自分の仕事に情熱を持ち、一つ一つの作品に誠実さと親しみやすさを込めて作り上げていました。今日、私がジュエリーブランドのデザイナーとして働く原動力は、彼らから受けた影響にほかなりません。

まず、私の父親は寿司職人です。子供の頃、よく父の働くお店に足を運んでいました。父の仕事をする姿を間近で見れたことは、仕事への愛情と誠実さ、お客様を喜ばせることへの情熱が伝わってくるのを感じることができました。その姿に心から憧れ、自分も好きなことで人々に喜んでもらえる仕事に就きたいと幼い頃から強く思うようになりました。

母親は、裁縫が得意で手作りのバッグや洋服を作るのが得意でした。子供の頃は母お手製の洋服が沢山あり、着るのがとても嬉しくワクワクしたことをよく覚えています。その手仕事による温かみが心地よく、大切に使っていたのを覚えています。今でも、孫である我が子のために、愛情たっぷりの作品を作り続けてくれています。

そして、祖父は靴職人でした。彼は非常に優しく、私にとって大好きな存在でした。お客様からの信頼も厚く、オーダーメイドの靴を作るのが得意でした。祖父の職場には、お客様一人ひとりの足の形に合わせた木型がたくさんぶら下がっており、その光景は今でも鮮明に覚えています。母の器用さは祖父譲りなのだと思います。

幼い頃から職人に対する憧れを持ち続け、今ではデザイナーとして職人と一緒に働くことに喜びを感じています。家族の影響を受け、私は手仕事にこだわり、誠実さと親しみやすさを大切にした作品を作り続けていきたいと思っています。これからも、お客様に喜んでいただけるジュエリーを作り続けることを目指して、日々努力してまいります!

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